MP3を聴く


Liquid Audio

 AAC : AAC(Advanced Audio Coding)は1997年4月に ISO 13818-7 として標準化された映像圧縮規格 MPEG-2 または MPEG-4 で使われる音声圧縮方式です。

 最大サンプリング周波数は96kHzで、使用できるチャンネル数は最大48チャンネル。MPEG-1 に採用された音声圧縮方式である MP3 よりも約1.4倍ほど圧縮効率が高いのが最大の特徴です。

 MPEG-2 または MPEG-4 と書きましたが、AACはもともと MPEG-2 の音声フォーマットとして開発が進められていたものです。

俗に MPEG-2 AAC 等と呼ばれますが、 MPEG-2 開発の過程で、下方互換性や機能の一部を取り去ることで圧縮率が向上することが発見され、これが1994年に「MPEG-2 Advanced Audio Coding(AAC)」として規格化されました。

 現在の AACは、MPEG-2 AACをさらに進化させ、MPEG-4 をベースとして Perceptual Noise Substitution や BSAC(Bit Sliced Arithmetic Coding) などの技術を加えた規格となってます。

 Liquid AudioのWebサイトからは専用の再生ソフトがDLできますが、これは拡張子「*.lqt」のLiquid AudioファイルやMP3を再生するだけでなく、オーディオCDから Liquid Audio ファイルへのエンコード機能も持っている強力なツールです。

 AAC のエンコード作業は、このソフトを使うのが一番手っ取り早いと思われます。

 Liquid Playerを使用し、エンコードしたファイルのサイズは2.39MB、(無圧縮のWAVファイルは40.2MB)

 ここで重要なのが音質はどうか?となりますが、以下に紹介するどのソフトを聴き比べても違いを解説するのは僕にはできません(泣。どれも同じに聴こえるんだもん…。


Real Audio

 インターネットのストリーミング再生といえば、Apple の QuickTime と並んで、RealAudio がその代表格に挙げられます。

 RealAudio は Progressive Networks社が開発した形式で、インターネットに本格的なストリーミング再生を広める役割を果たしました。

 その普及は、特に海外において顕著です。海外のWebサイトでは、NFLのヘッドコーチブリーフィングなど、30分近くあるようなロングインタビューが当然のようにアップロードされています。

これだけ長いとファイルサイズもかなりのものになるように思いますが、実際に使うとほとんど気になりません。なぜなら、ストリーミング再生でDLしながら再生されるので、ユーザはDLの待ち時間を事実上体感することが無いのです(回線速度にもよりますが)。

 圧縮には RealProducer Plus、再生には RealAudio Player という専用ソフトを使用します。プラグインを用意すれば Winamp などのプレーヤーでも再生することが可能です。

 RealProducer Plusを使用し、エンコードしたファイルのサイズは2.96MB、(無圧縮のWAVファイルは40.2MB)


Windows Media

 ポスト MP3 として Microsoft が提唱するストリーミング音楽再生技術が、拡張子が「WMA」または「ASF」の Windows Media いわゆる MS Audio です。

 ASF の特徴は、圧縮率の高さと音質のクオリティにあります。Microsoft によると「64kbpsに圧縮しても、MP3の128kbpsと同等の音質を実現する」というのだから、MP3 の半分のファイルサイズで済んでしまうわけです。

しかも、よりファイルサイズを小さくするためにサンプリングレートを下げたとしても、高域が落ちないようにうまく処理されて、できるだけ音質を落とさずにファイルサイズを小さくすることができるようになっています。

 再生に Windows Media Player を使うというのも、Microsoft ならではの強みです。
Windows Media Player Ver6.4 以降ならば、特別なソフトウェアを用意することなく誰でも気軽に MS Audio を再生できるというのは凄いことです。

 エンコードは Windows Media エンコーダ を使用します。

 変換は大きく分けて、オーディオやビデオをキャプチャして変換出力するライブソースと、AVI、WAV、MP3をASFに変換するファイル変換の2種類あります。

 残念ながらオールインワンタイプのMP3エンコーダのように、オーディオCDから直接ASFを作成することはできません。オーディオCDを「CD2WAV」などのツールを使って一度WAVに変換しなければなりません。

だけど、オーディオファイルを圧縮してプレイヤーで再生するだけなら、Windows MediaツールでASFファイルにする必要はありません。Windows Mediaのオーディオファイル形式「WMA」に変換すれば良いことなので、「WinAMP」や「CD2WAV」を使って直接 WMA へ変換してしまえば良いです。

再生も WinAMP で行うことができます。Windows Mediaツールには、MP3データをASFにするオプションもあります。ただし CODEC が別途必要になりますので、どちらにせよ Windows Mediaツールはインストールしておく必要があります。

 「WMA」と「ASF」という別の拡張子が出てきてややこしいことこの上無いですが、実態はどちらも Windows Media のことです。ただ、ASF はオーディオだけで無くビデオ画像などもサポートした総合的なファイルであるのに対して、WMA はオーディオ専用という違いがあるだけです。

 Windows Media エンコーダを使用し、エンコードしたファイルのサイズは3.66MB、(無圧縮のWAVファイルは40.2MB)


Sound VQ

 TwinVQはNTTが開発した音声圧縮のコーデックです。
これはファイルサイズを元データの1/18以下、MP3と比較しても1/2以下に圧縮することが出来るというものです。現在、ヤマハがNTTよりライセンスを受けて開発した「SoundVQ」が、TwinVQの技術を採用しています。

 SoundVQエンコーダとプレーヤーに分かれており、プレーヤーはウェブブラウザのヘルパーアプリケーションとして動作させることが可能です。受信側に音声データを残さないストリーム再生ができるので、勝手に音楽ファイルがコピーされることも無く、もちろん、受信側に音声データを残すような配信も可能です。

 インターネットの標準的なアクセス制限にも対応しているので、特定のユーザーだけに音楽データを配信することもできます。

 エンコードはファイルからファイルへの変換のみサポートしています。WAVファイルの他、AIFF、PCMの各ファイルをTwinVQにエンコードすることができます。CDからリッパーのように直接音源をSoundVQで取り出すことはできません。

エンコーダーにはWebページアップロードウィザードが付属していますので、誰でも簡単にインターネットでストリーミングコンテンツを配信できるようになっています。

 SoundVQで特筆すべきポイントはその圧縮率にあります。MP3や場合によってはMP3よりもファイルサイズが大きくなってしまうこともある Liquid Audio に比べて、20%ほどファイルサイズが少なくて済みます。YAMAHAの言うWAVファイルの1/20という数字は多少オーバーですが、音質を犠牲にせず圧縮率が高いフォーマットとして評価が高いと思われます。

 SoundVQエンコーダを使用し、エンコードしたファイルのサイズは2.28MB、(無圧縮のWAVファイルは40.2MB)


 画像のグラフは各フォーマットの比較用に用意したものですが、どれも同じ波形を描いてしまいました…。多分やり方が悪かったのだと思われますが まぁ参考程度に使っていただければ幸いです。

PC用眼鏡【管理人も使ってますがマジで疲れません】 解約手数料0円【あしたでんき】 Yahoo 楽天 NTT-X Store

無料ホームページ 無料のクレジットカード 海外格安航空券 ふるさと納税 海外旅行保険が無料! 海外ホテル