Mitsubishi

1990年半ばまで、三菱はWRCに挑戦し続けるも1勝すら挙げることが出来ないでいた。
しかし1994年から2000年に架けて、グループAランサーがその全てを変えた。
頑丈で信頼性のある4WDマシンは300馬力の2L エンジンを持ち、足りないのは勝てるドライバーだけだった。
そしてフィンランドのトミ・マキネンがランサーのステアリングを握ることになる。
屈強だったギャランに比べグループAランサーは240Kgも軽く、小型で軽快だった。ドライバーはそのハンドリングとキャラクターを好んだ。
それだけでなく、他の多くのライバルがワールドラリーカーに適合させる為に、車を変えることを決断してもランサーはグループAマシンに拘った。
事実、2000年シーズンまで改良されることは無かった。
1995年にチームに加わったトミ・マキネンはこのチームにこれまでに無い変化をもたらした。
96年に5勝を挙げ、97年4勝、98年5勝、そして99年に4勝して前人未到のWRC4連覇を達成した。
1998年には三菱にマニファクチャラーズタイトルをももたらした。
ランサーはケネス・エリクソンによって1995年スウェディッシュでWRC初優勝を飾る。
95年当時の車と2000年ワークスマシンは殆ど変わっていない。
しかし5年間でエアロダイナミクス、クーリングシステム、エンジン、そしてサスペンション等はグループAマシンの限界まで改良された。
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