Saab


 スウェーデンのラリーカーの歴史は非常に長く、1960年のRACラリーでエリック・カールソンの3気筒2ストロークエンジンのサーブ96が優勝したときまで遡る。

 その後10年以上、最後のV4エンジンのサーブが165馬力あった頃まで続く。

ファクトリーによって改良がなされた車は多少見栄えが悪かったが、依然として速かった。

 サーブのラリーカーには2つの時代がある。1967年までは841ccの2ストロークエンジンを使用していた。これは貧弱で75馬力しかなかったが勇敢なドライバーによって熱いレースを展開した。

 エリック・カールソンはRACで3勝していたし、モンテカルロでも2勝、ハイスピードを競うリジェ・ソフィア・リジェ ロードマラソンでも2度2位に付けていた。

 WRCレベルではカールソン、カール・マグナス・スコート、アキ・アンダーソンはギリシャ、スウェーデン、フィンランドとイタリアで優勝した。

 パワーがあろうと無かろうと、サーブは非常に早かった。恐らくドライバー達は殆どブレーキを使わなかったのだろう。

 1967年以降はもっとパワーがある4ストロークエンジンがこれにとって代わった。

 最初1.5LフォードV4は120馬力しか無かったが続く数年の間でさらに改良された。

RACラリーでは1968年のティモ・マキネン、71年のスティグ・ブロンクビストによる2勝はV4エンジンの全盛期だった。

 他にもフィンランド、ノルウェーやチェコ・スロバキアで優勝した。

 1972年コスワースエンジンのエスコートが240馬力出すようになってもサーブはエスコートに対抗出来る車であり、優勝の可能性も残していた。

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