友へ捧げるシリーズ

Cygwinの必要最低限 〜ついでにAUTOEXECも、ちょっと〜


●目次
・前書き
・そもそもCygwinとは
・金はとられるのか?
・で、どこでてにはいるのよ?
・では、インストール
・パスの追加
・AUTOEXEC.BATの説明 読み飛ばし可能
・gccとg77
・実践 (完全依頼人むけ)


●前書き
前回のiriaとか偽装とかに引き続き、今回はCygwinです。
今回の依頼主は、これまた学科の友人で、前回のiriaの依頼主以上に
世話になってる手前

「うんなもんしるか、てめぇでやれ」

ともいえなかったりします。
おまけに最近PC買った、

「はぁ?(゚Д゚)DOS窓ってなんですか?そんなオタク臭いへんなのは知りませんが?」

って感じのヒトなので(激しく誇張)、それも考慮に入れたうえで話を進めてみます。
いやまぁ、考慮に入れるだけなので、実際に誰にでもわかる文章になるかは未定です。
####ならねぇだろうな、多分。####

ちなみに学校でFORTRANをやってる関係で、自宅でもFORTRANを
やりたい、またCもできると尚善い、というのが依頼主の要望。
FORTRANだけでいいならSalfordだかなんだかのコンパイラが
ありますが、この際なのでCygwinを押しつけることにします。

まぁ、実際問題学校ではFORTRANの講義でUNIXつかってるんで、
Cygwinの方が都合がいいかも、というのがあります。


●そもそもCygwinとは
オレも詳しく説明しようとすると絶対にぼろがでるので、
適当且ついい加減、それでいてあまり問題がない程度に書くと、

「WindowsでUNIXの環境を使用する」

といった感じのプロジェクトみたいなもんです。
あ、いいわすれましたが、Cygwinっちゅーソフトがあるわけじゃないです。
Cygwinちゅーライブラリをつかってあれこれするみたいです。
ごめんなさい、よくわかりませんです、はい。

で、どーゆーことかっちゅーと、UNIXでつかわれるgccコンパイラや
bashシェルや(そういや大学じゃシェルとかそーゆー言葉おしえてねぇな)
lsコマンドなどをWindowsでも使いたいっつーヒトのために
それらをWindows用に作りなおした(?)モノです。

●金はとられるのか?
タダです、ダータです、ロハです。フリーウェア万歳。

●で、どこで手に入れるのよ?
ここ(http://sources.redhat.com/cygwin/)です。
ただ、ファイルサイズがやったらでかいので、近所にケーブルやらフレッツやら
常時接続ブルジョアジー回線及びCD-R所有者がいる場合は
ダウンロード代行を頼んだほうがいいかも。

で、トップページに在る
(http://sources.redhat.com/cygwin/setup.exe)
を手に入れたら、是を起動。起動の仕方がわからんというのは勘弁してください。

●では、インストール。
さて、インストールです。
もう気づいてるかもしれませんが、上記のsetup.exe、すげぇ軽いです。
何故か。それは必要なファイルをいまから落すからです。

とりあえずsetup.exeを起動して、NEXTをおして先に進みます。
すると、インストール方法を聞いてくる画面がでます。
ここで手元にCygwinツールが無い場合、つまりsetup.exeだけを
落した場合で、且ついますぐインストールしたい場合は
まん中の「install from Internet」を選んでください。

あとでインストールしたい場合は、多分一番上を選べばいいと思います。

で、てもとにそれらのファイルが在る場合、最下段の
「install from local dirctory」を選んでください。

で、ローカルディレクトリからのインストールを選択した場合
次にCygwinツールのあるディレクトリを聞かれるので
ファイル一式を全て同じディレクトリつーかフォルダに詰めて、
そのディレクトリつーかフォルダを選択して下さい。

#ちなみに、ディレクトリもフォルダも同じもんです。
#ただ、話の対象がそこに入ってるファイルか、それとも
#それ以下に配置される全てを指すのかによって使い分けてるっぽいです。
#前者の場合はフォルダ、後者の場合はディレクトリと言われることがおおいっす。


で、次にローカルディスク経由、ネット経由共にインストール先を
聞かれますが、何も考えずにデフォルトの「c:\Cygwin」のままで
先に進んでください。つか、面倒なんでいじらんといてください。

で、その後の質問に対してもなにも考えずにおっけーしといてください。
調べるのが面倒になったので調べませんが(最悪)多分デフォルトのまま
いけば悪いようにはならないはずです。

で、ぽぽぽんぽんと進めていけばやがてインストール作業がはじまるはずです。
無事終了したら、まぁとりあえず「c:\Cygwin」ディレクトリに
ファイルがずら〜っとできあがっているか否か調べてください。

出来上がってなかったら自分の胸に手を当てて、
なにか思い当たる節がないか考えてください。
まぁ、罪を悔い改めたからといって状況が改善されるとは思えませんが。

で、最終確認です。
このままでもつかえないこともないですが超弩級ウルトラマグナム使いにくいです。
そこでAUTOEXEC.BATというファイルにパスというモノを追加します。

●パスの追加
set Path=C:\Cygwin\bin;%PATH%

とくに考えずに、これをAUTOEXEC.BATにコピーしてください。
もしAUTOEXEC.BATのなかに既にこの記述があったばあいはコピー不要。

メモ帳でファイルの種類を「全てのファイル」ってやりゃあ
開けるので、適当にやってください。

で、AUTOEXEC.BATは起動時にしか読み込まれないので
ここで再起動。再起動後、「ファイル名を指定して実行」で
「bash」と入力し、なんかへんなのが起動したら成功。
しなかったら失敗。残念無念。


●AUTOEXEC.BATの説明 読み飛ばし可能
Windows9x(95とか98とか。MeDOS窓ないらしいし、知らぬ)を使うパソコンオタクとして
避けて通れないのが是です。逆に、ごくふつーにパソコンをつかっていれば
一生手を触れることがないとも思われるファイルでもあります。

これはWindows起動時に自動的に実行されるモノで、
環境変数とよばれる、まぁはやい話が種々の設定(はやくねぇか)や
DOSコマンドという過去の遺物(でもいまだに捨て切れない)でかかれた
命令が記述されて居たりします。

まぁ、実際には環境変数の指定が殆どかなぁ。少なくともオレは。

で、前述のパスです。スタートメニューの中に
「ファイル名を指定して実行」
というのがありますな。ここで「command」とか「regedit」
などと入れるとDOS窓とかレジストリエディタが起動します。

何故でしょう。

通常、ファイルを指定する場合はフルパスといって、
たとえば「C:\Windows\SYSTEM\MINI.CAB」のように、
ファイルの住所をフルに記入してやる必要があります。

でも、ある作業をやると前述のDOS窓などの用に
名前を入れるだけで本人がでてきやがります。

#そういえば「カッコウはコンピューターに卵を生む」という本のなかで
#CIAの捜査官が「宛て先はTJ(だっけ?)でいい、それで届く」という場面がありましたが、
#そんなもんです。

その作業の一つが環境変数パス(PATH)の設定です。
もう一つはレジストリに書き込む方法ですが、それについては
このコーナー(ゑぇち〜む)のなかにある「ランチャーを使わない生活」
のなかで説明してますので、そっち参照してください。

で、パスを設定する(以下、パスを通す、と記述〜)と
「ファイル名を指定して実行」で入力されたファイルの探索先に
パスを通されたフォルダが追加されます。
つまり、c:\cygwin\binにパスを通すと、入力されたファイルが
そのフォルダにないか、Windowsがそこに調べに行くわけです。多分。

なんか自分でかいててだんだんわけわからんようになってきたので、結論。

・パスを通せばそのフォルダに在るファイルを直接起動できる

で、パスの通し方ですが

set PATH=c:\cygwin\bin;c:\home
set PATH=%PATH%;"c:\program files\ateam"

のようにかきます。もしかしたら一番後ろにも\をつけくわえる必要があるかもしれんけど、
そのへんは適当に試してください。

パスは;で区切ることによって複数記述することが可能です。
また、一行がやたらと長くなってしまった場合は分割も可能です。
が、ここで単純にやると前の行で設定したパスが上書きされて無効になるので
%PATH%というのを置いて先にでたパス設定を引き継がせます。

また、途中に空白を含むフォルダを指定する場合はダブルクォーテーションで
くくります。で、当方未確認なんですが、間に空白を含むパスを記述した場合、
それ以降のパスが無効になるらしいので、そういう腐れたパスは最後に記述しましょう。


●gccとg77
と、ここにきてようやっと依頼の本体であるFORTRANにたどりつきました。
ここからさきはUNIXコマンドがわかっているということを前提に書きます。
まぁコマンドつっても移動(cd)と一覧(ls)、削除(rm)とかそんなもんですが。

c:\Cygwin\bin以下にはいろいろなexeファイルがありますが、
そのなかに「g77」ってのと「gcc」ってのが在ると思います。
前者がFORTRANコンパイラ、後者がCコンパイラです。

使い方は簡単。コマンドラインで

g77 (ファイル名)

とするだけです。基本的に学校のF77と同じな > 依頼人
gccも同じ。


つってもこれだけじゃわからんと思うので、

●実践 (完全依頼人むけ)

まず「ファイル名を指定して実行」で「bash」と入力。
すると真っ黒の画面に文字とカーソルがちょこんとでてる窓がでる。
あれだ、学校でつかってるTeraTermの画面と同じ。白黒反転してるけど。
で、FORTRANのソースファイル(FORTRAN言語で書いたファイルのことな)
のあるフォルダに移動。たとえば「c:\FORTRAN」つフォルダに入ってるとしたら

cd c:\fortran

な。ちなみにbashには入力補完という便利な機能がついていて、
途中まで入力してTabキーをおすと残りの文字を勝手に入力してくれる。
たとえば

cd c:\for

あたりまで入力してTabをおすと、一気に「cd c:\FORTRAN」と入れてくれる。
また他にも似たようなフォルダやファイル(Forwardとか)が有る場合は
それらを候補として表示してくれる。

で、目的のフォルダに移動して、前述の方法でコンパイル。


●こんなヘタレよりもよっぽど参考になるページ
Project Heavy Moon
(http://www10.u-page.so-net.ne.jp/fa2/riue-s/index_ja.html)
ここにあるCygwinユーザーズガイドが参考になります。rpmも。

Nacelle
(http://www.aurora.dti.ne.jp/~naotaka/)
Windows全般にわたって詳しく、丁寧にかかれています。



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