振り飛車について


私は対振り飛車の経験はほとんど無いのだがどちらかというと居飛車持ち。

かなり矛盾している。振り飛車は好きなのだが居飛車の対策の方が上をいっている気がしてならない(だからといって対振り飛車やりたいとは思わないのだが..)。

具体的に私の考えを述べてみます(一般論ではありません。戯言です)。


そもそも居飛車VS振り飛車といえば居飛車の「急戦VS振り飛車の反撃」という図式だった。

居飛車が急戦にいくと振り飛車の角の位置の都合上玉を7筋(3筋)で戦わなくてはならない。玉の堅さを仮に五分としても一筋戦場に近い居飛車の方が互角の終盤ではどうも分が悪い。

もちろん急戦で振り飛車に挑めば序・中盤で居飛車が指しやすくなる率は高い。リードを保ったまま勝ちきるのが醍醐味ではある。しかし、どうしても玉が薄く逆転されやすい(もともと振り飛車の玉が堅いので正確には逆転とはいえないけど)。


そうした中で居飛車が持久戦を選ぶようになった。位取り、左美濃、居飛穴。

どれも振り飛車の玉の堅さに対抗する手段。ただ、位取りには振り飛車の対策が進み、左美濃・居飛穴には藤井システムがあり簡単に居飛車が勝てるわけではない。

ここまでは良い。これらの展開は定跡書でも数多く扱われ振り飛車主体の定跡本が多い現状では振り飛車党が多いのも当然だろう。ただ気になるところはある。

私の考えでは振り飛車が戦えるのは角筋のおかげだと思っている。極論すれば振り飛車の角筋が 居飛車の玉方向に利いていることが全て。

だからこそ居飛車急戦では居飛車は玉を深く囲えないし藤井システムなどその典型的な形であろう。

そもそも居飛車の飛車先は伸びているし、そのため振り飛車側はへたに角をうごかせない。その角頭をまもるため(振り飛車が後手番なら)△4三銀としなくてはならない。その銀を△5二銀など玉の守りに使うと仕掛けの権利は居飛車のものとなる。

振り飛車としては角筋を活かして居飛車が玉を固めるのを牽制しなくてはいけないと思う。居飛穴にがっちり組まれると振り飛車の角筋が活かせず唯一の振り飛車の利点は消え勝ちにくくなるのだろう。


そう考えると居飛車としては角筋がきにならない駒組みにすれば良いことになる。

そしてそれが可能であるということが初めでも述べたとうり居飛車持ちという理由である。


優秀だと思う対振り飛車戦法を研究2で紹介しています。


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