玉の堅さ


将棋の格言に 「攻めは飛・角・銀・桂、守りは金銀3枚」 というのがある(もはや過去の格言?)。

「玉を矢倉や美濃囲いなど金銀3枚で囲って攻めは飛車・角・銀・桂馬の4枚を使って攻めなさいよ」ということなのだが最近は違う。

もちろん矢倉や振り飛車対急戦など当てはまることの方が多いけど・・

対振り飛車の持久戦や横歩取り8五飛戦法は 「攻めは飛・角・桂、守りは金銀4枚」 となる。

例えば図1や図2。


















図1は先手が4枚の金銀で固めた穴熊、図2は後手が金銀4枚の中原囲いという戦型。

本来 「攻めは飛・角・銀・桂、守りは金銀3枚」 というのは攻めは4枚以上の駒使って攻めないと駄目という意味も含まれていると思うのだが、飛車と角と桂馬の3枚の攻め駒でもなんとかなってしまうから恐ろしい。

例えば図1の局面では後手が△8三銀ならば▲2四歩△同歩▲3五歩△同歩▲同角△3六歩▲3四歩で手になってしまう(というよりこう進んだら先手勝ちでしょう)。図1の局面は作った局面なので現われることはないと思うが・・

図2の局面はプロの将棋でもありえる局面。後手の攻めは飛車と角と右側の桂馬の3枚だけなのだがなんとかなるから恐ろしい。

この局面だけに限らずとにかく玉が堅い方が勝つ率はあがるだろう。単純に攻めあえば自玉が堅い分相手玉を先に詰ますことができるからだ。

もっとも穴熊の姿焼き(かたーーい穴熊玉のまま攻めが切れてしまう形)などみじめな負けもあるし、読みが荒くなるので上達の妨げにはなるだろうが・・


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