Campus〜桜の舞う中で〜
私「私達のやりとりが一部の方に評判らしいですよ」
裏「はっはっは、俺のおかげだな」
私「激しく違うと思いますけど・・・まぁいいです」
裏「そう、いいんだ。それよりも・・・」
私「それよりも?」
裏「キャンパスですな」
私「キャンパスですね」
裏「このゲームは俺はお気に入りなのだよ」
私「そうなんですか、初耳です」
裏「ヒロインがなんとも言えずいいねぇ」
私「はぁ・・・」
裏「私を描いてくださいませんか?」
私「描きません」
裏「特別な人だからだよ」
私「貴方は特別でも何でもないので」
裏「お荷物なんだもん」
私「えぇ、確かに貴方はお荷物以外の何者でもありません」
裏「あんぱんっておいしいよね」
私「私は甘いパンよりカレーパンやコロッケパンの方が好きですから」
裏「あんぱんとあんまんって響きが似てるよね」
私「・・・それはちょっと」
裏「あんぱんは命の・・・」
私「それは本当にまずいと思いますよ。本当に・・・」
裏「うん・・・やめとく」
私「賢明な判断です」
裏「・・・・・・・・・」
私「・・・・・・・・・」
裏「というか貴方の心を代弁したんだけど・・・」
私「私の代弁? 何言ってるんですか貴方は?」
裏「だって、あんたCanvasと名前にてるから買ったんだろ?」
私「・・・う」
裏「Canvasはシナリオではあまり満足できなかったがヒロインが良くて結果嬉しかったんだろ?あぁ?」
私「はぁ・・・まぁ・・・」
裏「それで、これも買ったと・・・わかってるんだよ、これもヒロインはかわいいからそれなりに満足できるかなって・・・はっ(失笑)浅はかですなぁ・・・」
私「・・・・・・・・・」
裏「と、前置きはこれぐらいにして、早く書いちゃえば」
私「貴方に言われなくても書きますよ(最初弱気だったのにいつのまにか盛り返されて・・・)」
裏の私が言うとおり、Canvasやってもう1つ同じ名前のゲーム(スペルは違いますが)あるということを知り、早速購入したゲームがこれです。価格も確か二千円もしなかったと思います。ヒロイン・・・かわいいというよりは綺麗という言葉が似合いますね。
結果だけ先に言ってしまうと、良かったのはヒロインだけだったわけで・・・。シナリオ、システムともにあまり・・・いや、全然駄目です。
というかぶっちゃげやられました。
金返せ!!
このくらいのレベルの駄目駄目度です。という感じのゲーム・・・ストーリーはこうです・・・。
「お前は舞子の兄として、妹を守ってやらないといけないんだぞ」 初めて彼女と遭った日、にこりと笑って俺の頭を撫でてくれた親父。それは半ば遺言として、俺をがんじがらめにした。
あの日以来、俺は尊敬する親父の遺言を忠実に守る守人になったんだ・・・
隆景のもとに、田舎から彼の後を追って義妹の舞子が、同じ大学に進学してきた。
1人暮らしも気楽で気に入っておた隆景だったが、これからは可愛い義妹とのふたりの生活が始まろうとしている。それも悪くはない。
邂逅は続く、かつての恋人の面影を持つ少女優夏。挙動不審な上、名字を教えてくれない変な女の子奈穂。道端で偶然出遭ったことをきっかけに、恋愛相談を迫る智里。凍り付くような雰囲気を持つ謎の巫女彩女。
幼なじみの麻由美と省吾をひっくるめての新しいキャンパスライフが今始まる。
ヒロインの設定的には何ら問題がないですね、とても一般的だと思います。
ただ、さっきのストーリーとこのキャンパスライフが全然リンクしていない点にかなりの問題があるかなと。
私は最初普通にやって・・・そのままバッドエンドに言ってしまったのですが、そのバッドエンド・・・
言葉どおりです!!
本当にバッドになりますからね。まず主人公が死にそして、もともとの身体の弱かった舞子も死んでしまいます。
・・・・・・すごい展開ですね。
誰も攻略できない=主人公死亡
なんか親父との安易な約束でこんな目にあってしまうとは・・・すごいゲームです。
二回目からは・・・一応攻略できたのですが、ストーリー展開が全く理解できないです。え・・・?え・・・?という間に攻略が進みいつのまにか終了というケースが何個もありますから。またヒロインそれぞれにもいくつかエンディングがあるようなのですが、それさえも理解が全く出来ないです。
そして選択肢が一番不可解でして・・・
この主人公もしかして頭弱い人!?
と思ってしまうくらい、その前の会話と選択肢の会話の辻褄があっていないんですよ。しかもこの隆景という主人公どうやらとっても人気があるようなのですが、硬派でという認識もあるみたいでして。しかし、ゲームやってるとそんな硬派な一面は全然出てこないわけで・・・。
またしても設定と行動が一致していないとはいかなることか
ここらへんからどれだけこのゲームがお勧めできない理由がわかるでしょうか。結局普通の恋愛ゲームならそういえばいいのにという思いがふつふつと・・・。
先輩も普通に定番のボケボケの先輩ですし・・・。
まぁこんなゲームですからどのヒロインがいいかなんて・・・決められないわけで・・・それでも強いていえば、彩女なわけですが、多分・・・
巫女さんですからね!!
それ以外に理由などないわけで・・・
こうなってしまうと、普段から属性がないだの言ってる割に実はあるじゃないかという指摘があるかもしれませんが、強いていうならですから、ないといえばないんですよ・・・言い訳かもしれませんが。
そして、唯一面白い展開があるとすれば、智里でしょうか・・・。この方分岐によっては大笑いの展開になるもので・・・。勿論、ヒロイン立花智里としても出来るわけですが、実は・・・
変装だったりする!?
いやいや、これにはまいりましたよ・・・。一緒に外歩いていたら躓いて転んでしまうんですが・・・って・・・
げえぇぇぇ〜〜〜〜!!
か・・・かつらだぁ!!
お腹一杯になりましたよ・・・。
こんな展開誰が予想したでしょうか・・・。智里なんて女の子はいなくて全て・・・幼なじみの麻由美の変装だったと・・・こういうことです。
主人公は激しく怒っていたようですけど・・・
私は大笑いでした♪♪
こんな展開はよめるはずもなく、何しろ面白い・・・。これでこの作品は少しだけ許す気になりました。
総括です・・・少しだけ許す気になったとはいえ・・・
不満なことには変わりないんで!!
お勧めできるゲームではないかなと・・・ゲームやるときにビデオモードを640×480に変えるのもめんどくさいですしね。ヒロインが綺麗なのは認めるんですけどね・・・。駄目なゲームの理由の1つとしてシナリオがついてきてないなぁと・・・。こんな感じですが・・・どうでしょうか。
裏「毒だね」
私「そうですね」
裏「いいところないの」
私「そうですね、これといって・・・まぁ上記の通りヒロインはかわいいですけど」
裏「ふむ・・・そうか」
私「・・・・・・・・・」
裏「今回は俺もあまり言うことなくてな・・・同意見だし」
私「おぉ、久しぶりに意見が合いましたね」
裏「まぁ、今回はな」
私「なるほど、それは光栄ですね」
裏「調子に乗るな、まだいいたいことはあるんだ・・・」
私「はぁ・・・何でしょうか」
裏「勧められない、ゲームを紹介する必要あるの?」
私「それは・・・私みたいに折角ゲーム買ったのに不満が残る方を増やさないために・・・」
裏「題名が似てるからこのゲームもいいだろうと思って買うのはお前だけだ!!」
私「う・・・」
裏「今度はもっと知名度が高いのを書きなよね」
私「善処します・・・」