仮装パーティー(第二話)

 

 

居間に戻ると、料理そっちのけで柚木と澪が飾りつけをしていた。

 

「ねぇ、澪ちゃんそっち持ってくれる?」

 

『わかったの』

 

スケッチブックと飾るものを交互に持って、澪が大変そうに作業していた。

 

「おい、何してるんだ?」

 

「見てわかんないの。やっぱりパーティーといったら飾りつけでしょ」

 

「・・・・・・」

うんっ、うんっ。

 

「いや、それは分かる。何で料理手伝ってやんないんだよ」

 

「だって、茜が手伝わなくていいって言うんだもん」

 

「・・・・・・」

・・・うん。

 

澪も少ししょんぼりとしながら頷く。

 

「茜、なんでそんなこと言ったんだ」

 

茜は柚木の方を見ながら、

 

「詩子はつまみ食いばかりするんです・・・」

 

・・・なるほど。

 

「お前が悪いんじゃないか」

 

「えへへ・・・やっぱり」

 

「それから、今作っている料理は澪には・・・その、難しいと思ったので」

 

「それは・・・しょうがないな。柚木と違ってやる気だけはあったんだよな、澪」

 

「・・・・・・」

うんっ。

 

澪は照れながら笑う。

 

「なら、俺みたいに何か手渡す役みたいのをやらせればいいじゃないか」

 

「澪は浩平と違ってやる気があります。だから他のことやってもらおうと思っただけです」

 

「じゃあ、俺も・・・」

 

ソファに行こうすると、袖を掴まれる・・・。

 

「浩平は手伝ってください」

 

「いや、俺も役に立たないし・・・」

 

「浩平は向こうに行ってもやる気はありません」

 

「決め付けるな、俺は今むしょうに飾り付けしたいぞ」

 

「こっちは人手足りてるわよ。あたしと澪ちゃんでやるから」

 

向こうから非情な声が上がる。

 

ぐいぐい・・・。

 

「何だ、澪?」

 

『あのね』

 

『手伝わなくていいの』

 

「・・・・・・」

にこにこ・・・。

 

「澪・・・わざわざこっちまで来てそんなこと言いにこなくていい」

 

「・・・・・・」

うんっ。

 

「じゃあ、浩平はここにいてください」

 

「うっ・・・わかった」

 

拒否権はないようだ。

 

「ところで、後どのくらいで出来るんだ?」

 

持久戦なのを覚悟しつつ、聞いてみる。

 

「後は、オーブンで焼くだけのものですから、もう少しで終わりです」

 

「もう少しってどのくらいだ?」

 

「・・・・・・もう少しです」

 

「いや・・・だから時間的にだいたい・・・」

 

「オーブンに入れれば終わりです」

 

「その下ごしらえはどのくらいかかるんだ?」

 

「・・・塩と胡椒を取って下さい」

 

「わかった」

 

もう少しという時間が少しでも早く来るよう祈るか。

 

「じゃあ、澪ちゃん今度はこっちね」

 

『わかったなの』

 

向こうは頑張ってるな、勿論茜も頑張っているんだが。

 

「うーん、これにしようか?」

 

「・・・・・・」

うんっ。

 

柚木と澪が居間においてある割と大きめな観葉植物を見ながらぶつぶつ言っている。

 

そして・・・・・・飾りづけをし始めた。

 

「おい、2人とも何やってんだよ」

 

「ツリーの飾り付け・・・ねっ、澪ちゃん」

 

「・・・・・・」

うんっ、うんっ。

 

「それは、ツリー用の木じゃないだろう」

 

「いいじゃない、雰囲気だけでも」

 

雰囲気でるのか・・・それで。

 

それに加えて、クリスマスとは全然関係ないものを取り出し、飾り始める。

 

・・・絵馬や短冊だった。

 

もう、何も言うまい。

 

「茜、俺にも何かやらしてくれ」

 

「この料理は浩平には無理です」

 

「じゃあ、何か簡単なものでいいから」

 

「何で急にやる気なんですか」

 

「いや、あれ見てたら何となく」

 

柚木と澪の方を顎で指しながら言う。

 

「そうですか。ではサラダをお願いできますか、もう野菜は切ってあるので好きなように並べてください」

 

「あぁ、わかった。斬新な並べ方を・・・」

 

「真ん中にはチキンを置きますから変な置き方はしないでください」

 

「・・・わかった」

 

とりあえず、作業に徹することにしよう。

 

単に野菜を並べるだけなので何てことない作業なのだが、ここはやはり俺のオリジナリティを出さなくては・・・。

 

・・・・・・・・・。

 

・・・出来た。

 

「どうだ、見てくれ茜」

 

茜がこちらを向く。

 

「この素晴らしい出来はどうだ。外側はレタスを贅沢に使い、色彩を保つためプチトマトと千切りにした人参を・・・」

 

「・・・普通です」

 

「レタスの中にって・・・普通・・・なのか」

 

「・・・はい、普通です」

 

「何で?」

 

「何でと言われても・・・」

 

「何だ、折角頑張ったのに・・・」

 

「でも、助かりました。ありがとうございます」

 

茜が笑って言う。

 

「あ・・・あぁ」

 

これだけでも、頑張った甲斐があったかな・・・。

 

「後はオーブンで焼くだけです」

 

「そっか、じゃあ後は・・・」

 

ぐいぐい・・・。

 

「ん・・・」

 

振り向くと澪がいた。

 

『ケーキ作るの』

 

「あぁ、そうだな」

 

「・・・・・・」

うんっ、うんっ。

 

でも、この台所にこんな人がいても仕方がないな。

 

「じゃ、頑張ってくれ。俺はソファで休んでる」

 

「ケーキ作らないんですか?」

 

「あぁ。こんなに人がいても邪魔なだけだろ。下ごしらえもしてあるみたいだし、茜と澪にまかせるよ」

 

『頑張るの』

 

「あぁ、頑張ってくれ。後、茜は柚木がつまみ食いしないように見ててくれ」

 

「わかりました」

 

「何よ、私がそんなことすると思ってるの」

 

「さっき、食べていたじゃないですか」

 

「う・・・あれは、味見をね・・・」

 

・・・苦しいいい訳だな。

 

「じゃ、頼んだぞ。俺はソファでだらだらしてるから」

 

と、言い残しソファへ座りゆっくりとする。

 

・・・それにしても・・・変なクリスマスツリーだな。

 

まず・・・葉っぱがでかいのはなんとかならんのか。

 

その前に、この植物に飾るということ自体間違っているのだが。

 

クリスマスと関係ないものまであるしな・・・。

 

短冊や絵馬・・・しかもちゃんと願いごとが書いてある・・・えっと、なになに、

 

『もっと、演技が上手くなりたいの』

 

これは、澪だな・・・ちゃんと普通の願い事をしている。

 

こっちの絵馬は、

 

『玉の輿♪♪』

 

・・・柚木か。

 

ツリーに似合わない飾り物は取ろうと思ったが、ちゃんと願い事も書いてあるみたいだし、やめておこう。

 

「浩平・・・」

 

エプロンを外した茜が声をかけてきた。

 

「あれ、もう準備終わったのか」

 

「はい、今はオーブン使ってますけど、その後にケーキを焼きます」

 

「そっか、ご苦労様」

 

ぐいぐい・・・。

 

澪がねっ、ねっ・・・と催促するように袖を引っ張る。

 

「ん・・・」

 

『衣装着るの』

 

「そっか、今の間に着替えるか」

 

「・・・・・・」

うんっ、うんっ。

 

澪が嬉しそうに衣装を渡していく。

 

・・・色だけじゃどんな服かわからないな。

 

「わぁ〜楽しみだね、茜」

 

「・・・はい」

 

茜はちょっと複雑そうだな。

 

「ねぇ、何処で着替えたらいいの?」

 

「そうだな、みんなでせーので見せ合いたいしな」

 

何かいい手は・・・。

 

「そうだ、みんな別の部屋で着替えて毛布を羽織ってここに来るってのはどうだ?」

 

「あっ、それいいね〜」

 

「・・・・・・」

うんっ、うんっ。

 

「じゃあ、毛布持ってくる」

 

・・・後は、何処で着替えるかだよな。

 

俺の部屋と洗面所と・・・1人居間に残って・・・。

 

後は・・・トイレか。

 

多分俺になるんだろうな。

 

・・・・・・・・・。

 

「ほら、もってきたぞ。後、着替える場所だけど、ここと俺の部屋と洗面所とトイレだ」

 

「あたし、ここ」

 

真っ先に柚木が声を上げる。

 

「私は浩平の部屋でいいです」

 

『洗面所でいいの』

 

次々と声が上がる。

 

「あぁ、じゃ俺は・・・」

 

「もう、1つしか残ってないよ」

 

・・・やっぱり俺はトイレなのか。

 

「よし、茜、一緒に着替えるか」

 

「絶対に嫌です」

 

「冗談だよ。じゃ、着替えてここに集合だな」

 

みんな衣装を持って部屋に行く。

 

俺も行くか・・・トイレに。

 

・・・トイレに入り、衣装を広げてみる。

 

・・・何だこれ・・・学ランか。

 

いや、学ランにしては、短い・・・俗にいう短ランというやつか。

 

とりあえず、着てみるか。

 

・・・トイレで着替えるのはかなりめんどくさいな。

 

・・・・・・・・・。

 

うーん、短ランとはいえ高校は学ランじゃなかったから何だか新鮮だな。

 

さて、毛布を羽織って行くか。

 

あ・・・でもまだ柚木が着替えてるかも知れない。

 

・・・いいか、もし着替えてたら役得ということで。

 

いや、茜に知られたら何言われるかわからん。

 

柚木に至っては何か奢らされそうだな。

 

一応ノックだけしとくか。

 

コンコン・・・コンコン・・・

 

「柚木、もう入っても大丈夫か?」

 

「折原くん?いいわよ」

 

ガチャ・・・

 

戸を開けると毛布を羽織った柚木がいた。

 

「ねぇ・・・」

 

「何だ?」

 

「澪ちゃんってどういう考えで服選んだの?」

 

「いや、俺にもわからんが・・・気に入らなかったのか?」

 

「ううん、そういうわけじゃないんだけど・・・演劇部ってこういう衣装があるんだなって思って」

 

・・・それは同感だ。

 

ガチャ・・・

 

「ん、澪か」

 

澪はスケッチックに何か書こうとしてるがそうすると羽織っている毛布がはだけてしまうようで苦労していた。

 

「澪、スケッチブックはいいぞ。茜がくるまで待とう」

 

「・・・・・・」

うんっ。

 

「何か3人で毛布羽織っていると何か変な感じね」

 

「それは、言うな」

 

そう・・・これはまるで、

 

「クリスマスなのに電気とか止められて寒そうにしてる寂しい家族みたいだな」

 

「折原くん、自分で言うなっていったのに・・・」

 

「・・・・・・」

う・・・ん。

 

「あ・・・すまん、そうだったな」

 

「ねぇねぇ、澪ちゃん。これって、澪ちゃんが選んだんだよね?」

 

「・・・・・・」

うんっ、うんっ。

 

「こういう衣装で舞台やったりするの?」

 

「・・・・・・」

うんっ。

 

「ふぅ〜ん、どんな舞台か見てみたいわね」

 

・・・俺もそう思う、これ着て何の劇やるのかかなり興味がある。

 

「それにしても、茜のやつ遅いな・・・」

 

「そうね・・・」

 

俺はあの狭いトイレで着替えたわけだし、結構着替えるのに時間がかかっていると思うのだが。

 

「ちょっと、見てこようか」

 

「馬鹿、あんたが行ってどうすんのよ。あたしが見てくるから」

 

柚木が席を立つ・・・。

 

ガチャ・・・

 

「あっ、来た。茜、遅いじゃない」

 

「・・・・・・」

 

扉だけ開いて入ってこようとしない。

 

「茜、何やってるんだ」

 

「・・・・・・」

 

顔だけ出した。

 

「あの、これ・・・本当に見せ合うんですか?」

 

「当たり前だろ。みんな着替えたんだから」

 

恥ずかしがっているのか・・・なかなか入ってこようとしない。

 

「茜・・・毛布羽織っているんだから入ってきてもいいんじゃないのか」

 

「・・・はい」

 

すごすごと茜が入ってくる、これで全員揃ったな。

 

「よし、せ〜ので毛布取るぞ」

 

「あの、ちょっと待ってください」

 

「どうした、茜?」

 

「いえ、あの・・・ちょっと恥ずかしくて・・・」

 

・・・そりゃ恥ずかしいだろう、なんたって茜の衣装選んだのは他でもない俺だからな。

 

どんな服かは分かっている、あれは・・・恥ずかしいと思うだろう。

 

澪が選んだなんていわなければ着なかったはずだ。

 

「いや、みんな着替えたんだし。それと折角澪が選んでくれたんだから見せないと」

 

「・・・そうですね。わかりました」

 

「じゃあ、毛布取るぞ・・・せ〜の・・・」

 

バサ・・・バサ・・・バサ・・・

 

「・・・・・・・・・」

 

・・・生きてて良かった。

 

「わぁ〜・・・茜良く似合ってるよ」

 

「・・・・・・」

うんっ、うんっ。

 

「はい・・・あ、あの・・・澪と、詩子もよく・・・似合っています」

 

茜は恥ずかしそうに返事を返す・・・。

 

茜の衣装は・・・サンタの格好だ。

 

しかも・・・スカートが短いというすごい衣装なのだ。

 

勿論ニーソックスはお約束である。

 

「茜、よく似合ってると思うぞ」

 

「・・・あのあんまり見ないで下さい。恥ずかしいですから」

 

更に顔を赤らめて茜が返事を返す・・・これがまた・・・。

 

「折原くん、何茜ばっかり見てるのよ。こっちの感想がまだなんだけど」

 

そうだったな。

 

茜ばっかり見てたから、2人のよく見てないんだった。

 

「わかった、わかった・・・」

 

柚木の衣装は・・・何だこれ。

 

「柚木・・・それ、巫女さんが着るやつか?」

 

「うーん、そうだと思うんだけど・・・それにしては下の方が短い気がするのよね」

 

柚木も首を捻りながら答える。

 

「でも、お前が持ってるそれ・・・巫女さんとかが持ってるやつだよな?」

 

お払いとかをする時に使うと思われる、木の棒に白いひらひらしたのをついてるやつを指す。

 

「そうよね。ねぇ、澪ちゃん、何でこんなに下短いの?」

 

『あのね』

 

『そういうコンセプトなの』

 

・・・そうですか。

 

「ふぅ〜ん。かわいいし、いっか」

 

「それで、澪はそれ法衣なのか?」

 

澪は青っぽい法衣を着ていた。

 

「・・・・・・」

うんっ、うんっ。

 

『あのね』

 

『これは、カソックっていうの』

 

「そっか、で・・・何でそんな物騒なものを持っているんだ」

 

澪は左手に剣を持っていた・・・しかも指の間に挟んで3本も・・・。

 

『これはね』

 

とだけ、見せると何やらスケッチブックに黙々と字を書きだした。

 

・・・思ったのだが、字を書くときくらい剣を置けばいいのに・・・見ていて書きにくそうだ。

 

『普通の剣じゃないの』

 

『火葬式典と鉄甲作用を複合させた黒鍵っていうの』

 

・・・はい!?

 

『これでね、六回は吸血種を倒せるの』

 

「あの・・・澪、全然話しがわかんないんだけど、神父さんってことでいいんだよな?

 

「・・・・・・」

ふるふると首を振る。

 

『ちょっと違うの』

 

『代行者っていうの』

 

「わかった・・・もういい。一応それ振り回すのだけはやめてくれな、危ないから」

 

「・・・・・・」

うんっ、うんっ。

 

「浩平のは、学ランなんですか?」

 

「一応そうみたいだが、いわゆる短ランというやつだな」

 

「あんただけ結構普通なのね」

 

「あぁ・・・」

 

この中では割とまともな方だった。

 

ぐいぐい・・・。

 

「何だ、澪」

 

澪が紙切れを渡してくる・・・。

 

「何だこれ」

 

紙切れには何やら文章が書いてあった。

 

『読んでほしいの』

 

・・・澪の言ってることは意味がわからない。

 

とりあえず、文章を読めばいいようだ。

 

「えっと・・・炎が俺を呼んでるぜ!?」

 

「「「・・・・・・・・・」」」

 

「・・・・・・」

にこにこ・・・。

 

澪は1人で喜んでいるようだ。

 

「何それ、くっさい台詞〜」

 

・・・言い方はむかつくが、同感だ柚木。

 

「あの・・・もう見せ合いっこも終わったことですし、着替えてもいいですか?」

 

やはり、恥ずかしいのか茜がそんなことを言う。

 

「おい、それじゃ意味がないだろ。今日はこれでいること」

 

「でも、この格好じゃ寒いです」

 

「そんなのはエアコンの設定温度を上げればすむことだ」

 

すぐにピッとリモコンで操作をする。

 

「これで、寒くなくなるだろ」

 

「・・・はい、でも恥ずかしいです」

 

「いいじゃないか、似合ってるんだから」

 

「・・・・・・」

 

・・・うつむいてしまった。

 

「ねぇ、そろそろご飯食べない?お腹すいちゃって」

 

「・・・・・・」

うんっ、うんっ。

 

「そうだな、そろそろ焼ける頃じゃないのか」

 

「そうですね、見てきます」

 

「じゃあ、その間にうちらが作った料理を並べるか」

 

ぐいぐい・・・。

 

「ん・・・」

 

『あのね』

 

『シチューを作ったの』

 

『だから、暖めたいの』

 

「じゃあそうしてくれ。ほら柚木も手伝えよ」

 

「わかってるわよ・・・」

 

こうして、みんなが作ってきた料理を並べる・・・。

 

茜の作った料理は別格として・・・柚木のは食べれるんだろうな・・・。

 

 

続く

 

 

 

 

あとがき

ごめんなさい、今回で終わらすこと出来ませんでした。私お得意の自分の勝手の設定変更が炸裂してしまいました。書いてるうちにこれはちょっと手間取るなと考え、衣装も見せ合ったことですし、ここで切ることにしました(本当に自分勝手)。衣装・・・分かって頂けたでしょうか。茜以外は『黄昏フロンティア』さんからでている「EFZ」の澪の衣装の数々です。なんか、ここのところ書いてるときすっごいのりのリで書いていた私がいましたけど・・・。今回、何かシリアスな部分何もありませんでしたね。まぁ、パーティーの準備の過程ということで許してください。では3話でまたお会いしましょう。次こそ完結です。

 

SSのコーナーへ   第三話へ

 

 

SSのコーナーへ

Gポイントポイ活 Amazon Yahoo 楽天

無料ホームページ 楽天モバイル[UNLIMITが今なら1円] 海外格安航空券 海外旅行保険が無料!