月姫

 

 

同人ゲームをひとつでもやったことがあるなら、この名前は聞いたことがあるでしょう。「ＴＹＰＥ　ＭＯＯＮ」さんが作られた同人ゲームの中でもトップクラスに位置するゲームです。私も１回は同人ゲームをやったことがあるということで、これはやらないと駄目だということに気付き、早速買いに行きました。しかし、時期が悪かったせいか、もう次期作「歌月十夜」が発売されていた頃でして。悩んだあげく、

 

 

 

 

 

 

全部買いました。「月姫」と「歌月十夜」と「月姫―プラスディスク―」をね

 

 

それでもやはり安い、これでコストパフォーマンスが高いというのだから大したものです。まず始めて思ったことは音楽がとてもいいというところですね。メインメニューで流れる音楽がとても良くゲームを始める前にしばらく聞いていましたから。そして、オープニングを見る・・・・・・わからない、全然内容が理解できなかった、この時点では。この内容がわかったのは、「歌月十夜」のおまけシナリオを読み終わってからですから。でも解ると、あぁなるほど、とものすごい納得いく部分がたくさんあり、これはこれでありだなと思いました。

 

 

ストーリーは本編の説明を借りると、

 

子供の頃の怪我の後遺症で、「モノの壊れやすい線」が見えてしまう主人公「遠野志貴」は、３年間預けられていた家を離れ、実家へ戻ることとなった。古い洋館での、すでに他人のような妹、そして二人の使用人との新しい生活が始まる。時を同じくして多発する猟奇殺人事件。被害者は一様に全身の血液を抜かれていた。ある出来事をきっかけに、志貴は吸血鬼達の壮絶な戦いに巻き込まれて行くことになる。

 

純白の吸血鬼は微笑む。

 

「私を殺した責任、とってもらうからね」

 

 

こんなかんじです。怪奇ノベルというと葉っぱさんが作られた「雫」や「痕」を連想しますが、これもそんな感じのゲームでした。とりあえず、予備知識も何もないままにプレイ・・・適当にやっていたら知らない間にシエル先輩ルートに突入していました（まぁ適当にやりながらも秋葉は最初には攻略するまいと思ってましたが。でも秋葉って最初攻略できたかな）。そしてあえなくバッドエンドとなりました。あーあと思っていたら、

 

 

 

 

 

 

何と知得留先生の授業が！！

 

 

 

何でバッドエンドになったのかを教えて頂きました。シエル先輩は何か先生やってる方が個人的にはいいなぁと思いましたです。このシステムと一度読んだメッセ―ジをスキップのシステムはとても素晴らしいですね。万が一セーブをとってなくてもすぐに戻れますから。次々とヒロインを攻略してるうちに（シエル→アルクェイド→秋葉→翡翠→琥珀の順）思ったことは、

 

 

 

 

 

 

嫌いなヒロインがいない

 

 

ということ、珍しいですね、やってるうちはそのヒロインが一番という状況は。しかし、あえて一番は聞かれたら・・・やはり、

 

 

 

 

 

 

アルクェイド

 

 

かと、理由としては単純な消去法かも知れません。彼女だけが主人公に嘘を言わなかった。どんな時でも聞かれた時ほんとのことを話し、接してくれました。これが最大の理由ですね。私が勝手に決めた不幸ランキングでも彼女は一位ですから（ちなみにアルクェイド→シエル→琥珀→秋葉→翡翠だと私は思ってます。）千年以上も生きてきたのにそのほとんどは眠りについていた、それが普通だと思い受け入れている。何気ないことでも本当に喜んでくれる、そんなことは誰にでも手に入るのに、そんなことも知らない真祖のお姫さま。

 

 

 

 

 

 

彼女に萌えずして誰に萌えるのだ！？

 

 

 

二番目は我らが、

 

 

 

 

 

 

さっちん

 

 

ですよ、純粋に主人公を思う気持ち、かわいいですね。彼女に噛まれるなら、主人公も本望だろうと思いましたよ。直死の魔眼の死徒誕生ですよ、埋葬機関なんか怖くも何ともないですよ。

 

 

遠野家のメンバーは嫌いじゃないんですけど、私の性格と照らし合わせてみて、どうかなと思いました。全員が主人公を欺いてますからね、悪意がないにせよなんか嫌かなと（でも嫌いではありません）。というか私なら最初に屋敷に行って居間に通され、秋葉に悪態つかれた時点で、

 

 

 

 

 

 

帰るね！！

 

 

この時点で我慢できたとしても遅くても三日以内にはこの屋敷から出ることでしょう。中々素直になれない秋葉相手に私なら到底我慢できませんからね。事情を知ってあぁなるほどね、とは思いますけど。素直になれないって損な性格ですねぇ。

 

 

総括として、評判通り素晴らしいゲームでした。音楽、キャラクターなど下手なゲームよりとても出来が良いです。これで、２５００円ははっきりいって買いですよ。そして製品版でこれの倍以上の金取って全然おもしろくないゲームをやらせるな言いたいですよ。

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