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雪≒アイス

 

 

ミーンミーンミンミンミン・・・

 

・・・暑い。

 

雪国でも暑いものは暑い。

 

無論都心の方が暑いわけだが慣れてしまえばここも暑く感じる。

 

夏なのだから当たり前とは考えられない。

 

夏が来れば暑い、秋、冬になればいいと思い、冬になれば春、夏が恋しいと思う・・・。

 

結局ないものねだりなんだよな。

 

日本は四季があるから良いという人もいるが、俺にはそんな風情のあることは考えられない。

 

今は暑い・・・ただそれだけだ。

 

部屋にエアコンはついてはいるが、電気代も馬鹿にならないだろうし、今は扇風機で凌いでいる。

 

こう暑くちゃ何もする気にもならんな・・・。

 

フローリングの床の上でただ何をするわけでもなく寝ころがっていた。

 

コンコン・・・

 

・・・ん。

 

「はい」

 

「祐一、私だよ」

 

名雪の声だ、丁度いい、しばらく名雪に話相手になってもらおう。

 

「開いてるぞ」

 

と言っても、この部屋に鍵なんてないが。

 

「入るね〜」

 

ガチャ・・・

 

「何か用か?」

 

「アイス買ってきたんだけど食べ・・・る?」

 

「ん、どうした?」

 

名雪がこっちを向いたまま固まってしまっている。

 

「祐一・・・その格好・・・」

 

「格好?」

 

自分の身体を見てみる・・・。

 

あぁ・・・そういえばあまりにも暑いから上半身何も着てないんだったな。

 

「自分の部屋にいるんだから別にいいだろ。何か問題あるか?」

 

「大ありだよ。恥ずかしいから早く服着るの。着たら居間に来てね」

 

バタン!!

 

行ってしまった。

 

そんなに恥ずかしがることか?

 

まぁいいか、居間に行くなら上は着とかないとな・・・。

 

椅子に引っ掛けてあったTシャツを着て下に降りる。

 

「名雪、来たぞ・・・何か用か?」

 

「うん、アイス食べるかなって思って。さっき買ってきたんだよ」

 

「おう、食べる食べる」

 

暑くてへたっていたときにアイスとはありがたい。

 

「それより、部屋の中っていってもみんなで暮らしているんだし、ちゃんと考えてよ」

 

「別に男の裸なんて何でもないだろ。というか海行ったりプール行ったりするときは男は皆上半身裸だぞ」

 

「それは海やプールだからだよ」

 

「そんなもんかな」

 

「とにかく、家の中ではちゃんと服着てね」

 

「わかったわかった」

 

適当にあしらう。

 

「もう・・・」

 

名雪はそう言いながら買ってきたアイスをテーブルに並べる。

 

「好きなの食べてね」

 

えぇっと・・・いろいろあるな。

 

氷菓、モナカ、ソフトクリームといろいろあるが、とどのつまり。

 

・・・全部イチゴ味か。

 

「名雪が先に選んでいいぞ」

 

「ううん、私は祐一が選んだ後でいいよ。みんなイチゴだし・・・」

 

だから俺も後でいいんだってば・・・どれ選んだでもイチゴ味なんだから。

 

「いいのか?」

 

埒があかないのでこちらから折れることにする。

 

「うん」

 

「じゃ、これ」

 

手に取ったのはイチゴのソフトクリーム。

 

「うん、じゃ私はこれ」

 

名雪の取ったのはイチゴのモナカだった。

 

「さ、解けないうちに早く食べよ」

 

「あぁ」

 

そして、名雪は実に美味しそうにアイスを食べる。

 

いや、アイスというよりイチゴか・・・。

 

でも、物によってはいろいろものを使ってイチゴ味に似せてあるだけのものもあるんだよな。

 

結局イチゴと書いてあるものなら何でもいいんだろうか。

 

ぼぉーっと名雪の食べる姿を見ていると・・・。

 

「祐一食べないの?解けちゃうよ」

 

「あぁ、食べるよ」

 

ゆっくりとアイスを口に含む・・・さっきまで暑さに耐えていたせいか、アイスの冷たさがとても心地良かった。

 

「解けちゃうよ・・・」

 

名雪はもう一度言った。

 

「そりゃアイスだからな・・・いずれは解けるよな」

 

「うん、そうなんだけど」

 

何か、言いたそうだった。

 

「ねぇ、祐一・・・」

 

「何だ」

 

「アイスってさぁ・・・解けるとどうなると思う?」

 

唐突の質問だった・・・。

 

「そりゃアイスなんだから解けたら水になるだろ・・・いや、水じゃないか・・・味がついてるから」

 

「大まかに言うと固体から液体になるんだよね」

 

何か理科ちっくになってきたな。

 

「じゃあさ、その解けちゃったアイスをもう一度冷やしたら・・・どうなると思う?」

 

「そりゃ・・・冷やしたら、また元のアイスに・・・いや、ならないのかな」

 

「・・・うん」

 

名雪はゆっくりと頷き肯定する。

 

「解けちゃったアイスを冷やしてももう・・・それは氷にしかならないんだよ・・・」

 

「そうなのか?」

 

「アイスにはね、中に空気が入っているから冷やしても固くならないんだって」

 

「そうか、初耳だな」

 

だから、冷凍で冷やしてもカチカチにならないわけか。

 

「でもね、解けちゃうと空気が出ていっちゃうから・・・元には戻らないんだ」

 

名雪は寂しそうに言う・・・何故こんなに寂しそうに言うのか俺には解らなかった。

 

というか何でアイスでそんなに?。

 

「そういう意味ではね・・・雪とアイスって似てるんだよ・・・」

 

雪と・・・アイス?

 

「雪もね・・・解けちゃったらもう雪じゃないから。解けた雪がまた固まってもそれはもう氷だから」

 

「だから冬が好きなのか?」

 

「うん・・・でも、どうなんだろうね。確かに冬は好きだけどその分冬が終わっちゃうのがちょっと寂しいかな。暖かくなって雪が解けちゃって・・・それと共に何もかもなくなっちゃう・・・そんな気がして・・・」

 

「・・・・・・・・・」

 

名雪の一番好きな季節は冬・・・。

 

それは真っ白い雪が降る季節だから。

 

雪もそうだがその雪がしばらくの間解けない気温を保ち続けてくれる冬の季節・・・。

 

しかし春が近づくことを知らせる、雪解けの日は必ず来る・・・。

 

アイスが解けるの見てそれを思い出したのか?

 

あの冬のことを・・・。

 

はぁ・・・。

 

突然何を言い出すかと思ったら・・・しょうがないやつだな。

 

「名雪・・・」

 

「何?」

 

しょぼくれてしまっている名雪に俺は容赦なく鉄槌をくらわす・・・。

 

俺も深刻にならないのものでもあるが。

 

「お前馬鹿だろ」

 

「わ、いきなりそんなこと言うなんて酷いよ・・・」

 

「だってそうだろ・・・いや、確かに名雪の言いたいことはわかるよ」

 

俺もあの年の冬は同じ気持ちだったから・・・。

 

「でもな・・・」

 

名雪の頭を優しく撫でてやる・・・。

 

「祐一・・・」

 

「元に戻らないのなら、無くなってしまったのなら・・・もう一度作り出せばいいだけの話だろ」

 

「でも、私アイス作れないよ・・・」

 

・・・いや、そのことじゃなくて。

 

「名雪の言っていたことは別にアイスに限ったことじゃないだろ?」

 

何を意図していたのか、俺だってわかる。

 

「う・・・ん、そうだね」

 

「・・・ったく」

 

優しく撫でていた頭を今度はわしゃわしゃと撫でる・・・。

 

「わ・・・わ・・・祐一」

 

「俺たちだって・・・そうだったろ。一度は壊れた関係をもう一度作り出したんじゃないか」

 

「あ・・・」

 

名雪は何かを思い出した・・・そして、

 

「うん、そうだね」

 

「だいたい、何で急にそんなこと思ったんだ?」

 

当然の疑問である。

 

「うん・・・祐一のアイス見てたら急にね」

 

「俺のアイス?」

 

「祐一最初食べてなかったでしょ」

 

「あぁ・・・」

 

あまりにも名雪がおいしそうに食べるから見とれていたんだよな。

 

「ほら・・・ここ少し暑いでしょ。だから外の空気に触れたアイスはどんどん解けていっちゃうの。それ見てたら・・・」

 

そう言いながら名雪は笑う・・・しかしその笑顔はぎこちない。

 

「不安・・・なのか?」

 

「そういうわけじゃ・・・」

 

そういったまま口ごもってしまう・・・。

 

そんな名雪の不安を取り除くため俺は・・・。

 

「名雪・・・」

 

「なに?・・・わっ・・・」

 

そっと抱き寄せ、そして・・・おでこにキスをした・・・。

 

「ゆ・・・祐一・・・」

 

「不安は消えたか?」

 

「え・・・」

 

「何かの本で読んだんだがこうすると人の不安は消えるらしい・・・」

 

実際聞くかどうかは定かではないが。

 

「こんなのは迷信だと思うけどな、でもこれだけは言えるぞ。俺はずっとここにいる。来年の冬もその次もずっと・・・」

 

「・・・・・・・・・」

 

「だから・・・もう、そんな心配はしなくていいんだ」

 

「・・・・・・・・・」

 

「名雪?」

 

名雪が固まっている・・・というか目が俺を見ていない。

 

確かにこんなくさい台詞言われたらそうかもしれない・・・。

 

そう考えたら俺の方も何だか恥ずかしくなってきた。

 

「あ・・・あの、私・・・用思い出したから部屋に戻るね」

 

パタパタパタ・・・

 

名雪は慌てて部屋に戻っていった。

 

・・・確かにこのまま2人でいるのは恥ずかしいよな。

 

「じゃあ、俺もアイスコーヒーでも煎れて部屋に戻ろうかな」

 

「煎れましょうか?」

 

「えぇ、お願いしま・・・」

 

・・・・・・・・・。

 

この状況で聞いてはならない声がした・・・。

 

全身が凍りつく・・・。

 

誰かはわかっている・・・。

 

また、名雪がさっき俺を見ていなく誰を見ていたかもわかった。

 

要因は俺ではなく後ろにいる人物。

 

俺と名雪の関係は秋子さんも了承しているがそれでもこういうのを見られるのはかなり恥ずかしい。

 

出来れば振りたくはない・・・俺もこのまま部屋までダッシュで逃げたい。

 

しかし、そんなことは無理だということくらいわかっている。

 

また、このままの状態でいれるわけもなく。

 

「はい・・・お願いします」

 

恐る恐る振り向いた・・・。

 

秋子さんはいつも通り微笑んでいるが今の俺はそれが凄く怖い。

 

「今煎れますね」

 

そう言って・・・秋子さんは台所に行ってしまった。

 

今なら逃げることが出来る・・・という考えが頭に一瞬よぎったがそんなことしたら後が怖い。

 

仕方なくここにいることにした。

 

「何か食べたいものはありますか?」

 

「いえ・・・いいです、コーヒーだけで」

 

アイス食って後であまり食べる気がしなかった・・・というより今は何も食べる気がしない。

 

喉は・・・変な意味でカラカラだった。

 

「お待ちどうさま」

 

秋子さんがアイスコーヒーの入ったコップをテーブルに並べる。

 

「いただきます」

 

これ飲んですぐに部屋に戻ろうと思い、一気に喉に流し込もうとすると・・・。

 

「でも、良かったわ。これなら安心して祐一さんに名雪をまかせられるわ」

 

「・・・ゴホッ」

 

思わずむせてしまう。

 

「あらあら、大丈夫ですか・・・」

 

「え・・・えぇ・・・」

 

タオルで口もとを拭く・・・。

 

「秋子さんいつからいたんですか?」

 

「名雪がアイスを買ってきたときからずっといましたよ」

 

つまり最初からいたと・・・。

 

「名雪は私がいるの気づきませんでしたけど」

 

頬に手をあてて微笑む・・・。

 

俺だって気づいていなかった、いたらあんな話をしてないし。

 

「でも、まかせるって・・・」

 

「えぇ、そのままの意味ですよ」

 

「何でそこまで話が飛躍するんですか?」

 

「あら、祐一さんはずっと名雪と居たいとそう言っていたじゃないですか。違うんですか?」

 

気のせいだろうか・・・僅かだが声が低くなった気がする・・・。

 

「いえ、そのことに関しては違わないですよ。ただ、さっきの会話で何故そこまで話がいくのかなと・・・」

 

秋子さんに名雪を“まかせる”と言われたとき、あせったが確かに嬉しかった・・・だが理由がわからない。

 

「名雪の悩みを解消してあげていたじゃないですか」

 

「そのことですか」

 

「ずっと一緒に居たら、必ず悩みなどは生じるものです。それを解消してあげるのも相手の務めだと思うんです。そして祐一さんはそれが出来た・・・それが理由ですよ」

 

「そういうことですか」

 

納得がいった時点でもう一度アイスコーヒーを口に含む・・・今度はゆっくりと・・・。

 

「早く孫の顔が見たいわ」

 

「・・・・・・ゴホッ」

 

再びむせる・・・今度はかなりの量が気管に入ったようだ・・・。

 

「ゴホッゴホッ・・・」

 

「あらあら・・・大丈夫ですか」

 

あんまり大丈夫じゃないです・・・。

 

「いきなり何ですか?」

 

「冗談ですよ。それこそ話が飛躍してしまいましたね」

 

・・・これは、このまま部屋に逃げた方が無難だな。

 

「じゃあ、部屋に戻ります。コーヒーごちそう様でした」

 

「いえいえ・・・あっ、祐一さん」

 

呼び止められる・・・まだ何か言われるのか?

 

「何ですか?」

 

秋子さんはすぐに話そうとせず、手でちょいちょいと手招きをしている。

 

どうやら普通には話せないらしい・・・でも、他に聞いてるやつなんていないよな、名雪は部屋に戻っているはずだし。

 

よくわからないが、秋子さんの近くに行ってみる。

 

「ドアの向こうに名雪がいますから」

 

「えっ・・・そうなんですか」

 

何でわかるんだろう。

 

で、教えてもらって俺にどうしろと。

 

とりあえず、名雪に気づかれないように音を立てないように歩き・・・ドアを開ける。

 

「わ・・・わ・・・」

 

ドアを開けた途端名雪が倒れこんでくる。

 

「・・・っと」

 

そのまま抱き止めてやる。

 

「何やってんだ、名雪?」

 

「え・・・っと、その・・・」

 

名雪は口ごもる・・・その前に名雪のこと離さないと、後ろの目が・・・決してきついわけではないが恥ずかしい。

 

「ほら、自分で立てるよな?」

 

「う・・・うん」

 

「で、何だってこんなところにいるんだ?」

 

「・・・・・・・・・」

 

どうやら言いたくないらしい、まぁ逃げた手前聞き耳立てていたんだからな、言い訳も出来ないか。

 

「とりあえず、こっち来い」

 

「・・・うん」

 

「じゃあ、秋子さん部屋に戻ります」

 

「はい、夕御飯になったら呼びますから」

 

「はい」

 

名雪を連れて部屋に行く。

 

「で・・・何で聞き耳立ててたんだ? 普通に居間に来ればいいのに」

 

「だって・・・私逃げちゃったし、でも祐一置いてきちゃったし気になっちゃって」

 

「ま、そんなところだろうな」

 

「後、礼も言ってなかったし・・・」

 

「お礼?」

 

「うん、だって私の悩み解消してくれたし、ずっと一緒に居たいって言ってくれたし・・・それから、それから・・・」

 

「わかったわかった・・・でもな」

 

慌てる、名雪を諭す。

 

「秋子さんとも話していたけど、そんなこと当たり前なんだよ。一緒に居たいと思って、相手のことを考えないわけないだろ?」

 

「うん、そうだね」

 

「例えば、俺が急にふさぎ込んだりしたら、お前だって心配するだろ?」

 

「え・・・祐一悩んでるの?」

 

またも、名雪は勘違いな事を言う、まだ頭が混乱しているのだろうか。

 

「例え話だって・・・」

 

今の反応で心配してくれるのはわかったが。

 

「あ、そうか。でも心配するよ」

 

「だろ、別にこれは一緒に居たいからとかに限ったことじゃないけど」

 

「でも、祐一のことは他の人より心配するよ・・・」

 

「ならそんなお礼なんていいって。当たり前のことなんだから」

 

「でも、私にしてみたらお礼言いたいよ。だって心配してくれて悩みを解消してくれて・・・その、感謝の気持ちを祐一に伝えたいよ」

 

「あ・・・そっか。そうだよな」

 

俺にしてみたら別にいいが、名雪の立場ならそうかもしれないな。

 

俺だって、自分の悩みを解消してくれた人に何も言わないなんてことないし。

 

「でね・・・祐一、さっき話していたことなんだけど・・・」

 

「さっき・・・?」

 

さっきって言ってもたくさんあるけど。

 

「一度は壊れた関係をってところ・・・」

 

「あぁ・・・」

 

自分で言った言葉を復唱されると何とも恥ずかしいものがある。

 

「それって、昔やっていたことが今は出来なくなって・・・それをもう一度やろうってことだよね?」

 

「そういうことになるかな」

 

そう言うと、名雪はすっごく嬉しそうな顔をする・・・。

 

何だかとても嫌な予感がした。

 

だが、逃げ場はない・・・。

 

「一緒にお昼寝して欲しいな♪」

 

・・・やっぱり。

 

「ねぇ・・・駄目かな」

 

さっき自分が言った言葉・・・そして今の目の前にいる、名雪を見て・・・断れるはずもなく。

 

「あぁ、いいよ」

 

・・・承諾してしまった。

 

「うん♪ 嬉しいな」

 

布団を敷きなおし、タオルケットをかけて横になる。

 

「嬉しいな」

 

「こら、ひっつくな。暑いだろ」

 

「暑いなら・・・こうすればいいんだよ」

 

名雪はエアコンのリモコンを取り出し、スイッチを入れる。

 

「ね♪」

 

「贅沢だ」

 

「たまにだからいいんだよ」

 

「名雪がそう言うならいいけどな」

 

でも、俺の部屋に備え付けてあるエアコンだから俺が使っていることになるんだよな・・・。

 

でも、名雪の笑顔を見ると俺もいいかなと思ってしまう。

 

「うん・・・じゃあ、私寝るね。おやすみ祐一」

 

「あぁ・・・おやすみ、名雪」

 

「く〜・・・」

 

・・・早い。

 

これだったら一緒に寝る意味ないんじゃないか?

 

もっと話とかするのかと思っていたんだが・・・。

 

しかし・・・。

 

「く〜・・・」

 

「まっ・・・いいか」

 

俺も寝るかな・・・。

 

「おやすみ・・・名雪」

 

 

 

 

 

この時・・・俺は忘れていた。

 

もうすぐ夕飯であること・・・。

 

そして、秋子さんが夕御飯が出来たら呼ぶと言っていたこと。

 

当然、呼びに部屋に来ることを・・・。

 

 

 

 

FIN

 

 

 

 

あとがき

・・・何かだらだらと長いですね。この三分の一の段階の時、短いと思い秋子さんとの会話を増やしたんですがそしたら逆に長くなってしまいました。

しかも一度書いたSSと展開がかなり似ている。そんな気はなかったんですけど。話しの話題とか全然違いますしね。ただ無意識にこうなってしまうということはこういう展開が好きなんでしょうね。そして・・・ジャンル、申し訳ないです、厳密にこれというジャンルはないです。ほのぼのなのかラブラブなのか、はたまたほのラブなのか・・・個人的にはほのぼの系で書いたつもりなのですが、読み返してみるとかなりラブラブ系が入ってるような気がしますね。しかし、最初はシリアスで書こうと思っていたネタなだけ、冒頭かなりシリアスが入ってしまっていますね。それを打開すべく秋子さんを登場させたわけなのですが。ただ、ここのところKanonはシリアスが続いていたので・・・こういうのも楽しくていいかなと♪♪ ただいつものほのぼの系と比べ随分とてこずりましたけど・・・理由は上記の通りです。ではまた次のKanonSSで。

 

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