あび卯論 第三回 「参議院選挙決戦日に思ふ」

今日は参議院選挙投票日といふことで、そのことについて書いてみようと思ひます。
今現在、開票が始まつてゐますが、民主党が勝ちさうな勢ひです。
いづれにせよ今後日本は二大政党制なるでせう。
興味深い事に多党制のときメディアは二大政党制にするべきだと言つてゐた。
ところが、実際さうなりさうになると今度は二大政党制は問題有りだといふ。
なぜでせう。私が思ひますに社民党が没落してしまつたからではないかと思ふ。
以前は、二大政党制になるとすれば自民党と(旧)社会党だつた。
が、現在は自民党と民主党になつてゐる。
社民党シンパとしてはこれでは二大政党制になつても面白くない。
おそらく、その程度のことです。
しかし、民主党は一筋縄にはいかない政党で元々、旧・社会党から離脱した人と
自民党から離脱した人から成り立つてゐます。
しかも、昨年、自由党と合流してますますややこしくなつた。
自由党は自民党右派の人たちが結成した政党でありました。
つまり、民主党には旧・社会党から自民党右派の人物までゐるといふ複雑怪奇な政党になつてしまつた。
俗な言ひ方をすれば、右から左までゐるといふことです。
ただ、全体的にみれば明らかに自民よりは左よりでせう。
なにより、党首である岡田氏の発言は社民党の人間のそれと似ています。
とはいへ、二大政党制になつたとして保守VS革新の構図になりうるか。
それも、また難しい。何故なら今日、保守や革新といふ概念が非常に見えにくくなつてゐます。
ひとつは、民主党に原因があるだらうし自民党にもあるかもしれない。
もうひとつは、国民の関心事が憲法や外交よりも経済や年金に重点を置かれています。
さらに、今度の選挙の焦点は年金問題にあるやうなので尚更です。

私の持論といたしましては、日本が今後二大政党制になるなら
保守親米VS保守反米の構図になれば政治はもつと良くなると思ひます。
自民党は保守親米でせうが民主党は反米であることは確かですが、今ひとつハッキリしない
どちらにせよ、革新反米ではどうにもならないと思ひます。
自民と連立を組んでいる公明党に関してはここで私の意見を述べると
ややこしいいことになりかねないので、逃げておきます。
ですが、少なくとも自民党は公明党と手を切るべきです。
公明党がいなくば政権が維持できないといふならば、さっさと民主党に政権を譲るべきです。
また、票が取りたいが為に、政治に無知だといふことを公言するスポーツ選手を立候補させるとは、
自民党はいかに情けないことか。政治は遊びではありません。
遊びといへば、選挙のたびTVは遊んでゐるやうに思ふ。
国民に政治に感心を向けようといふ理由からかもしれませんが、
そこまでしないと政治に関心が湧かないのならそれはそれでよろしい。
無理に政治に参加して政治がよくなるはづがありませうか。
同じ理由から選挙投票義務化にも反対です。
私の友人に選挙投票義務化論を掲げる人がありました。
そのとき私は「選挙に行かないといふことも国民の権利だから」などと、
なまやさしい事を言つて反論しましたが、本質はさうではない。
関心の無いものに無理に関心を向けさせようとしても良い事は一つもない。といふことです。
別に政治的無関心の国民を責めるつもりはありません。
ある意味、日本が平和な証拠です。
ただ、投票に行かない人は政治を論じる資格はない。これだけのことであります。


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