錬金術師呪文の特殊ルール

<雲系呪文の使用方法>


 アルケミスト独自の呪文系統として雲系呪文がある。雲系呪文は魔力を秘めた雲状の気体を発生させて、範囲内の対象に呪文の効果を与える。雲系呪文の特徴として、持続時間が長いことがあげられる。 回復系呪文等を除けば、雲は何らかの手段で消去されない限り、戦闘終了時まで持続するのである。
 雲系ダメージ呪文の使用方法は次のようになる。最初に呪文の範囲内にいた者は半分(切り上げ)のダメージを受ける。加えて、雲の中にラウンドの最後までいた者は通常のダメージを受ける。又、雲の中を通過した者は、1マスごとに1/4(切り上げ)のダメージを受ける。
 雲系戦闘呪文の使用方法も同様に、最初に呪文の範囲内にいた者は通常の回避チェックを行う。加えて、雲の中にラウンドの最後までいた者は−1倍のペナルティ付きで回避チェックを行う。雲の中を通過した者は、1マスごとに+1倍のボーナス付きで回避チェックを行う。ただし、雲系ダメージ呪文は、雲の中にいる時間によってダメージが修正されるので、回避チェックの修正を行わない。

<同じマス内に複数の雲系呪文が使用された場合>


 既に雲系呪文が存在するマスに別の雲系呪文が重ねてかけられた場合は、50%の確率でどちらかが効果を失う。その際、呪文レベルの差1つに付き±10%、術者レベルの差1つに付き±5%の修正が加わる(レベルの強力な呪文が残りやすい)。これは雲系呪文総てに共通することである。

<雲系呪文と視界>


 雲系呪文の存在するマスは視界をかなり妨げる。そのため術者と対象の間に雲系呪文を挟んだ射撃、呪文等はダイス目に+5のペナルティを受ける。ディルクレア等の通常の雲よりも視界を妨げる雲については、個別の呪文データを参照すること。

<マジックアイテム作成について>


 アルケミストは、マジックアイテムを作成する技術を習得することができる。魔法系技能の<魔法道具作成>技能がそれである。マジックアイテムを作成するには、充分な期間と費用、設備を必要とする。既に作成方法を知っている場合は、研究のための期間を必要としないが、新しいマジックアイテムを創造する場合は、研究のための期間が必要である。マジックアイテム作成のための設備が無い場合は、魔術師ギルドで設備をかりることもできる。作成方法の簡単なマジックアイテムならば、期間の短縮を行ったり、充分な設備もなく作成したりできるが、アイテム作成の成功チェックにペナルティを受ける。  

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