◇その他の技能◇



 調査系の技能から普段の生活で役立つ職人的技能など多種多様な技能。

<追跡>(他)
 足跡などを調べて、その足跡の主がおおよそ何であるか(【知恵】×3)、足跡がいつのものか([注意力]×5)、足跡がどちらに向かっているか([注意力]×4)などの情報を知ることができる。技能が2レベルになると成功判定に+1倍、3レベルで+2倍のボーナスを得る。

<尋問>(知・他)
 心理的、肉体的な手段を巧く組み合わせて、相手から知りたい情報を引き出すことができる。拷問が可能な場合は簡単だが(【知恵】×5)、そうでなければ賄賂など様々な手段を考えなければならない(【知恵】×3)。技能が2レベルになると成功判定に+1倍、3レベルで+2倍のボーナスを得る。

<交渉>(知・他)
 他人との間に良好な関係を築く交渉術。この技能を持つ者が交渉をした場合、NPCの反応決定にダイス目から10引くことができる。技能が2レベルでダイス目から15、3レベルで20引くことができる。

<乗馬>(他)
 馬などを巧みに乗りこなすことができる。この技能が無くてもゆっくり歩かせることぐらいはできるが、いざというときに危険を回避する判定の際、技能1レベルにつき+1倍のボーナスを得る。
 馬以外の特殊な動物(乗用の象、鳥、トカゲ等)に乗ることもできるが、その場合は判定にペナルティを受ける。その動物に乗るための専門の騎乗技能を習得すれば、ペナルティを受けない(それ以外の動物に乗る際はペナルティを受けるが)。その他の<騎乗>技能も陸上生物の場合は、習得するための消費技能ポイントは乗馬と同じである。

<騎乗(飛行生物)>(戦)
 ドラゴン、グリフォン等の飛行生物に騎乗して空中戦闘を行う技能。技能レベルが高いと空中戦等の際、ボーナスを得ることができる(詳しくは、空中戦等のルールを参照)。又、この技能には例外的に0レベルが存在する。技能が0レベルの者は、非戦闘時ならば無難に乗りこなすことができるが、高度な操縦技術を持たないため、戦闘時にボーナスは得られない。
 ※0レベルのみ、その他系技能ポイントで習得できるが、1レベル以降は、戦闘技能ポイントで習得を行う。

<賭博>(他)
 イカサマ無しでの、掛け金が2倍になるタイプの公営ギャンブルは勝率が40%である。1対1のギャンブルは勝率が50%である。しかし、この技能を持つキャラクターは、技能1レベルにつき、勝率が+5%される。又、イカサマを行ったり、見破ったりする判定に技能1レベルに付き、+1倍のボーナスを得る。

<治療>(知・他)
 戦闘で受けた傷を応急手当する技能。成功すると、技能1レベルにつき1点のHPを回復できる。応急手当には治療セットが必要であり、治療セットが無い場合はHPの回復量が半分(切り捨て)になる。1つの傷の手当には5分の時間がかかる(治療セットが無い場合は10分かかる)。そして、[注意力]×5(<薬学>技能により修正)のチェックを行い、成功すると技能レベル分のHPが回復する(回復量は最大でも受けた傷のダメージまで)。1つの傷には1回しか治療を行えない(治療を失敗した場合も含む)。10分以上経過した傷の治療を行う場合、成功チェックに−1倍のペナルティを受ける。さらに経過時間が10分増えるごとに−1倍のペナルティが累積していく。

<休息>(戦×2・他)
 限られた時間で効率よく体力を回復させる技術である。通常、1日に回復するHP、MPの量は、以下のようになっている(端数切り捨て)。
安全な場所(宿屋など)

HP回復量は最大HPの20%
MP回復量は(関係する特性値の半分+キャラクターレベル)×2

普通の場所(野外など)

HP回復量は最大HPの10%
MP回復量は(関係する特性値の半分+キャラクターレベル)

危険な場所(迷宮など)

HP回復量は最大HPの5%
MP回復量は(関係する特性値の半分+キャラクターレベル)÷2

 HPの回復量はそのまま、回復するHPを表しているが、MPの回復量は、1レベル呪文のMPを回復する場合は1点、2レベル呪文を回復する場合は2点と、呪文レベルに等しいポイントを振り分けて、MPを回復させる。
 MPは、約6時間続けて睡眠をとらないと回復しない。又、テントでなく寝袋の場合は、回復量が半分(切り捨て)になる。その他の条件が絡む場合は、マスターが状況を判断して回復量を決定する。
 <休息>技能1レベルにつき、HPの回復量が5%上昇し、MPの回復量が+20%上昇する。更に、持続力の回復速度も早くなる。
 ※戦闘系技能ポイントを用いて、<休息>技能を習得する場合、消費ポイントが2倍扱いになる。

<売買>(知・他)
 品物の取引の技術である。技能1レベルにつき、5%買値が安くなり、売値が5%高くなる。

<登はん>(他)
 山登り、ロープ登りなどに関連した判定に技能1レベルにつき、+1倍のボーナスを得る。

<水泳>(他)
 水に関連した行動(水中移動で倒れないか、倒れたとき溺れないか、泳いでいるとき沈まないかなど)の成功判定に+2倍、更に息を止めていられるラウンド数に+3のボーナスを得る。技能が2レベル以降は1レベルごとに成功判定に+1倍、ラウンド数+3のボーナスを得る。

<水夫>(他)
 船で海に乗り出すには、乗組員(客は除く)の半数以上がこの技能を持っていなくてはならない。更に判定は最も技能レベルの高いキャラクターが行い、技能1レベルにつき+1倍のボーナスを得る。又、カヌーやボート等の小舟を操る場合にもボーナスを得る。

<不意打ち>(戦×2・他)
 技能1レベルにつき、遭遇時の状態を決めるダイス目から5引くことができる。ただし、一緒に行動しているパーティー全員がこの技能を持っていないと完全にはその効果を発揮しない。パーティー内の技能レベルがバラバラの場合は、1番低いものを使用する。
 又、不意打ちに対する防御として次のような効果がある。もし、パーティーが不意打ちされた場合でも、技能のボーナスを加えれば、不意打ちされない範囲内のダイス目ならば、そのキャラクターは不意打ちされず、通常の行動をとることができる。
 ※戦闘系技能ポイントを用いて、<不意打ち>技能を習得する場合、消費ポイントが2倍扱いになる。

<罠設置>(他)
 適当な器材があれば、罠が設置できる。設定できる罠の難易度は、基本的に技能1レベルで7倍(罠の種類、効果、状況により変化)、以降1レベルごとに−1倍される。ただし、罠を仕掛けるキャラクターがシーフ、ニンジャの場合は罠の難易度が−3倍され、ミスティック、バウンティーハンターは−2倍され、バード、レンジャーは−1倍される(レンジャーは野外の罠ならば−3倍)。

<鍛冶屋>(他)
 適当な器材があれば、武器、防具の修理や制作ができる。技能が1レベルで通常のアイテム、2レベルで上質のアイテム、3レベルで+1アイテム、4レベルで+2アイテム、5レベルで+3以上のアイテムの修理ができる。制作を行う場合は、1ランク下のアイテムしか制作できない。制作を行うには、かまど、ふいご、かなてこ等の設備(価格5000GP)を必要とし、基本価格の約1/3の材料費を必要とする。特殊なアイテムや魔法のアイテムを作成する際には特別な材料や魔法使いの助けを必要とする場合がある。

<地図作成>(知・他)
 この技能を持つキャラクターは建築物などの構造に詳しく、家の見取り図を作成したり、地図を正確に仕上げることができる。この技能を持つキャラクターはマスターに地図の間違い等を質問することができ、プレイヤーのミスによる間違いは修正される。テレポート等の罠による間違いは答える必要はないが何らかのヒントは与えてもよい。

<変装>(他)
 他人に変装する技能。特定の個人や、外見が異なる種族に変装する場合は難易度が高くなる。技能1レベルごとに+1倍のボーナスを得る。

<目利き>(知・他)
 装飾品や宝石等の価値を鑑定する技能。【知恵】×5のチェックに成功するとその価値を計ることができる。

<盗賊能力系技能>
 以下、同名の盗賊能力と同じ能力を持つ技能5種類の説明を行う。職業で盗賊能力を有するキャラクターは技能レベルによりボーナスを得る。

<罠発見/解除>(他)
 同名の盗賊能力と同じ。盗賊能力を持たないキャラクターが+1.5倍で罠を発見/解除できる。盗賊能力を有するキャラクターは技能1レベルにつき、+0.5倍のボーナスを得る。

<隠密行動>(他)
 同名の盗賊能力と同じ。盗賊能力を持たないキャラクターが【敏捷度】×3で隠密行動を行うことができる。盗賊能力を有するキャラクターは技能1レベルにつき、+1倍のボーナスを得る。

<偵察、感知>(他)
 同名の盗賊能力と同じ。盗賊能力を持たないキャラクターが【幸運度】×3で偵察、感知を行うことができる。盗賊能力を有するキャラクターは技能1レベルにつき、+1倍のボーナスを得る。

<聞き耳、捜索>(他)
 同名の盗賊能力と同じ。盗賊能力を持たないキャラクターが[注意力]×3で聞き耳、捜索を行うことができる。盗賊能力を有するキャラクターは技能1レベルにつき、+1倍のボーナスを得る。

<早業>(他)
 同名の盗賊能力と同じ。盗賊能力を持たないキャラクターが[注意力]×3で早業を行うことができる。盗賊能力を有するキャラクターは技能1レベルにつき、+1倍のボーナスを得る。

<壁登り>(他)
 同名の盗賊能力と同じ。盗賊能力を持たないキャラクターが【敏捷度】×3で壁登りを行うことができる。盗賊能力を有するキャラクターは技能1レベルにつき、+1倍のボーナスを得る。

<工芸(種別)>(英p×2・知・他)
 生活に必要な職業的技術。技能の扱いは鍛冶屋とほぼ同じである。技能レベル1の者は、腕前は趣味的レベル、アマチュアと呼ばれる。技能レベル2の者は、腕前は趣味的レベルは超えたが、まだ、見習いの段階。セミプロと呼ばれる。技能レベル3の者は、それで生活できるほどの腕前、プロと呼ばれる。技能レベル4の者は、その道の達人で弟子が訪ねてくるほどの腕前、マスターと呼ばれる。技能レベル5の者は、その道を極めた者で世界に名を知られるほどの腕前、グランドマスターと呼ばれる。

 <例>
  革細工、大工、石工、調理、陶芸、宝石細工、楽器職人、雑貨商、画家等‥‥

 又、上記のような職業的技能だけでなく、趣味的技術、芸術的技術も<工芸>技能として扱う。知識のみの技能の場合は、知識系技能ポイントを消費して習得してもよい。

 <例>
  踊り、歌唱、楽器演奏(種別)、作詞、書道、刀剣知識等‥‥

 基本的に<工芸>技能は、キャラクターの個性付け&雰囲気作りの手段の一つなので、冒険中に役立つようなことはあまり無い。例えば、<工芸(刀剣知識)>技能2レベルを持っているキャラクターは、剣の種類、作られた時代などはわかるが、魔法的な要素に関しては無知なので、ロングソード+1とロングソード−1の違いなどは分からないのである。魔法の剣を見ても、ただ、普通の武器と異なることぐらいは分かる程度である。ただし、極めて有名な剣(ブレードカシナートや村正)についての知識はある程度持っていると思われる。
 しかし、<工芸>技能が全く冒険の役に立たないというわけでもない。シナリオによっては重要な役割を果たすこともあるだろうし、日銭を稼ぐ手段にもなる。



 

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