零幕〜涼鈴〜



> とある昼下がり、暖かい日差しの元で、涼鈴はくつろいでいた。

 涼鈴 > 「ゴロゴロ」

> 涼鈴の側には、父「抱月」が、母「美夜」の膝枕のもとで穏やかな寝息を立てていた。

 涼鈴 > 両親しかいないなら「うなぁ〜〜」って伸びる。あくび

 美夜 > 「あら、涼鈴ったら。人が見ているかもしれませんよ。もっと、行儀良くなさい」と、涼鈴に微笑みかける。

 涼鈴 > 「は〜い」ちょっとの間だけぴしっと...

> そのやりとりに反応したのか、父も目を覚ます。

 涼鈴 > 「あ、とうさま。おきたの?」

 抱月 > 「ん・・・すっかり眠ってしまったようだな。昼からこんなにのんびりしていてはいかんなぁ」と幸せそうな笑みを浮かべる。

 涼鈴 > 「天気がいいと涼鈴は眠くてしょうがないにゃ......あ、にゃっていっちゃった」

 美夜 > 「まったく、この子はあなたによく似て・・・」と抱月の方を見る。

 抱月 > 「寝る子は育つと言うだろう?良いことではないか?」と豪快に笑い飛ばす。




  こんな日がいつまでも続くことを疑いもしなかった幸せな日々は、あの悪夢のような紅い炎と共に終わりを告げ、その後、世話をしてくれたご隠居とも死に別れた涼鈴は、1人で行方不明の両親を捜す当てのない旅を続けていた。

  涼鈴 > ああっ、いきなり?>おわり
  > 続けたい?(笑)>涼鈴
  戒 > いきなりだねえ。でもきりがないからかな?
  涼鈴 > 幸せな生活が...るる〜〜

 涼鈴は、出雲大陸の西方に位置する天峰国(てんほうのくに)を目指して一人旅を続けていた。その理由は、天峰国に向かう父によく似た退魔僧を見かけたという話を聞いたからだ。

 涼鈴 > 「ひとりはさびしいにゃ・・・早くお父様を見つけないと...今度こそ、見つかるかな」

> 額から頬に描けて、熊の手で引っ掻かれたような傷跡を持つ退魔僧。間違いなく、父「抱月」だ!そう思った涼鈴は、天峰国の外れの山間に位置する笹峰村に到着した。天峰国の城下町までは遠いが、ともかくここで何か情報を集めよう・・・

 涼鈴 > 「とうさま...」ひたすら歩くけど、さて、どうしよう。ご隠居も言ってたけど子供一人だと変に思われるから...

  戒> 合気チット射出準備完了(笑)

 涼鈴 > 「こほこほ」、咳をしても一人... 「かあさま、とおさま、どこにいるの?」

> では、笹峰村に到着したところから始めましょう。あと、父親の行方の調査のあたりは端折りますね(笑)。

 涼鈴 > 「ここが、笹峰山...もう少しでとおさまの手がかりが...よし、がんばろう!と、その前に...」周囲を見回して、旅人らしき人は居ませんか? 居なかったら来るまで待って一緒に侵入します。さも連れ立ってきたかのように(笑)

  戒> 生活の知恵ですね。(笑)<一緒に侵入
  > 侵入っていったい(笑)。
  涼鈴 > 山村に子供一人で入ったらどうなるか(笑)、余所者には冷たいから...
  > NPCが助けてあげようと思ったのに(笑)<子供1人
  涼鈴 > ご隠居の教えに従って、なるべく一人は避けるですぅ

> じゃあ、ちょうどいいところに、涼鈴の横を1人の杖をついた女性が村に入っていきます。少し足下がおぼつかない感じです。

 涼鈴 > わ〜い、一緒に行きます。むろん、警戒しながら。

 
 戒> 渡りにおばば。(笑)

> 了解。その女性について、村に入っていきます・・・と、いきなりその女性(おばばじゃないよ15,6歳ぐらいです)が目の前の石につまづきます。

  涼鈴 > しまった(笑)若すぎる!>15,6歳
 
> だって聞かなかったモン(笑)。<女性の外見

 涼鈴 > 「あ、だいじょうぶ?」と言って支える。

 女性 > 「ありがとうございます。どうもご親切に・・・」

 涼鈴 > 「いえ、とんでもない。そうだ・・・旅は道づれと申します。笹峰村に行くんですよね。せっかくですから一緒に行きませんか?」

> そして、その女性は立ち上がろうとするけど、足を挫いてしまってるみたいだね。

 涼鈴 > 仕方がない。肩を貸していきましょう(笑)セリフはさっきのままで

 静 > 「旅の方ですか?わたし、笹峰村の者なんです。名前を静といいます」

> あと、静ですが、どうやら目が不自由なようです。

 涼鈴 > げげ、その分勘が鋭いとか...いきなりバレる?<盲目

  戒> 説明が無くても知ってるって。(笑)<目が悪い

  #静が目が不自由なことを知っているのは、このセッションの前に戒がきちんと雪名の零幕を読んでるからです(笑) 涼鈴の零幕は当初、異常に短かったのですがリテイクで静とのふれあい部分を追加しました。

 涼鈴 > 盲目まではいってないかな

> はい、盲目まではいってません。

  
戒> マナコノヤミムシ・・・
  > それはいいって(笑)<マナコノヤミムシ・・・

 静 > 「あら、この声と体つきからすると・・・子供?ごめんなさいね、重いんじゃない?」

 涼鈴 > 「いえ、そんなに重くないですよ。ちゃんとごはん食べてますか?(笑)」

  戒> 合気一本いっとけ!(笑)<ごはん
 
 涼鈴 > そう言えば、能力値3って一般人の高い能力ですよね(笑)<重くない
  翡翠 > 今までの一連の動きに合気一本あげやう

 静 > 「まあ、面白い子。」と微笑して、「それじゃ、悪いけどわたしの家まで送ってもらえる?」

 涼鈴 > 「はい、どっちに向かえば良いんですか?」

 静 > 「この道をつきあたって・・・」と進みながら説明します

 静 > 「そういえば・・・あなた、旅をしてるって言ってたわね。わたしの家はね、宿をしているの。良かったら、うちでしばらく休んでいく?」

 涼鈴 > 「ありがとうございます。正直困ってたんです。長旅でお金が無くなって(笑)」

 静 > 「じゃあ、家で手伝いをしてくれる?ちょうど人手が足りなかったの」

 涼鈴 > 「はい、タダでお世話になるのも気が引けますし、喜んで!」<手伝い

> で、静の家に到着しました。

  > ちなみに雪名の零幕を読んだ?(笑)
  涼鈴 > 読んでない(笑)
  > だろうと思った(笑)。<読んでない

> では、涼鈴は静の家で手伝いをしながら、しばらくの間一緒に暮らすことになりました。静の家は、静と母(キヨ)の2人暮らしで、涼鈴のことをまるで実の家族のように可愛がってくれた。ちなみに祖母は1年ほど前になくなりました。

  涼鈴 > ああ、おばあちゃん死んでる!今、雪名の零幕、読んだのに...

> そして、そのような生活が1月ほど続いたある日・・・ 笹峰村を少し離れた山間にある滝まで、静と一緒に散歩に行きました。

 静 > 「この滝の近くにね、わたしが子供の頃によく遊びに来た、綺麗な花がいっぱい咲いてる場所があるのよ」

 涼鈴 > 「綺麗な花?美味しいの?」

 静 > 「もう、涼鈴ったら、食べることばっかりね。」と笑って、「今のわたしには花の形や色はよくわからないけど、その香に包まれるとすがすがしい気持ちになれるの」

  戒> だから食うなよ。(笑)<美味しい
  > むりやりセリフ割り込ませた(笑)<食べることばっかりね
  蛇 > 中には食えるのも>花
  涼鈴 > 大抵は食べれるよ。美味しくないだけで<花

 涼鈴 > 「ふぅ〜ん。そうなのかぁ...じゃあじゃあ、すずもそんな気持ちになれるかな?すがすがしいってよく判らないけど」

 静 > 「そうね、でも、涼鈴にはわからないかもしれないわね、だって食い気が一番ですもの。」と冗談めかして笑う。

 涼鈴 > 「あぁ〜っ、非道ぉい!(笑)」 「そりゃあ、違うとはいえないけど...」

 静 > 「心の中がす〜っとして、嫌な気分を払ってくれるの・・・涼鈴もそのうちにわかるようになるわよ、きっと。」

> そのような楽しい時間も過ぎ、笹峰村へ帰る道中のことであった。涼鈴の敏感な嗅覚に反応するものがあります・・・・血の臭いです。しかもかなりの量。

 涼鈴 > え〜と、近い?静を誘導して迂回できるかな<血の匂い

> 迂回OKです。

 涼鈴 > もしかして村の方、とか?

> え〜と、村の方ではありません。

 静 > 「あれ、涼鈴ちゃん、どうかしたの?」

 涼鈴 > 君子危うきに近寄らず、「あ、アレ何かな?ちょっと行って見よ?」迂回ルートへGO!

 静 > 「あら、まったくしょうがないんだから・・・」といいながら迂回ルートに連れて行かれます。

> すると、森の中からいきなり飛び出してくる影があります。身の丈2m近い大きな犬。真っ白な毛に覆われていますが、ところどころ血に染まって紅く濡れています。

 涼鈴 > ああ、迂回失敗?

 
 牙王丸 > この色はすごく不適当な気がするが・・・マスターが白色なのでしかたなく(笑)<メンチ色(このOSを行っているのチャットでの文字色名)

 涼鈴 > 静はどの辺にいるの?かばえる?

> かばえるよ。

 牙王丸 > 「村人か?ここは危険だ・・・早く村に戻るが良い!ん・・・そちらの子供は・・・」

 涼鈴 > なんだ、味方か、と思いつつ逃走準備

 牙王丸 > 「まあ、良い・・・」と言って、静の方を見ると・・・いきなり動きが止まります。

 静 > 「どうしたの?涼鈴ちゃん。だいじょうぶ?」

 涼鈴 > 「なにが有ったんですか?」

> 涼鈴の言葉に反応するのに・・・しばらく間があります。その犬は静の方をじ〜っと見ているみたいです。

 牙王丸 > 「もしや・・・貴女は静香様?いや、そんなはずは・・・」

 静 > 「わたしは笹峰村の静と申します。どなたかは存じませんが、わたしのことを知っているのですか?」

 涼鈴 > かばいつつ「静さん、知ってる人ですか?」

 静 > 「いや、知らない方だと思うけど・・・(なにか懐かしいような気も・・・)」

 牙王丸 > 「やはり、そんなはずはないか・・・・・・失礼」

 涼鈴 > 「よく判らないですけど、とにかく村に戻りましょう」>静さん

 牙王丸 > 「ともかく、このあたりにはこの度の戦で落ち延びてきた兵士崩れの輩が現れる。はやく村の方に帰ることだ」

  > ところで、犬、怖くないの?(笑)>涼鈴
  涼鈴 > 守るヒトがいる間は<意志力>で耐えてます(笑)

 静 > 「それはどうもご親切にありがとうございます。じゃあ、涼鈴ちゃん帰りましょう。」

  涼鈴 > やった。逃げれる!

> その犬は、2人の姿を見守るようにいつまでも遠くから見ていました。

  涼鈴 > 見るな(笑)視線が怖い(笑)

> そして、村へと帰ることができました。

 涼鈴 > 「ふう、助かった」

  > ところで、今回のことは村(あるいは家)で話す?
  涼鈴 > 犬のことを?その話題は駄目です。<話す
  > 了解です。じゃあ、話さなかったと言うことで。
 
 涼鈴 > ちなみに犬は「怖い」んじゃなくて、「イヤ」なんです。咬まれると痛いから(笑)

  #この話さなかったことは、マスターにとって助けになりました。この偶然の遭遇での出来事について、村人に話されると・・・村人の牙王丸に対する恐れから起こるこの後の展開に差し障りがあったからです。綱渡りマスター(笑)

  涼鈴 > 犬は反則なり、あの辺りの記憶は自動的に削除されます。

> では、一気にまとめに入ります。

> 涼鈴を妹のように扱ってくれる静に後ろ髪を引かれつつも・・・お手伝いの礼として、まとまったお金を手に入れた涼鈴はまず、天峰国の都を目指すことにします。

 静 > 「わたしはずっとここにいるから、いつでも遊びに来てくれて良いのよ。待ってるわ」

 涼鈴 > 「たのしかったけど...、とおさまを探さなきゃ。ごめんなさい。それじゃあ、行きます」

 静 > 「きっと見つかるわ。1人旅は辛いと思うけど頑張ってね」

> そう言って静は笑顔で見送ってくれます。

 涼鈴 > 「うん、ありがとう!」でも、帰ってくるとは言わない。できない約束はしない。ので

 そして、父と母の行方を求めて、涼鈴はまた1人、旅を続けるのであった。




 

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