<キャラクターデータ>
名前:八重<やえ>
性別:女
アーキタイプ:半妖、遊女、遊歴
業コスト:60+15+20=95
能力コスト:0
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体力:5
敏捷:6
感覚:8
知力:4
心力:9
共感:6
天下:2
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活 力:14
軽 傷:□□□□□
重 傷:□□□
致命傷:□□
死 亡:□
霊 力:26
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<運動>中級
<観察>中級
<枕事>中級
<事情通>中級
<白兵戦闘>中級
<射撃戦闘>中級
<応急手当>初級
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因縁:<目的:氷鏡(ひかがみ)を倒す>中級
愛していたから?
裏切られたから?
兄の敵だから?
因縁:<感情:孤独への恐怖>初級
自分は、いつも同じ時の中に止まっている。
周囲の人間たちは、一時は同じ時を歩むことができるが
やがて自分を残して去って行くだろう。
だが、最近思う。
敵としてだが兄様とは同じ時の中にいられる。
兄様を殺した後、自分はどうなるのだろう?
因縁:<秘密:半妖であること>初級
自分で望んで妖になった。
今さら後悔などしてはいない。
だが、妖であることを知られると何かと不都合だ。
特に食事は気をつけねば...。
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所持品
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特徴的装備
豪華な薄衣、化粧道具、旅装、杖
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妖術(コスト:55)
再生:1(3)
生体武器(八本足):8(8)
投射武器(糸):9(18)
変身:3(9)
魅了:7(35)
幻覚:3(12)
弱点
<禁忌:人を喰わない>上級(−30)
糧無くしては生きてはいけない。
人も妖も同じ事。
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<キャラクター設定>
生まれは、今より約二百年前。
四歳の時の流行病で両親を亡くして以来、
十歳年の離れた兄と二人暮らしをしていた。
唯一の肉親である兄だが、やえは淡い恋心を抱いていた。
やえが一五歳の時、村に大蜘蛛の妖が現れる。
村人たちはやえを生贄にしようと拉致する。
兄はやえを助けようとするが、
逆に村人の凶刃に倒れる。
古びた社に縛られ置き去りにされたやえの前に
銀色の大蜘蛛が現れたとき、
喰われる前に兄と自分の無縁を晴らしてくれと懇願する。
大蜘蛛はやえを村へと誘い、
村人すべてを惨殺してみせる。
大蜘蛛は、やえの兄の姿に変化し、
やえの記憶から一連の出来事を消そうとしたが、
やえはそれを拒ばんだ。
兄の姿をした大蜘蛛について行く事を、
二度と兄と離れないと決心する。
こうしてやえは兄様(兄の姿をした大蜘蛛に対する呼び名)
と共に暮らすようになる。
兄様もそんなやえに興味を持ち、
次第に惹かれ互いに愛し合うようになった。
やえはずっと兄様と共に生きる事を望んだ。
そして永き生命と引き替えに人としての姿を捨て、
人を喰らい糧として生きる蜘蛛(半妖)になるのだった。
それから百年。
長い月日は互いへの興味を薄れさせてしまった。
兄様は新しい興味の対象を求めて人里へ降りていった。
女のところに通っている。
しかも子供までいる。
すでに、お互い特に気にならない存在であったはずなのに、
激しく動揺する自分にやえは驚く。
日に日に募るやりきれない想いに耐えきれなくなり、
ついにやえはこの親子を殺してしまう。
そして、惨劇の場に兄様が現れた。
かなわぬ相手であることは百も承知で戦いを挑んだ。
糸に自由を奪われ、最後の覚悟を決めた時、
百年前、おまえを守ろうとして最後の気力を振り絞り
立ちはだかる兄を殺し、その血と肉と魂を喰らったと聞かせた。
激しい恨みの念をぶつけるやえを見て
兄様はさも愉快そうにこう告げて去っていた。
面白い。
おまえが私を殺す?
だが、今のおまえではかなわぬ事。
もっと強くなって私の命を脅かして見ろ。
私をもっと楽しませろ。
以来、約百年の間に三度ほど戦ったが
いまだ、勝てる相手ではなかった。
今は決戦に備え傷を癒し、力を蓄えている。
人の血と肉と魂を糧に...。