ドワーフは、ヨーロッパ各地の地下や洞穴などに住み、鉱夫の仕事をしているという。
1メートルくらいの人間の姿をしていて、髪とひげが長く、見た目は醜い。緑や赤の三角帽子をかぶり、足が短くて腕が長いので、立っていても、地面に手が届くという。
鉱夫らしくカンテラとシャベルを持っていることもある。
呼び方については、英語ではドワーフ、北欧ではドヴェルグ、ドイツではツヴェルクなどがある。
多くのドワーフは洞穴の中で一生をくらし、人間に姿を見られることを極端に嫌い、見られた相手を殺したり、呪ったりする。彼らは夜に活動し、地上に出る場合は自分の姿を人間の目から隠すための魔法のマントや帽子を着用する。
北欧のドワーフは、ユミルの肉についた、うじ虫から生まれたという。
鍛冶師や細工師としては一流の腕を持ち、神々が持つ優れた武器のいくつかをつくっている。ロキが、フレイに贈ったとするグングニル、ミョルニル等がそうである。
また、日光に触れると石化して死ぬという性質ももっている。
|