Tastes Differ.
人間は一人一人姿形が違うように、好き嫌いも考え方も違っている。しかし、その違いを認めることがなかなかできないから、みんな同じく価値のある存在なのに、容姿や仕事や収入や、能力や才能や頭の回転や、一つ一つの側面で、人が人を差別する、区別をする。そして、みんなが憧れるような一つのモデルができあがり、人は自分を隠して、何者かになりたがる。
『トマトはトマトのままで本物なのだ。カボチャになろうとするからウソになる』 By 相田みつを
競争があるから、能力を発揮したいから、みんながそう思っているから、社会が発展し、会社が大きくなる。社会が発展して、会社が儲かれば、みんな幸せになれる。自分も、そんななかで貢献して、人並みの評価を貰って、人並みに幸せになりたい。だから、みんな努力するんだし、自分もまた努力する。自分はトマトかもしれないけど、一番大きなトマトになりたい。一番おいしいトマトになりたい。そんな事を思って、人はまた自分を見失っていく。
人間は、みんな違っていいのだ。一人一人、違うからいいのだ。自分は、あくまでも自分で、あの人とは違う。
『「自分のダンスを踊っている」のか、それとも「誰か別の人の音楽に合わせているのか」を自答することが必要だ。』 by グレッグ・アンダーソン
あの人の偽者になるんじゃなくて、自分の本物になろう。本物の自分を生きよう。
『つまずいたっていいじゃないか にんげんだもの』 by 相田みつを
7th,August,1998 by Osamu Yamanaka