私は、ポジティブかつ素直な曲が大好きです。今回は、「愛」をテーマした、ポジティブかつ素直な作品の特集です。真剣に恋愛している人にも、これから恋愛したい人にも、是非聴いて欲しい作品を紹介していきたいと思います。
ここ最近、女性ボーカルの曲で魅力的な曲に出会うことが多いみたいです。このアルバムに収録されていて、昨年シングルとしても発表された「おなじ星」と言う作品は、最近私が知った曲の中でも、最高のFavorite Songです。
恥ずかしながら、この作品を紹介するためにインターネットで「Jungle Smile」について調べるまで、私はこのユニットの存在を知らなかったのですが、Jungle Smileは、作詞とVocalを担当する女性と、作曲と演奏を主に担当する男性からなる二人組で、この作品は1998年に発表された彼らのセカンドアルバムにあたります。
綺麗なメロディラインを今風のデジタル・エフェクトとアナログな感触を施したアレンジの演奏に乗せ、素直かつナチュラルでポジティブな歌詞を、とても素直でのびのある声で聴かせてくれます。
真面目な恋愛をしている人、素直に伝えたい気持ちを伝えられずに悩んでいる人、好きな人の前で素直になり切れない人、ネガティブな恋愛の歌に辟易している人には、特にお奨めの一枚です。
プロフィール&最新情報:http://www.yamaha-mf.or.jp/art/ar/jun.html
作曲担当:吉田ゐさおのホームページ:http://members.aol.com/wisao777/rintame.htm
林檎2連発、と言うわけでもないのですが、今度はアーティストの「林檎」です。これも女性ボーカルで、しかも去年発表された曲ですね(^^;)。
この作品はアルバムではなくシングルとして紹介したいと思います。アルバムにも同じ曲が収録されているのですが、それは「悦楽論」と言うタイトルで、別のアレンジが施されています。この曲を初めて聴いたときは、アレンジがバネッサ・パラディの「be my baby」と言う曲と瓜二つなことに驚いたのですが、聞き込むと、このアレンジこそ、この曲のアレンジとして最適なものだと思うようになりました。
「幸福論」は、実にシンプルな曲なのですが、椎名林檎の表情豊かなボーカルとあいまって、とても魅力的な曲に仕上がっています。この曲も、真面目に恋愛することの幸せをテーマにした歌詞が歌われています。上記の「おなじ星」同様、真面目な恋愛をしている人、好きな人の前で素直になり切れない人には、特効薬になり得る歌ではないかと思います。是非一度おためしあれ。
「下ネタの女王」の異名をとる楽しいキャラクターも魅力の実力派シンガーのファーストアルバムです。今まさにヒットしている作品なので、今更改めて紹介することもないかもしれませんが、私の最近のお気に入りとして是非紹介しておきたいと思い、敢えて掲載します。
これも女性ボーカルで、テーマは恋愛です。全体的にポジティブかつ情熱的な曲が、ぎっしり詰まっています。彼女の作る歌詞は、「SEX」を匂わせる表現が多く、きわどい印象を与えがちですが、内容的には素直かつ真剣な熱い恋愛を歌っている作品ばかりです。SILVAのセクシーな容姿や、下ネタを平気で口にするキャラクターも誤った印象を増長する一因なのかもしれませんが、先入観を抜きにして聴いてみると、いい女がいい恋愛をしているからこそ書ける素直な歌詞だと思います。
「好きな人の前で素直な自分を見せることは、決して恥ずかしいことではないんだ」と言うことを、理屈ではなく気持ちでわからせてくれる作品です。
言わずと知れた、1998年フランスワールドカップのテーマソング「The Cup Of Life」を歌っていたRicky Martinの最新フルアルバムです。これも今まさにヒット中の作品なので、多くを語る必要はないでしょう。「聴いているだけで真面目に恋愛に立ち向かう元気が出る作品」として紹介したいと思います。
強力なラテン系作品「Livin'La Vida Loca」からはじまるこの作品は、BGM的に流しているだけで、この作品が流れる空間を非常に魅力的な空間に変えてくれます。ラテン人らしい極めて情熱的なボーカルが、カラフルなラテン・パーカッションと歯切れの良いホーンに乗って迫ってくるのをきけば、心の奥からフツフツと元気がわいてきます。
もし真剣に恋愛をするパワーを失ってしまっていると感じているのなら、まず最初にこの作品を聴いてみることをお奨めします。きっと「また恋愛がしたい」「真剣な恋愛がしたい」と思わせてくれること請け合いです。
17th,July,1999 by Osamu Yamanaka