ホームページ徒然、その1
酒飲み友達のY氏曰く、「世の中には本当にいろいろな人がいるもんだ。マジで想像を絶するような生き方をしている人とか、ドラマみたいな毎日を送っている人とか、そういう人が実際に結構身近にいるから、驚いちゃうし、楽しい。」とのこと。
確かに世の中、狭いようで広いし、自分の世界は広いようで狭いものです。自分の常識は他人の非常識だし、他人の常識は自分の未知の世界だったり。
最近ひょんな事から、風俗系のお姉ちゃん達のホームページが思いの外沢山存在し、それがまた非常に面白いものが多いことを発見しました。
風俗系で働くお姉さん達のページと言っても、エロ画像満載のページとか、「お店に来てね〜ん」とかの営業目的のページとかではなくて、極めて個人的な日記やら、言いたい放題やら、チャットやらが中心のページです。彼女たちは、パソコンを趣味にしてホームページ作りを楽しんでいるようなのですが、その楽しさが伝わってきます。
風俗の女、と言うとどうしても好奇心が先に立ち、そんなつもりはなくても先入観で「なんか変なこととか、Hなこととか書いてないかな?」とか期待してしまうのですが、実際に読むと、SEXやらお客さん(当然男性)の話やらを、女性の本音に近い?ところでいろいろ語ってくれているようで、期待した内容とは違っていても思わず引き込まれてしまいます。彼女たちの感性や行動が、正しいとか間違っているとかを別問題と考えれば、女は男に対してなにをどう感じるのか、と言う普遍的な部分で非常に示唆に富んでいます。
世の中には本当にいろいろな人がいるものです。そんなことはわかっていても、実際には表面に惑わされることなく、全く生き方の違う人と付き合うのはなかなか難しいことです。ましてや、本音で語り合えるようになるまでには、それなりに努力も必要でしょう。しかし、彼女たちがホームページを公開してくれているおかげで、別世界のように感じられる風俗の世界で働く彼女たちの本音に、少しだけ触れられたような気がしました。
男を手玉に取る仕事、風俗産業で働いていようが、本音で語れば女は女。それがわかるだけでも、彼女たちのホームページは面白いです。
3rd,November,1998 by Osamu Yamanaka
とりあえず、彼女たちのホームページを覗いてみたい人は、まずこちらからどうぞ!