文化人類学(吉岡)・過去問(1997年度・1998年2月9日実施)
1. 以下の文の中で間違っているものがあれば訂正せよ。ただし、間違っている場合は下線を施した語句が誤りであり、その下に正しい語句を記すこと(下線を施した部分を全部書き直すこと。なお、正しい場合は番号左に○をつけること)。
- 妻方居住
を行うと、母系的につながる男性たちが同じところに居住するという結果を生む。
- ウェスター・マークはインセストに関して、親族関係が混乱するから禁止されると論じている。
- 首長制
では、一定の業績を上げて階梯をのぼることにより政治家への道が開ける。
- コミュニタスとは、村落と都市との中間に位置する社会形態である。
- 自文化中心主義とは、すべての文化が自分の文化の亜流であるとする考えである。
- カーゴ・カルトとは、裸になれば浄化されるという予言を信じて行われる運動である。
- サピア・ウォーフの仮説とは、一人あたりの年間のエネルギー使用量はどの文化でも同じという説である。
- リーチのいう表現的行為とは、絵画や音楽などを通して自らの視点を主張することである。
- 自己の4種の祖父母のうち、母の母、母の父だけが、自己とは別の父兄出自集団に属する。
- 野生の思考とは、人類に普遍的な科学的思考のことを指す。
2. 以下の問いに簡単に答えよ。
- 多くの社会でなぜ処女性が重視されてきたのか、ジェンダー論の視点から説明せよ。
- 独立運動そのものが内包する問題点・矛盾点を指摘せよ。
戻る