平成15年度前期期末試験期末問題
憲法II(人権)・憲法I(人権)
井上教官


次の問1、問2の問題に答えなさい。

問1  憲法が保障する基本的人権は「実定法の各分野で通常使われる『権利』とは必ずしも同じ意味ではない」とする見解がある。(以下の(1)(2)の両方に答えなさい)

(1)この見解の趣旨はいったいいかなるものか。簡単に説明しなさい。
(2)(1)の内容を踏まえて、表現活動が制約されている人の表現の自由を実現する場合と、生活に困っている人の生存権を実現する場合とを比較しながら、基本的人権の法的権利性について述べなさい。


問2  甲株式会社は、ある宗教の熱心な信者である乙を採用するに当たり、会社内での宗教の布教活動をしないことという雇用条件を定め、この条件に違反した場合には乙を解雇できる旨の契約内容を告知し、乙の承諾により当該労働契約を乙との間で締結した。乙は、休憩時間中に同僚との雑談で自己の信仰する宗教の教義内容を語り、もし興味があるならば一緒に集会に行かないかと同僚を誘った。この行為が甲会社に知れ、乙は解雇されるに至った。この乙の解雇に含まれる憲法上の問題について論じなさい。

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