平成15年度前期期末試験問題
刑法II(各論)
大塚教官

★解答用紙の記入の仕方
一枚目の解答用紙(合計4頁)の第1頁には[第1問]の小問(1)、第2頁には小問(2)、第3頁には小問(3)、第4頁には小問(4)を解答すること。また、2枚目の解答用紙(合計4頁)には[第2問]を解答すること。

[問題1]
 次の各事例におけるXの罪責について、反対説を批判しながら自説を展開せよ。
(1)
Xは購入したばかりの自転車をAに盗まれた。その数日後、XがたまたまAの家の前を通りかかりその自転車を発見したのでXはそれを無断で持ち帰った。
(2)
Xは、A駅からB、Cを経由してD駅まで電車に乗る際、C・D間の定期券を所持しているのでこれを利用してキセル乗車をしようと思い、B駅までの乗車券を購入してA駅の改札係員Pに呈示してパンチを入れさせ改札口を通過し、電車に乗車してD駅に至り、同駅で係員のいない改札口の柵を押し開けて逃走した。
(3)
Xは、自己名義の預金口座にAから誤って100万円が振り込まれたのを奇貨として現金自動支払機よりキャッシュカードで引き出し費消した。
(4)
XはAから覚せい剤購入資金として200万円預かっていたが、それを遊興費にあて費消した。

[問題2]
Xは、Aから事業資金300万円を借金するにあたり、X所有の土地(時価2億円)にAのために抵当権を設定し、抵当権登記に必要な書類一式をAに交付した。その後、Aが未だ抵当権設定登記をしていないことを奇貨として、この土地にAに対する抵当権設定契約を結んだ事実を秘してBから500万円を借り、Bのために当該土地に抵当権を設定し登記を終えた。Bは、Aの知人でありAが抵当権設定契約を結んだ事実を知ったならばXに融資することは無かった。Xの罪責を論ぜよ。

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