平成9年度前期期末試験問題
試験日1997年9月10日
刑法I
橋爪教官


〔第1問〕
正当防衛において防衛の意思は必要か。また必要説に立った場合、その内容はどのように理解さ
れるべきか。判例・学説の対立状況を概観しつつ、自説を論じなさい。
なお、防衛の意思を不要と解する場合も、防衛の意思の内容に関する判例・学説の状況に言及す
ること。(40点)

〔第2問〕
Xはアパートに一人暮らしのAを殺害しようと考えて、高級ワインに致死量相当の毒物を混入し、事情を知らない宅急便業者に対し、それをA宅に配送するように依頼した。しかし、宅急便業者が配送した際にAは不在であったため、右ワインはそのアパートの大家Bのもとに預けられた。そのため、Bの長男CはそれをB宛に届けられたワインと誤信し、遊びに来ていた恋人Dとこれを飲んでしまい、C・Dともに死亡するに至った。
Xの罪責について、反対説に言及しながら自説を論じなさい。

*解答の順序は問わないが、どの順序で解答したか分かるよう、問題番号を明記すること。

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