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法学(上石)・過去問(1998年度・1999年2月18日実施)

以下の問に答えなさい。解答は、解答用紙に記すこと。

(問1)

近年、アメリカのように司法試験合格者を大幅に増やしたり、司法書士と弁護士を統合してはどうか、という提言が各界からなされている。このような提言が実行に移されれば、弁護士数は飛躍的に増加するであろう。(1)弁護士数の大幅増員が実現すれば、どのような社会変化が生じると予想されるか。(2)弁護士数を大幅に増やすことの長所と短所は何か。

(問2)

ある犯罪・逸脱理論では、犯罪・逸脱(以下、逸脱で統一)の発生をだいたい次のように説明している。人は誰でも逸脱行為(deviant behavior)をすることがある。このような逸脱を(    )(a)と呼ぶ。それらの多くは、特に摘発されることなく終わってしまう。だが、中には、何らかの理由で、あるいは特にこれといった理由がないにもかかわらず、逸脱として摘発され、逸脱処理の公式過程に乗せられるケースもある。ひとたび、逸脱として処理される公式の過程に乗せられると、人々はその者に対して「逸脱者」というレッテルを貼る。レッテルを貼られた逸脱者は、周囲から「逸脱者」として扱われ、それ以外の生き方が困難になってゆく。また、本人自身もアイデンティティを変容させ、自己を「逸脱者」として認識するようになってゆく。そして再び逸脱行為──この逸脱を(    )(b) と呼ぶ──を起こし、再び逸脱処理の公式過程に乗せられることになる。

        (1)本文中の空欄(a)と(b)に適切な用語を入れなさい。

(2)この犯罪・逸脱理論はなんと呼ばれる理論か。

(3)この理論に基づくならば、犯罪・逸脱の数を減らすために、政府はどのような犯罪・逸脱対策をとることが望ましいとされるか。

(4)この理論はその後、理論的な批判にさらされることになった。この理論の理論上の問題点を指摘しなさい。

(5)この理論以外で、犯罪発生を社会科学的見地から説明する理論を一つ挙げなさい。

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