『マスター、囲まれてますよぉ〜どうしましょう』
「ああ、どうしよう…」
 ブレイバーのレーダーに映る、俺達の周りを取り囲む無数の赤い点、それが俺を追ってくるここの私設部隊。
 四方を囲まれてて、しかもブースターも使用できない…さあ、どうでるか?
『どうします?』
「か、考えてない…」
『あーん、どうしようもないじゃないですか』
 ハナコが頭を抱えて、慌てふためいている…それは俺がやりたいよ。

ビービー!
『敵機一機、急速接近!』
「!?」
ザ!!
 ビルとビルの間から、一機の四脚BRが飛び出してブレイバーに飛びついてきた。
「やっべぇ!」
『緊急回避開始!』
ズゥーーン!!
 ブレイバーがとっさに後ろに飛んで、四脚BRの脚を回避するがブースターを使わないただのジャンプはいかんせん距離が短い。
 それで、目の前にいる敵がはっきり見えた。青いモノアイが怪しく光り、両手に夫々2連のバルカン砲門を装備している。
『BR識別完了…量産四脚タイプ、『ゼウス』です!』
「く!やりやがったな!」
 ゼウスだか何だかしらねぇが俺様に不意打ちたぁ!いい度胸してんじゃねぇか!
「これでも、くらえぇ!」
バシュ!バシュ!
 フロッグと言われる、BR専用ハンドガンを奴に向けて発射する。
シュバ!ガガガガガ!
 四足がその弾丸を物凄く高く飛んで回避しながら、俺にバルカン砲を発射してくる。
「うわ!」
『背面被弾!倒れます!』
「く、のやろぉ!」
 操縦桿を強く引いて、押し留まると…また別方向からバルカンの弾が飛んでくる。
『右舷回避!』
 ジャンプや緊急回避を使いながら敵のバルカン砲を避けてブレイバーを前進させる。ビルとビルの間を縫って闇に溶け込みながら俺達を追い回す。飛んでは消える、その行動を繰り返してブレイバーの動きをかく乱するのか?
「ち!てめぇ!出てきて正々堂々勝負…」
『できません!7対1でブースターの使えないブレイバーでは喧嘩になりません!』
「…はっきり言うなよ…」
ガシィィ!!
「何!?」
 急に機体ががたついたと思ったら、ブレイバーが一気に前に倒れて行く。
ガシャァァーーーン!!
 大音響と共にコックピットが大きく揺さぶられる。
「てぇ…な!?」
『機体の0距離地点まで敵機急接近!ああん、もう捕まってるしぃ!?』
「って、やべぇ所じゃねぇ!」
 ブレイバーは四脚の脚に捕まって、仰向けに倒されていた。しかもその4脚がブレイバーを完全に拘束して動けない状態になっていた。
「ブレイバー!ってお前どけっての!」
『通信回線を受け付けません、届きませんよぉ!』
「って向こうは、こっちの意見なんか聞く耳持たないってか!?」
 てか、向こうのパイロット達って吸血鬼だったな、人間には容赦ないってか?
ブオン…
『敵機脚部に高エネルギー反応!』
「な、何がくんだ!?」
『脚部レーザーサーベルです〜このまま捕まったままだと、コックピットを貫かれます〜』
「ま、マヂか?」
『あと数秒の後、レーザーサーベル起動!うわーん、もうお終いだー!』
 本当、お終いみたいに思えるぜこりゃ…ん?これは…
「諦めるのは、まだ早いぜ…ハナコ!」
『は、はい?』
 半泣き状態の、ハナコをよそに俺は奴の下にブレイバーの腕を持っていく。
「一気に行くぜ、どりゃぁぁーーーー!!」
ゴォォォーー!!
 一気にブーストをアップさせて、右腕を展開させてレーザサーベルを起動させて下からアッパーをする要領で貫いた。


勇者あいだ
第2話 魔王の腕『決戦編』〜ソードランチャー〜


ザシャァァ!
「うっしゃぁぁーー!」
 ブレイバーのレーザーサーベルが、重い四足を持ち上げ空中で突き上げて引き裂く。
『ブースターエンジン回復、同時に空中でレーザーサーベル起動なんて…うわー、無茶しすぎですよぉ!』
 ズガーンと言う音を立てて四足は地面に落下して、動かなくなる。
「無茶も何もしなきゃ脱出できねぇだろ!?ブースターも回復したんだ、一気に行くぞ!」
『で、でも。ブースターを使うにはメーターに気をつけてくださいね、レッドゾーンになったら、一時停止してくださいね』
「2分以上オーバーブーストしなきゃいいだけだ!」
『あ、くれぐれも無茶な戦闘はしないでくださいねぇ』
「わーてるよ!」
 そんな事言ってる内に、ビルの間からそれまで姿を隠してきた同じ四足がぞろぞろとブレイバーの周りを取り囲んでくる。
『殺した…仲間…殺した』
『殺した…人……血、吸う…殺す…』
 雑音に似た、人の声のようでそうでない凶器に満ちた声が無線から聞こえてくる。
 あの四足のパイロットか…やっぱ、声を聞く限りでは人間じゃ無さそうだし、血吸うとか言ってるからには、吸血鬼だってことか…
『殺す…血…』
 四足が、前足にレーザーサーベルを出して飛び掛ってくる、後ろからバルカンで援護射撃をする者がいる。
「うっせぇ!気持ち悪い声だすんじゃねぇ!夢に出てきちまうじゃねぇか!」
『ああ、敵がさっきのかく乱とは違い、全員攻撃態勢で攻めてきますです〜!ってああーー』
 ハナコが言い終わる前に、俺は操縦桿を引っ張りブレイバーはブースターを噴出させて飛び出てきた、四足の一体に向けてレーザーサーベルを振り下ろす。
『言ってるそばからぁぁーー!』
「先手必勝!」
ヴォン、ジャキィィーーン!
 レーザーサーベルが下から縦に切り裂いて、四足を一体を地面に落とす。
「おっしゃぁ!」
ズガガガガ!
 一体を落としたすぐ後に、他の機体がバルカンを乱射してくる。着地して、すぐにその弾丸の雨を回避する。
「よし、かわした!」
『油断しないでください、あと5体居ますよ!ブースターを、無駄遣いしないでください!』
「解ってる、ハナコ!サポートしろ、お前はハイブリット・ナビゲーション・コマンダーってのは嘘じゃねぇだろ!?」
『え、は…はい!敵機5、全機がロックオンしてます、数秒後に撃って来ます!』
「おお!あいつだな!!」
ガチャ、ズガンズガン!
 ブースターを噴射して、銃を撃って…今撃ってきそうな奴のコックピットある体の中心部を狙い撃ちする。
「めーいちゅ!」
『次、左舷より接近!レーザーサーベル来ます!』
ガジジジーー!!
 ブレイバーのレーザーサーベルが、四足のサーベルを受け止め弾き返す。だんだん足並みが揃ってきたな…
『高速連射砲、来ます!』
「後ろに飛ぶぜ!」
 上手くブースターを噴射させて、後ろに仰け反りながら敵の弾丸を避ける。
「うっし、上手くなってるぜ、ハナコ!この調子で全部落とすぜ!」
『はい!…待ってください、レーダーに新たな反応!』
「え!?」
 ブレイバーを囲む残り4機の四足の後ろ側、つまりビルの方に新たに5つの反応が出てきた。
『増援です、ゼウス3機内一機は隊長機…後の二機のデータロード、重量二脚重武装型『アイスコマンド』と中量二脚特殊型『セイメイmk_5』です!』
「佐倉か!?」
 あの青い重武装形のBRは佐倉が俺に見せてくれたBRだ…
 あいつ、俺を逃がしたんじゃ…いや、あいつが俺を逃がしてで追い回す人間じゃない事はわかってる。
『レーザーサーベルとハンドガンだけの低武装で、よく持ちこたえた物だな…』
 人を見下したような、声が通信を通して聞こえてくる。そしてあの趣味の悪いBRは間違いねぇ、御堂の奴だ。
「はん!あいにく、こっちは新型なんでな…てめぇのような趣味悪いBRとは違うぜ!」
『ほほう、鼠如きが…これだけの援軍相手によく咆えるな。だが我が『セイメイmk_5』を舐めてもらっては困る…全機!奴の掃討にかかれ!撃墜されてない者もかかれ!』
「げ、いきなり出てきて総攻撃か!?」
『BRでの本当の戦い方を鼠に教えてやれ…』
 御堂の指示の後、最初に取り囲んで残っていた四脚どもが飛び掛ってくる。
「返り討ちにして!」
『やれません!あ、アイスコマンドのパイロットから個人通信です』
 ナイスツッコミと思ったところで、アイスコマンドのパイロット…佐倉から通信を開いてみる。
「佐倉か!?どういうこった」
『やあ、相田君。ごめんね、御堂はこうなると厄介だから、形だけだけど出撃したよ』
 佐倉が通信を通して、両手を合わせて誤ってる。
「んじゃあ、お前も俺を?」
『いや、僕も適当な所で切り上げてこっち側を攻撃するから、その前におじいさんと合流して。ちなみにこの通信は御堂側には聞こえてないから心配しないで…』
 そして、佐倉からの打ち合わせがあって…俺は口裏合わせた作戦を決行する事にした。
「にしても、こいつ等しつこいってんだよ!!」
 前線で戦ってる4脚がさらに俺のブレイバーにさらに攻撃を仕掛けてくる。これじゃあ作戦どころじゃないぜ。

『さて、我々も行こうか…佐倉、足は引っ張るなよ。お前のBRの腕は三流以下なのだからな…せいぜい後方支援がいい所か?』
「……うん、そうさせてもらうよ(さて、後は相田君の腕次第だね…)」
『ふん…ライディングブラシランチャーを出しろ!』

バンバン!!
「こいつ等ぁ…キリがねぇ!」
 ブレイバーを襲ってくる4脚どもに銃弾を浴びせるが、御堂が現われて以来動きが一段と早くなって攻撃が増した。
ズダダダダ!
 カエルのような動きにブレイバーの情況は次第に悪くなる一方だ。
『これじゃあ、すぐに…銃の弾が無くなります、レーザーサーベルじゃ多勢に無勢です。急いで離脱を!!』
「解ってるよ!」
 ブレイバーを反転させて、ブースター拭かして敵の攻撃を回避すると…
ギュイィィーーン!!
「何!?」
 後ろから、赤いネット状の光が攻撃を仕掛けていた2体の4脚を飲み込んで、まるで魚を網で捕獲したように地面から持ち上げた。
『ちっ、外したか…』
 それ…御堂の趣味の悪いBRは2体の4脚を軽々と、自分の持ってる奴と同じような巨大な筆の毛筆から発射されたレーザーネットに捕獲し持ち上げて地面にたたきつけた。
ズガァァーーン!
 地面にたたきつけられた4脚は潰れて機能を停止する。
「御堂!?」
『ふははははははぁ!』
 レーザーネットを戻し、御堂のBRはブレイバーにそのでっかい筆を両腕で振り上げる。
ブォン!
 レーザーネットの次は毛筆から、レーザーサーベルを出して長刀を振る要領でブレイバーに斬りつけて来た。
「ブレイバー!!」
ブィン、ジャイィーーーーーン!!
 ブレイバーのレーザーサーベルが間一髪の所で、その筆から出たレーザーサーベルを受け止め、受け流した。
「く、また趣味の悪い武器で攻撃してくんじゃねぇか…御堂…」
『ふふふ、私が考案したこのライディングブラシランチャーは、レーザーネット、レーザーサーベル、拡散ビーム砲と3つの武器を仕込んだ自信作だ…食らえ!』
 まったく、趣味の悪い武装だぜと思った瞬間筆からレーザーサーベルが引っ込んで、俺に向けて何本もの拡散ビームを毛筆から放った。
バァ!
『対アンチビーム装甲、起動!』
 ブレイバーに至近距離から、放たれた数本のビームが当たり…後ろに後退する。装甲に焦げ目が付くが、そのビームは貫かずにはじけたが、衝撃で舌をかんでしまった。
「あで!」
『アンチビーム装甲、100%稼動。被弾箇所に若干の損傷あるものの、問題はありません』
「いってぇな!舌噛んだぞ!」
『ちぃ!小ざかしい装甲を、スパイが堕ちろ』
ブォン!
 筆にレーザーサーベルを起動させて、再びブレイバーとの格闘戦となる。
『害獣駆除!!』
「くのぉ!!」
 レーザーサーベルがぶつかり合い、火花が飛び散る。筆の大きさも相まって向こうが優勢で、片手のレーザーサーベルじゃ押されてしまう。
 徐々に後退させられて行くブレイバー、このままだと本当ヤバイ。
『ふ…これで』
バシ!!
 筆を反転させて、ブレイバーのレーザーサーベルを弾き返した。右手が弾き返されて反撃のできない体制にされてしまった。
『スパイが…死ねよやぁぁ!!』
 その隙を御堂のレーザーサーベルが俺のブレイバーの、コックピットに向けられた。マヂやべぇ…これじゃあコックピットごと刺し貫かれちまう。
 避け切れねぇし、レーザーサーベルを振る余裕さえ無い。これじゃあ…
「く!」
ズドーン
 御堂のBRの頭が突然爆発して、間一髪のところで後退する。
『ぐはぁ!な…何!?』
「そ、それはこっちが…」
 佐倉のBRが放ったもんじゃないとすると、他からの援護射撃!?
『外部から通信が来ました!』
 通信回線を開いて、何処からか援護をして来た者の

『りょぉぉーーーたぁぁーーー!!』
 き、聞きなれた声がブレイバーの通信に大きく入って来る、ったく通信機能が音量を小さくしててもでっかく耳鳴りがする程のでかい声だ。
「爺さんか!?」
『バカチンが!!武装をもたんと、BRだけ持って行きおってからに!?』
「阿呆ジジィ、運送業者にちゃんと武装を持たせてからいけってんだよ!!」
『せっかく、またわしが助けに来ておいて、何じゃその言い草!?』
「って、さっきの攻撃はあんたか!?」
『レーダーに友軍機と思われる、車両を発見しました』
 車両?ブレイバーを後退させながらその車両と言う物を確認する。
「爺さん、あんたなんてもんに乗ってんだ!?」
 爺さんが乗ってきたのは、軽トラックに応急処置でバズーカ砲をくくり付けたような、なんともお粗末な物だった。
『わしのドライブテクニックと、この対BR用実弾バズーカだったら少しはもつわい!』
「にしても、無茶をしすぎじゃねぇか!?」
 確かに前はその爺さんの車の運転で助かったようなもんだし…
『そんな事より、わしと佐倉君が敵を引きつけてる内に街の外に業者トラックから、武装を受け取れ!』
「あ、ああ…どの地点だ!?」
『こっから1k程先の入り口辺りのこの地点にある、レーダーに転送しておいたぞい!』
 レーダーに黄色いしるしがされている、あそこまでいけばブレイバーの武装が付くのか。
『ク…ギルティの刺客か…小ざかしい攻撃をしてくれる…各機、ターゲットをあのふざけたトラックに向けろ!』
 御堂のBRが、撃たれた頭を手で抱えながら4脚達に指示を出す。
「じいさん!集中攻撃されるぞ!」
『む?』
ダダダダダァ
 御堂の指示が出て、余っていた4脚ども全部が爺さんのトラックに向けて、バルカンを乱射してくる。
 その弾丸を、爺さんのトラックは抜群の反射神経で避けながら4脚にバズーカを発射する。その弾丸に4脚の頭とコックピットは吹っ飛んで、爆発を起す。
ズガァァーーン
「うわ、すげぇ…」
 意外にも爺さんのトラックに積まれているバズーカの威力に俺は感心してしまう。
『戦時中は、『烈風の獅子』と呼ばれたワシじゃ、戦闘車両の扱いなら下手なBRにも勝てるわい』
「戦時中って、あんた今何歳だ!?」
『それは聞かんでええわい、早くいかんか!』
「お、おう!」
 あんなトラックで俺が苦戦したBRと台頭に渡り合ってるから、しばらく任せられそうだな。
「調子に乗って、おっちぬんじゃねぇぞ!」
『おうよ!』
『く、何を無駄話を!まとめて死ね!!』
バシュゥ!
 御堂のBRの筆から、再び拡散ビーム砲が…トラックとブレイバーに向けて放たれる。
「げ、回避!」
『ぐああ!』
 ブレイバーはそのビームを何とか回避するが、爺さんのトラックの前輪部分に命中してトラックが前に倒れたしまった。
『友軍機にビームが命中しました!』
「言わんこっちゃ無い!!じじい、生きてるか!?」
『…ば、馬鹿もん、わしをかってに殺す出ないわ!』
「ああ、もう世話やかすんじゃねぇ!くそじじぃ!」
 俺は街の外へと向っていたブレイバーを反転させて、倒れた爺さんのトラックに向ってブーストダッシュで走り寄った。
 さっきの、トラックに積まれていたバズーカの威力を見て少しいい考えが閃いたんだ。
『馬鹿ちん!さっさと武装の元へと行けと言うのじゃ!』
「俺たまって、天才かも…」
 そう言ってブレイバーをしゃがませて爺さんの乗ったトラックを両手で持ち上げ、小脇に抱える。
「よっしゃ、ハナコ。爺さんのバズーカの照準を表示できるか!?」
『ええ、できますけど。ブレイバーじゃ撃てませんよ』
「ばーろー!俺じゃなくて、おい爺さん、バズーカはまだ生きてっか!?」
『タイヤしかふっとばさなかったわい!それにバズーカの弾は後9発じゃぞ!』
「よし、合図したら、バズーカーを発射してくれよ」
『ぬぬ!?』
 俺はそう爺さんに告げると、ブレイバーを反転させて…
「ドンッ!!」
『お、おう!』
ズドン!
 バズーカから発射された砲弾が、今襲いかかろうとしていた4脚の一体の体を貫いて大爆発を起した。
『ほう〜考えたのぉ、亮太よ。それでこそ勇者じゃ』
「へん、爺さんのバズーカの威力が使えるって思っただけだよ」
 自分でもあんま勇者とか何とか、実感わかねぇけどこれとは
『よし、わしを使って脱出までの時間を稼ぐのじゃ』
「了解したぜ、んじゃ行くぜ!ターゲットは俺が定める、じいさんは!」
『おう!わしは合図と同時に撃つぞい!』
 だが爺さんを助けていた隙にブレイバーの近くを、完全に4脚どもが包囲されている。こうなったら、4脚どもだけでもぶっ潰す。
「爺さん、来たぜもいっちょ、ドン!!」
ズドーン!
 正確にターゲットにカーソルを合わせて、合図と同時にバズーカを発射。それを繰り返して、的確に4脚の数を減らしていった。一撃で倒せなかった4脚はレーザーサーベルで斬り捨てる。
 それを繰り返しながら、4脚を減らしながら街の外へとブレイバーを急がせた。
「見えてきた!あれだな、ブレイバーの武器は!」
 町の境界辺りに、黒いトラックが置かれているのがわかる、さっきまでレーダーに映ってなかったのを見ると、ステルス機能でもついてんのかも?
『逃がすかぁ!』
 やべぇ、手が届きそうな距離にあるのに、御堂のBRが筆のレーザーサーベルを振りかざしてブレイバーに襲いかかってきた。爺さんのキャノン砲を向けるタイミングが掴めない…斬られる!!
「うわぁぁぁーーー!!」

ズドォォーーン
 ん?爆発音?俺のブレイバーじゃねぇ、だったら…
『ぐああ!!さ、佐倉かぁ!?』
 ブレイバーを反転させて、その方向を見ると…遠くから、バズーカ砲の銃口を御堂のBRに向ける、佐倉の重武装BRが見えた。
『さ、佐倉…私のBRに当ててどうする!?』
『あ…ごめーん、手元が狂っちゃったよ…』
『な、なに!?佐倉…お前…まさか?』
 佐倉がわざとらしくそういうと、今度は左手に持たれているアサルトライフルを向ける。
『今度は外さないよ!』
ガガガガガガガガガガ!!
 ライフルの引き金を引くと同時に、銃口からライフルを乱射させて俺じゃなく御堂のBRを狙ってホバー機工を用いて急接近する。御堂のBRは、ブースターを噴射させて弾丸を避けながら俺達から離れた。
 は、はええ!あんなに背中に武器背負ってて、あんなに早く移動できるなんて。しかも、佐倉自分で、BRの扱いは3流だって言ってたけど、俺だってあんな動きはできないぜ。
 御堂もその意外な攻撃に驚いてるのか…
『く!貴様…裏切る気か!?』
『人聞き悪い…僕は、最初から…君の所についた覚えはないよ!!』
 ライフルと一緒に、バックパックの右のスロットにある、短めの砲座を右肩に展開させてそこからも強力なチェーンガンを乱射させる。
キュイイイイイィィィーー!!
『ぐ!ならば、貴様も…『ギルティ』の…』
『そう、噂程度だけど…警視庁特生刑事課所属の『アイスマジシャン』佐倉雪菜さ…陰陽師…御堂耕也、並びに前科14の大吸血鬼・ヴァンデットを逮捕しに潜入捜査をしてたって訳さ…』
 そして、激しい乱射を止めて右のバックパックスロットの長い砲身を持つ砲座を右肩に展開して…照準を御堂のBRに向ける。
『く、やはり…ギルティの仲間だったかお前も…あの男と同じ』
 筆を、ブレイバーに向けて御堂はそう言った。
「佐倉、お前…やっぱ助けてくれんだな!?」
『うん、一応…任務は同じだからね。それに新人勇者君の2戦目でこれだと辛いでしょ?』
「ど、どう言う意味だよ!佐倉!」
『言葉通りさ、でもちゃんとギャラはあいだ君の方が多いから安心して良いよ!』
「く、結局それかよ…!?佐倉!!」
 ちょっと呆れかえると、佐倉のBRの横から、御堂のBRがレーザーサーベルを振り下ろす。
『この!私を無視するか!?この3流BR使いがぁ!!』
『く…』
 ライフルを持ったまま、腕にレーザーサーベルを展開させて御堂の攻撃を受けとめた。
ジャイィィーーン!!
『く、貴様…いつの間にBRの腕を上げた…』
『どうかな?コマンドはこう見えてじゃじゃ馬でさ、まあ『ギルティ』に比べちゃ僕は3流って意味だと思うよ』
「うわぁ…」
 佐倉って今思ったが、性格が激性悪じゃないか…?
『という事は、御堂は3流以下ってことかな?』
『く…なめるなぁぁーーーーーー!!!』
 佐倉のとどめの一言でついに御堂が切れて…レーザーサーベルで佐倉の重そうなBRをはじき返した。
『く…結構パワーあるね…あいだ君!!早く武装を装備するんだ!!』
「お、おお!」
 さっきから見物していた俺は、ようやく気付いてブレイバーを反転させて、さっきのトラックのある場所に走った。

『行くよ…!!』
 弾き返された後、アイスコマンドの状態を起こしながら、バズーカとガトリングライフルを振り上げ、バックパックスロットにある3つの砲門を展開させて、両肩と両腰のミサイルポッドを全部展開させて…目の前の御堂のセイメイmk_5にすべてのターゲットカーソルを向けて…、全砲門を発射させた。
ズガガガガガガ!!
ズギュンズギュン!!
ババババババババ!!
 バズーカとバルカン…チェーンガン、ロケット砲が火を吹き、ミサイルが飛び交い、最後の総仕上げに、頭の上にある巨大な拡散レーザー砲が光の矢を放った。
 全ての武器を乱射させて、標的を跡形もなく消し飛ばす…絶対無の技…それがアイスコマンドの必殺技なのだ。
 すべての砲門を御堂のBRに向かって制射して、アイスコマンドが後ろに少し後退する。
 全砲門を撃ったアイスコマンドの前の町の部分は一部を除いて全て吹き飛び、まるで隕石が落ちたようになった。
 そんな中で一つだけ、消滅していない物があった。光を放つ丸い円盤状の物がその前にぽつんとあった。
『言ったろう、佐倉…私を舐めてもらっては困ると…このBR、セイメイmk_5のこの笠はただの飾りではない!』
『対艦レーザー砲専用のメガシールドか…それならば、どんな攻撃を食らっても、平気なはずだね…』
『ふん、このメガシールドは…戦艦用のレーザー砲は愚か、核ミサイルの衝撃も0に押さえてくれる優れものだ!どんなBRの武器も通さぬわ!そして、この3つの武器を内蔵したこのライディングブラシランチャー…まさしく、最強の矛と盾を持ったわがセイメイmk_5は、無敵なり!』
『確かに厄介だね…でもね、それを『矛盾』って言うんだよ!』
 アイスコマンドのブースターを噴射させて、御堂のBRに向けてバズーカを撃った。


 向こうの方ですげぇ爆発音が聞こえた。佐倉が御堂のBRと戦ってるんだろうな…俺はブレイバーをしゃがませて、爺さんを乗せたトラックを近くの道路に置くと、爺さんが中から出て来る。
「ふう、危なく成仏する所だったわい」
「大丈夫か?爺さん」
 俺は、コックピットから降りて、黒いトラックの所へと向かう。
「バカちんが!そのまま乗っておらんか、すぐに武装を装着させるに!」
「お、おうすまねぇ」
 爺さんにどやされて、俺は急いでブレイバーにのコックピットに戻った。
 なんだ?BRの武装を装着する時って、ハンガー無しじゃクレーンとか使わないと手間隙かかるんじゃねぇのか?
 コックピットから見てると、爺さんがトラックの運ちゃんとなんだか話しをして、運ちゃんと一緒に運転席に戻る…
『そんじゃ、行くぞ!変形開始』
 爺さんの声で通信が入ると同時に黒いトラックがタイヤを平面にして荷台が開いて変形しはじめた。
グイーン
 荷台が開いて、二つに分かれて縦に立ち上がると丁度BRのハンガーへとあっという間に変形を完了させた。
『ハンガー変形完了、よぉし!亮太よ、そのハンガーに乗って武装を渡すぞ』
「お、おう!」
 俺はブレイバーのレバーを引いて動かして、後ろ向きでハンガーに乗った。
『それでは、やっと出番ですね。ブレイバー、バックパックスロット1,2…BRウェポン装着、セットアップ開始』
 ハナコが機械的な言葉を言いながら、装着作業を進めて、ブレイバーのバックパックの右に長い砲身のある、キャノン砲と大き目のミサイルポッドが装着された。
『対艦用集積レーザーライフル、左腕装備…バックパックゲージ、アップ。ブレイバー、武装装着、完了!』
 バックパックのブースターのゲージが装備していなかった時より格段にアップした。
「おお!すげぇ」
『これで、武装装着前より、長くブースターが使えますよ、でも無駄遣いは禁物ですよ』
「おーけー、んで…この、なんだ?でっけぇレーザーライフル」
『これは、戦艦の主砲にも装備されてる、レーザー砲の出力と威力を、集約させた最新型ビームライフルです。威力はそんじょそこらのレーザー砲より格段に上ですが、段数が50発しかありませんのでお気を付けください』
 何だかしらねぇけど、とにかくすげぇライフルだって事は解った。そう感心していると、爺さんの声がコックピット内に響いた。
『何をしておる!早くせんと、佐倉君があのBRに落とされてしまうぞ!!』
「お、おう!行くぜ、ハナコ!ブレイバー発進!」
『りょ、了解です!』
 ブレイバーの操縦桿を思いっきり引いて、トラックハンガーから飛び、佐倉のBRのいる場所に飛んだ。
「おぉぉぉぉーーー!!」


ズガンズガン!カチ、カチ
『ち、バズーカが弾切れ……』
『死ねよやぁぁぁーーーーー!!』
 ガトリングライフルの弾も尽きて、バズーカもたった今、全ての砲弾を撃ち尽くしたが、御堂のBRのメガシールドに阻まれて、全く効果を見せず、負い込まれて行き…御堂のBRが筆のレーザーサーベルを、アイスコマンドへと斬り付けた。
 至近距離じゃ、こっちのレーザーサーベルを起動させる隙がなく、アイスコマンドの腕を振り上げて受けとめようとした。
ジャキィィーーーーン!!
 一瞬アイスコマンドとセイメイmk_5の間を赤い物が遮って、今まさに振り下ろさんとするレーザーサーベルを受けとめた。

「くぅ!間一髪だな、佐倉!」
 何とか、御堂のBRが趣味の悪いサーベルを振り下ろす前に滑り込んで、レーザーサーベルで受けとめた。
『あいだ君!ありがとう…でも少し遅いね』
「馬鹿ちん、おまえのBRそんなに傷ついてねぇだろ?」
『アイスコマンドのいい所は装甲が分厚いことだよ…』
「よし、それなら…安心だぜ!」
 俺はそう言うと、御堂のBRの腹を蹴って…引き離した。
『ぐぅ!鼠が……く!?』
 引き離した所で、再接近してレーザーサーベルを斬り付けるが、御堂のBRはそれを頭に持っていた笠で防いだ。
「な、笠ぁ!?」
『ふん、このメガシールドはレーザーサーベルの刃も通さん!』
「つくづくおまえの趣味を疑うぜ御堂!!」
『何度でも言え、野鼠が!!例え、どんな武装を施したBRでも、私の最強の盾と矛の前に屈するのだ!佐倉のようにな!』
ビィィーーー!!
 後ろに飛びながらブレイバーと佐倉のアイスコマンドに向かって、ビームネットを放ってきた。
 それをレーザーサーベルでぶった切って、御堂のBRに指差してこう言った。
「てめぇ、国語の授業習った事あっか!?そう言うのを、ほこたてってんだ!!」
『…あいだ君、それを言うなら矛盾だよ』
「……あってんだから、いいだろ?」
 後ろから佐倉が、鋭いツッコミを入れてくる。佐倉…俺の国語の成績しってっか?1だぞ!
『ふん、これだから学の無い猿は扱いにくいのだ!!食らえ!!』
ビィィ!!
 レーザーネットを、引き戻して、今度は拡散ビームを筆から放ってくる。俺は飛びながら避けて佐倉も後ろに後退しながら、その何本もの光の矢を避けた。
「その自身たっぷしの口もこいつを食らって見てからいいな!!」
 俺は左手に持っていたレーザーライフルを振り上げて、御堂のBRに向けて照準を合わせた。がそれを受けとめんとまたあの笠を頭から外して、前面に向けた。
『ふん、ただのレーザーライフルならこのメガシールドを貫けまい!』
「御託は食らってから言え!!GO!!」
 トリガーを引いて、御堂のBRに向けて、チャージされたレーザーが放たれた。真っ直ぐ御堂のBRの盾に向かってレーザーは飛んで…その光の矢は一直線に、そして糸も簡単に、その盾を貫いてその後ろのBRの腕をもぎ取った。
『な、何!?メガシールドを貫通しただと!?』
『やった!御堂のメガシールドを落としたぞ!』
 うわぁ…打目元で撃ったけどまさかあんな威力だとは思ってもいなかったな。十八番のシールドを貫いて、腕を切り落とすなんてうーむ、まるで…剣。

 そう、剣だ…剣の刃のように研ぎ澄まされた刃のように、標的を貫く…

「ソードランチャー…よっしゃ、このレーザーライフルはソードランチャーって命名してやる!」
『え?そりゃまたなんで?』
 モニターでハナコが聞いてきた。何だか、物凄く不満そうなんで…
「俺の命名センスが悪いってか?俺がそう呼ぶんだからそうなんだよ」
『良いじゃありませんか、始めていい名前のセンスだと思いましたよ、マスター』
「ああ?本当にそうおもってんのか?ハナコ、まあいいや…盾がなくなりゃ、後は簡単だ…一気に行くぜ!」
 右腕を失った御堂のBRは尚も筆を持って応戦しようとしている。
『このぉ、鼠が…許さん!』
 筆を片手で持って、覚束ない動きで拡散ビームを放った、でたらめに撃たれた何本ものビームを避けて…俺は再度レーザーライフル…いや、ソードランチャーを御堂のBRに向けた。

『ターゲット、ロックオン!』
 ハナコの声と共に腕・足・頭・胸・そして、趣味の悪い筆ランチャーにターゲットカーソルを自動出合わせて、トリガーを引いた。
「撃ち損じ無し!全部当てるぜ!ソードランチャーッGO!!」
バシュ・バシュ・バシュ!
 ソードランチャーの銃口から何本ものレーザーを連射させて、腹のコックピット以外の場所をピンポイントで、命中させる。
『ぐぅ!がは!うがぁぁーー!!』

 最初のレーザーが、筆を持っている左手を落として、次のが足を撃ち落し、そのコンピューター中核である頭を破壊して、そして燃料とかその他もろもろ、まあとにかく何でも詰まってて、コックピットから離れた場所である胸を撃ち抜いて、御堂のBRは制御を失って、ガクンと座ってしまった。
『ナイスですマスター!全弾命中です!』
「おう、俺の腕がいいのと、お前のお陰だぜ、ハナコ!」
『ありがとうございますぅ』
 ハナコが手を合わせて喜んでいる。
『ば、馬鹿な…私の、最強の矛と盾を持つセイメイmk_5が、あの訳の解らない機体に…落とされるなんて…しかも、戦闘BRを始めて使うあんな鼠に…』
『鼠じゃねぇ!俺は、世の中の平和を守る正義の使者、勇者あいだだ!それを覚えておけよ!』
ブゥン!
 佐倉のアイスコマンドが御堂のBRのコックピットに向けてレーザーサーベルの切っ先を向ける。
『君の敗因は機体の性能に自惚れすぎて、武装の矛盾点に気づかなかった事だよ。んじゃ…御堂耕也、第一級犯罪に手を貸した罪で、逮捕するよ。大人しくBRを下りて投降するんだね』
『く……ここまでのようだな』
 御堂が、ふうとため息をついて諦めたような声を挙げると、コックピットハッチを開けて…
「だが、私もまだ仕事のギャラを貰っていないし…貴様や、あの男に負けっぱなしだと歴史に名高い陰陽師の血に恥じる…BRでの対決は私の敗北だが、今度はビルの中で決着を付けてやろう、勇者よ!」
『え!?』
 御堂がそう言い放った後、御堂のBRから閃光が放たれ、ブレイバーのモニターを被い俺は目を手で庇った。
「くぅ、メガネをしてる奴に、閃光弾つかうんじゃねぇよ!」
『は、油断した!御堂を逃がしたよ…』
 光が収まって、まだ眩んでる目を擦りながら、御堂のBRのほうを見ると、コックピットにはもう御堂の姿はなく、ただ大破したBRが力を失って、ずーんと倒れこんだ。
「御堂はどこだ!?」
『多分、プロディック社のあのビルに戻ったんだよ。多分そこに、今回の任務の大ボス、吸血鬼ヴァンデットの腕が、あるはずだよ』
「……俺がビルで見たあのきもちわりぃ腕か…」
 あの腕が今回の事件の大ボスで、この町を前市長から乗っ取った張本人か…。腕だけど、とってもやな感じがしたぜ、本当生理的にありゃうけつけねぇよ…
 BRの部隊と御堂のBRをぶっ潰したから、最後はビルの中にいる彼奴らが相手なんだ。
 なんだか、話的にすごくでっかい事件に巻き込まれたような感じだけど、しかたねぇ、乗りかかった船だ、最後まで付き合うしかねぇな。
 それに、御堂の野郎とは決着つけなきゃならんし…あいつ、あの中で待つと言ってたからな…結局のところ、あのビルに戻らなきゃならないってわけか。
『ああ、御堂のBRとの戦闘で…機体の弾丸を撃ち尽くしちゃったね…ビルの格納庫に置いたまま出てきちゃったからね』
 バックパックの三つの砲門も、持っていたライフルも全部弾を使い果たしたように佐倉は、がっくりしたようにうなだれてる。
「ってか、聞いてなかったけど、お前警察なんだ」
『うん、さっき言ってなかったっけ?』
 まあ、言ってたような気がしたけど…
『二人とも!何をしておるのじゃ!さっさと、ビルにあの陰陽師を追わんか!』
 佐倉と無駄話をしてると、爺さんの声がコックピット内に響いて、二人で、ビクッとしてしまった。
『それじゃあ、行こうか?』
「お、おう!行くぜ!!」

 二つのBRのブースターが、噴出してまっすぐと要塞ビルに向かって飛んでいった。待ってろ、御堂そして大吸血鬼のなんたらとやら!この俺、勇者あいだ様が、ぎったんぎったんに伸してやるぜ!


最終決戦編に続くぜぇ!

相田亮太専用BR『ブレイバー』
分類:中量2脚BR
会社名&品種:HONDA・BR開発部門・モビルラビッツ215
搭乗者:相田亮太
全長:9m 重量15t
ブーストダッシュ最高時速:500k
武装:20m機関砲
   マグナムリボルバー・フロッグ
地対艦集積レーザーライフル(ソードランチャー)
   レーザーサーベル
   長・中距離B型ミサイル
   ハイメガバズーカランチャー
 相田亮太が、二話で貰い受けた赤いスタンダートタイプBR。車のメーカーホンダ社の最新モデルを木野が改造したもので、対妖怪獣用に全体的に性能がアップしている。テストタイプとして、武装が固定武装であるマグナムリボルバーとレーザーサーベル以外は取っ払われて、相田はこの状態のまま二話を乗り切った。換装後に装備される対艦用の大型レーザーライフルは高い威力のレーザーを発射して一撃で戦艦の装甲を貫く程の破壊力を持ち、相田の趣味で『ソードランチャー』と呼ばれる。右肩のハイメガバズーカランチャーは、実弾ながら爆発力が高く着弾後500メートル四方に、爆風を撒き散らす。

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