鍵爪についての、ちょっとした解説。
by浦谷竜蔵
はじめに
首領の委託を受け、この解説をさせていただく、浦谷です。
この物語、「鍵爪」は、実を言えば、月姫とのクロスオーバーであります。
そのため、黒鍵や黒い銃身、第七聖典など、教会側の用語が多数出現すると思われますが、ご了承ください。
1、獣人
この獣人という輩。
月姫で説明されてない部分を勝手に想像したものです。
多くの超越種がいるはずなのに、月姫本編および、歌月十夜、メルティブラッドなどの関連作品、また空の境界などを含めても、吸血種以外の超越種・幻想種らしきものは、
ネロ=カオスの獣にみられるくらいで、ろくにいない。
そこで、この物語の根幹を成す「獣人」を設定させてもらったそうです。
この種族は、アルトルージュの配下の死徒にけんかを売って、滅ぼされてしまったのですが。
その中でも、最強の力を持った竜人がかけた呪いの言葉のせいで、
フレキやゲリは迷惑してるのです。
彼らは自覚してないでしょうが。
2、獣人の「死徒」
獣人にも、吸血種の真祖、死徒に当たる存在があります。
「獣祖」と「死徒」です。
獣人は吸血種に比べて人よりの存在なので、獣祖とは言え吸血種の死徒二十七祖レベルにはかなわないのですが・・・
同じように、仲間を増やす事が出来ます。
それが、獣の「死徒」です。(吸血種の死徒と区別するため、こう呼びます。)
彼らは、吸血種の死徒と違って、祖に支配される事はありません。
獣の死徒は、獣祖に傷をつけられることによって、その力の一部を手に入れたもののことです。
また、そのせいで寿命は人間より短く、また繁殖性もないので教会は放置しているのです。
それに、獣祖も獣の死徒も数が少ないですしね(汗
ただ、問題なのは、獣の死徒は「死徒」は増やせないけど、人を殺す事で、吸血死徒の使う「死者」に当たる傀儡を作る事が出来るのです。
ソレが、所々に現れる人狼たちです。
彼らは「死に逝くもの」とも言われ、肉体的には殆ど死んでいるので、死者は数日から数ヶ月で朽ちていく事になります。
また、彼ら死者は食欲のみで動いているので、獲物は骨も残さず食っちゃうので、死者が増えると言う事もありません。
この辺りも、教会が手を出さない、実態が把握できない理由かもしれません。
・・・今は、この程度ですが、やがて解説は増える事でしょう。
では・・・