「エクストリガー!発動!」
ガチャッ!ヴゥゥン!

 エクストリガーが発動して、アグルストーンの黒い靄のような物は消え…聖なる光が発せられた。聖なる光は俺の体で、10倍の力となり口が開き放熱現象を起こした。
「ルガー信一さんを頼んだぞ」
 エクストリガーの発動と同時に俺は、ルガーに信一さんを乗せるとルガーは来た道を引き返していった。
「黒狼の身体能力増倍……ダークトリガー…発動」
ガチャ!ヴィィーン!
 エージェントはベルトのボタンを押すと、機械音と共に体全体が光りだした。
「奴もエクストリガーを!?」
「殲滅処理…開始」
ザン!
「おもしろい!」
 奴が仕掛けてきて俺もそれを迎え撃つ。加速した力と力が正面でぶつかり合う。
ガイィィーーーン!
 奴の拳と、俺のシールドブレードの刃が交じり合う。力も早さも互角か…
 残像と残像が交じり合い…拳と拳が火花を散らした。
「がぁ!」
「む!」
ドゴォォーン
 戦いの場は未だ改造兵士レベル2…カスタムソルジャー2改の暴れまわる施設の奥にまで侵入していった。
「邪魔だ!どけ!」
 俺はブレードで、そいつ等をぶった切りながら…エージェントに斬りかかる。
「むん!」
ジャイイイイーーン!
 片手でブレードをエージェントは受け止め…あまった手を俺の顔面に向けると、それに装備されたグレネードランチャーを発射させた。
ズガァァーーン!
 眼前でグレネードランチャーが爆発して、俺は奴から吹き飛ばされる。
「ぐあ!」
「…殲滅…する」
 機械的な発生の後、エージェントは全身のミサイルを再び展開させる。
「させるかよ…捕らえろ!チェーンクロウ!」
 両手のチェーンクロウをエージェントに向けて右手から発射して、奴の体を爪で捕らえる。
ガシ!
「うおぉぉーーーーーー!」
 俺は着地した反動を利用して、チェーンを引っ張り、奴を背負い投げするように俺の方に向けて放り投げた。奴がミサイルを発射する時…体を地面で固定しなければ自身反動で吹き飛ぶ…そこが狙い目だ…
 俺は左手にクロウを出して…チェーンにより引っ張られ…無防備になった奴の腹部にエクストリガーにより強化された拳と共に振り上げる。
「ぬ!」
 青い炎が拳を纏い…加速度をつけ、エージェントの鉄の体を貫いた。
「黒狼爪拳(クロウパンチ)!」
ガシャァァーーーーーー!!
 俺の左腕の突き抜けた穴からエージェントの体は、メキメキと音を立てて…真っ二つに千切れた。
「処理…失敗……任務…失敗…任務…し…」
バリィーン!
 上半身だけとなったエージェントの頭部を踏み砕く。
「ふう…手こずらせやがって…」
 向こうもエクストリガー(ダークトリガーとか言ったか)を使ってきたが、俺と同じ物なら…俺のほうが使い慣れてるという事か…
 エクストリガーを解除する…後、15秒、まだ時間がある…改良して時間が増えたって事か。
ブオン!
「ちぃ!」
 何かが振り下ろされて、俺はシールドで受け止める…そう言えばこいつ等が残ってたっけ…カスタムソルジャー2どもが一斉に俺に掛かってくる。
「つ!一体何匹いるんだ!?」


仮面ライダー・黒狼
第5章〜王達の戦い〜『聖剣士ジークフォーム』


「は!」
 エージェントを倒した後、残った襲い掛かるカスタムソルジャーどもを、ブレードで切り倒しまくったが、次から次へと群がってくる…
「ち!……ふざけんなよ!」
ジャイン!
 放熱現象を起こして…俺は奴らに向かって、飛び上がる。
「黒狼キィィーック!」
ズガガガァーーーン!
 黒狼キックによって前にいた数機のカスタムソルジャー達は爆発四散する。
「蟻のようにわらわらと…」
 黒狼キックで開けた空間も再び群がってくる、カスタムソルジャーの群れにより意味のない物となる。
「きりが無い…」
「とぉぉ!」
バシィ!
 飛び掛ってくる、カスタムソルジャーを青い影が、長い物で払いのけ…俺の元に降りた。
「大丈夫か!榊君!」
 俺の前に現われたのは、青いクウガに変身した五代さんだった。
「五代さん!こいつ等、倒しても倒しても出てきます…もしかしたら、まだ生産ラインが止まっていないかもしれません…」
「解った、援護するよ!」
 五代さんはドラゴンロッドを構えると、俺の後ろに立つ…
「そっちの敵は頼みま…」
『サンドスコーピオン…』
 俺の頭の中にその声が聞こえ…俺と五代さんを挟んだ一直線に砂が走り、地中から何かが飛び上がって俺と五代さんを攻撃する。
ジャイィィーーン!!
「ぐあ!」
「うわぁ!」
 今のは、蠍の必殺技…と言うことは…
 俺も五代さんも、サンドスコーピオンの直撃を免れ立ち上がり、その砂から飛び出した奴の方を睨みつける。
「牙王…」
 牙王はカスタムソルジャーの群れ従えて…堂々たる姿で現われた。
『黒狼、こいつ等は世紀末王様の最後の兵として……もって行く事にするぜ』
「お前、こうなる事も予測していたのか!?」
『いんや…バティムの機械どもが現れた時はちーと焦ったけどな……』
 牙王は偉そうな面構えで…俺に手を差し出すと…
『ようやく会えたな、邪王…さあ、この前の続きをしようぜ』
 牙王は俺に超越変転体となって戦えと言ってるのか。
「榊君!耳を傾けちゃだめだ!!」
「解ってます五代さん…、牙王…悪いけどもう、『邪王』の姿にはならない!お前は俺の力で倒す!」
 ブレードの刃を牙王に向けると、牙王は鼻で笑い…
『はん?あえて、幹部怪人の姿でこの牙王と戦うというのか?』
「見くびるなよ!俺はもう、自分の本当の強さを知った…だから…お前に勝つ!」
 あえて言おう…俺の体は、もう幹部怪人の体ではない!仮面ライダーだと…
『究極体のおれ様の体を、舐めるなよ……』
 そう言うと、牙王の前に…群がっているカスタムソルジャー達が、ヒューと言う声を上げて迫ってくる。
 俺と五代さんは背中を合わせ、今にも襲いかかろうとせんばかりの…カスタムソルジャー達に迎え撃とうとする。
「どうする、榊君…生産ラインって言うけど、牙王を先に倒さないと先に進めないよ」
「はい……それに雑魚を倒していてもまた集まるだろうし…」
 やはり、エクストリガーの予備を使うか…それしかもう勝気は感じられない。一気に牙王を叩いて進むか…
「また、あの『金の力』が使えたら…」
 五代さんは、自分の覚醒した金色の力が使えたら少しはましに戦えるかもと呟いた。
『戦士クウガは殺れ…黒狼は残しとけよ、ただし徹底的に痛めつけてからな!』
 牙王の言葉と同時に、奴等は牙をむいて俺達に襲い掛かってきた…俺はシールドで防御して、五代さんもロッドを構える。だがその時、天井が砕け…俺たちの頭上に何かが降り立ってきた。
「……ぬん!」
ブオン!
 それは、空中で自分の体より長い足で回し蹴りを放ち、四方から飛び掛ってきたカスタムソルジャー達を脹脛のカッターで切り裂いた。
「な!?」
 そいつは俺達の前に降り立つと、くるりと俺達を見る。
「あ!この前の赤い」
「それじゃあ…こいつが…」
 こいつが、五代さんの力の覚醒に力を貸したって言う赤いバッタ男か…!?
「あ、あの時は……」
「ふぅー」
 五代さんが話しかけようとすると、獣のようにそれは唸った。意思を持ち合わせてるのか?それとも、持ち合わせてるが…答える事ができないのか?
『てめぇ、また邪魔しようってのか……ちっ、しゃらくせぇな』
 赤いバッタ男の登場で牙王は舌を打ち、毒牙丸を抜き放ち……地面に突き刺すと…
『余りごちゃごちゃしたくねぇんだよ…黒狼、先に下で待ってるぜ…出でよ、地獄の亡者よ……』
 そう言うと、牙王の足元から、次々と地獄の亡者達が姿を現し始めた。グレムリンが数体にゴーレムが二体…それに、未だ無限の数生産される…カスタムソルジャー。
 雑魚にしても、これだけ満員だと……気が滅入るものだろう!?
『じゃあな…』
 牙王はそう言い残し、施設の奥へと進んで行った…
「がぁ!!」
「お、おい!」
 牙王の後を追うように、赤い奴も長い足を曲げて敵の間をすり抜けるように追いかけて行った……
「待て、く!」
『ぎぎぃー!!』
 俺たちも後を追おうとしたが、グレムリン達や、カスタムソルジャー達が俺と五代さんに襲い掛かってくる。
「とにかく、こいつ等を片付けないと、先には進めないよ!榊君!!」
「その!よう…ですね!!」
 ブレードで、襲い掛かる雑魚を倒しながら…前に進む事にする事にした。五代さんは、青いクウガから赤いクウガへと変身する…
「仕方が無い、ここは俺に任せて…さっきみたいに加速して、牙王と彼を追うんだ!」
「え!?五代さん、一人で大丈夫ですか!?」
「俺は、何とかここを切り抜けて、榊君の後を追うよ…たぁ!」
 五代さんは、飛び上がると俺の前を塞いでいたゴーレムに向かって必殺キックを放った。
「マイティキック!」
ズガァァーーーン!!
 赤いクウガのキックが、ゴーレムを貫いて…ゴーレムは倒れこんで、敵がそれを中心に離れて道ができる。
「そういう事だ……」
ズオオォォーーーーー!!
 離れた場所から、念動力のビームがグレムリンの大群を蒸発させる…今のは、風祭のLTG…
「風祭!」
 カスタムソルジャー達を一掃しながら、俺たちのところに降りてくる。
「水瀬さんなら、無事だ……お前のバイクを持ってきてやったぞ」
 そう言うと、子犬のルガーを俺の元へとよこす。信一さんは無事だと言う事か…
 五代さんの攻撃と、風祭のLTGで開いた道がまたカスタムソルジャーたちによってふさがれて行った。
「無駄弾を使わせるな…陣内…今のお前なら牙王と対等に戦えるはずだ…急げ!」
 体に巻かれた、ベルトにある残り少ないLTGの弾丸を風祭は装填する。
「だが、勘違いするな、すぐにそっちに合流する予定だ…」
「俺たちもすぐ行くから、さぁ!榊君!」
「五代さん…風祭…解った!行くぞ、ルガー!」
 俺はルガーを通常バイクモードへと変形させて、飛び乗り…残り15秒あるエクストリガーを発動させた。
グィィーン
 エクストリガーに反応するように、ルガーの車体がパンサールガーへと変形していった。
“…通常モードカラ高速モードヘ…トランスフォーメーション…”
“トランスフォーメーション完了…俊敏体『パンサールガー』へと変形完了”
「いっけぇ!」
 パンサールガーに乗り敵をなぎ倒しながら、俺は施設の地下にあるカスタムソルジャーの生産ラインのある場所まで駆け抜けていった。

「(息子を頼んだぞ……陣内…)」
 シンは頭の中でそう呟くと、群がる敵に向かってスパインカッターを振り上げた。


「深いな…」
 あと6秒…パンサールガーとエクストリガーの加速度で…神速を超えても、施設の生産ラインまで届くのは難しいか…
「ん!?この瘴気…牙王の物だ」
 微量だが、近くに牙王が居る事が解る、あの直線を抜ければ…牙王が居る。
あと3秒、2、1秒…0
バターン!
 パンサールガーで扉を突き破ると、そこは少し開けた場所で、俺の目の前には巨大な建造物を思わせるような巨大な機械があった。これが生産ラインか…
 これを破壊すれば、もう…カスタムソルジャーは生み出されない。
「う…」
 俺の足元で何者かの声がして俺は、銃を引き抜いてそいつに向ける。
「お前…風祭の…」
 そこに居たのは、風祭の息子…優だった。何故こんな所に…
「あなたは……」
「何でお前がこんな所に…しかも、怪我をしている」
 優の体には無数の切り傷と火傷を負っている、普通の子供なら死ぬ程の大怪我だがその傷もゆっくりとだが治ってきている。
 さすが風祭の子供だ再生能力も並みじゃない…
「大丈夫です…僕も少し、どじっちゃったから…」
「ったく、前に助けて貰った礼を言いたいところだけど、今はそれ所じゃないからな…」
「はい、僕、牙王と戦いました…同士討ちですけど、すぐ牙王が起きます…起きないうちに…生産ラインを止めてください」
 牙王と戦ったのかそれで同士討ちって、この子…まさかさっきの…赤い奴じゃ…だとしたら、こいつは牙王と同等の力を持ってるとでも言うのか…
 と言うことは、こいつは本当に無鉄砲で命知らず奴だ…牙王に立ち向かうなんてな…
「解った…すぐ破壊する…だが、あまりお前の親父を心配させるなよ」
「ごめんなさい…」
 優は俯きながら俺に謝る…俺はルガーからシールドと、ボルテスの+パーツを取り出し合体させる。サブマシンガンに装着されていた、大型のグレネードランチャーをその巨大な機械に向ける。
「ルガー…その子を衝撃から守ってやれ」
 ルガーは、ブルルガーへと変形して、優の前で衝撃から守る盾となった。
「砕けろ!」
ボシュ!
 大型のランチャーが発射され、生産ラインに命中して大爆発を起こした。
ズガァァァーーーーーーーーン!!!
 さっきのエージェントの全弾発射よかすごい爆発が起こり、機械の破片と爆風が嵐のように吹き荒れた。
 機械は制御を失って、カスタムソルジャーの生産ラインはストップした。ったくセーラの奴、加粒子弾頭搭載グレネード、取り扱い注意でもつけとけよ。


 その頃、シンとクウガは…

 地下で、何かが爆発したような音と地鳴りが起きた後、今まで戦い続けていたカスタムソルジャー達が段々減って行く事に気づいた。
「榊君、やったようだね」
「ああ…さっさと片付けるぞ!」
「ああ!」
 シンは優の事が気がかりで、ここを切り抜けるために、LTGの銃口を残ったカスタムソルジャーの大群に向ける。
「一気に蹴りをつけてやる!」
 引き金を引こうとしたその時、カスタムソルジャー側が妙な動きをし始めた。
「ん!?」
「なんだ…」
 何者かにより、カスタムソルジャー達の首が切り落とされて行く…それが段々シン達の方へと近づいてくる。
ジャキィン!
 最後のカスタムソルジャーの、首が落ちると…カスタムソルジャー郡は一瞬の内で全滅し…二人の前に紺色の長髪の青年が現われる。
「ああ…やっぱり、敵を切り裂く感触、堪らないねぇ」
青年の両手は、カスタムソルジャーのエネルギー源の赤茶の液体(マシンオイル)で真っ赤に染まっていた。それはまるで血のように…
その異様な光景にシンもクウガも息を呑んだ。一つだけハッキリしているのは…この青年が人間じゃないと言う事だけだ。
「あ?次の獲物か?」
 青年はシンとクウガを見て、にたりと笑う…
「そう言えば、お前達は王と王の戦いを邪魔する奴らだったな…、面白い…その力を試させてもらうか…」
 青年の前髪で隠れた目がギラリと光って、口に無数の巨大な牙が並び…頭に鮫の背びれを思わせる三角形の突起が突き出し…青年は段々と変身して行った。
「気をつけろ!」
「はい!」
 青年の体は強固な筋肉が覆い…それを分厚い皮が覆い、血塗られた両腕は、水をかき敵を引き裂く二枚のヒレとなる。
 顔の形も三角形の奇形な形となり、青年は海の食物連鎖で頂点に立つ捕食動物の姿へと変身を完了させた。
…幹部怪人…最凶の男『鮫』がシンとクウガの前にその姿を現す。
「……さぁ、死ね」
 両腕のヒレと、頭部のヒレを展開させてシンとクウガと対峙する。


 その同刻、榊は…

 爆風が収まり、俺は盾で飛んでくる瓦礫を防いだ。
「ふぅ…なんて爆発だ…」
 周りには、破損した機械の瓦礫やカスタムソルジャーのボディが散乱している。
 生産ラインは完全にストップしたらしいな……
「大丈夫か!?」
「ええ、僕は…」
 優はブルルガーの後ろで、瓦礫から身を守っていた。
「あ!榊さん!後ろ!」
「ん、うわ!」
ブオン!
 俺の、背中を黒い炎が切りつけられるが俺は、それを間一髪で避けた。
「牙王!?」
『がぁ!やってくれたな、黒狼!』
ガキィィーーーン!!
 牙王の毒牙丸を、シールドで受け止め…受け流した。ち、この体だと力の差が違いすぎる。すぐに押し返される。
『ふん、これで何度目だ?お前が俺様の計画を打ち破ったのは…』
「くぅ、知るか……数えたくも無い…」
『…はん?だが、これで終わりにしてやるぜ!この牙王が!』
 牙王の毒牙丸に地獄の亡者達が取り憑き…黒い炎となって、その黒い炎を俺に向けた。
「幹部怪人『蜘蛛』いや…牙王…長い付き合いだったが……」
 シールドの裏から、エクストリガーの予備を取り出し、ベルトに装着する。
 そして、信一さんが使っていた木刀を左手に持つ。使い古してあるが、普通の木刀なら削れてるか折れている、信一さんの使い方がいいのか、この木刀はまだ皹も入っていない
これを使えば、俺は“あれ”になれる。牙王と対等に戦える…いや倒すにはこれしかない。剣を媒体に…アグルストーンの聖なる力をエクストリガーの力を使って、二段変身をする…以前、ニューヨークで一度やった…あの姿なら。
「決着をつけてやる!」
『は!?その木刀で…俺様を倒そうと言うのか!?笑わすなよ…』
「ああ…このままの姿だと俺は勝てそうに無い…だからと言って超越変転体になるわけにはいかない…エクストリガー発動!」
 再びエクストリガーのボタンを押して、体にアグルストーンの聖なる光が流れ込む。

 木刀に、アグルストーンから流れた聖なる光が腕を通して流れ込んで、その木刀は段々と両刃の長い剣へと姿を変えていく。
「出でよ!聖なる剣、ジークキャリバー!」
 木刀は聖なる剣『ジークキャリバー』へと変化して、その剣を媒体として俺の体も変化していく。ボディアーマーは騎士の鎧を思わせる物へとなり…首から伸びていたマフラーは、伸びてマントとなる。
 シールドからブレードを出し、マントを翻した姿は、聖なる騎士の姿。
「……」
『あの木刀を媒体に『聖剣体』になりやがった……けけ、面白い!面白いぜ!!』
「は!」
 アグルストーンの力が、剣を通して俺に伝わってくる…今なら、やれる!
 俺はジークキャリバーを振りかぶり…牙王に向けて突貫した。
『だぁ!』
 牙王も、その俺に毒牙丸を引き抜き俺のジークキャリバーを受け止めた。
ガキィィーーーーーーーーン!!

 双方の剣が火花を散らし交わる瞬間、爆発に似た衝撃が、俺を襲った。

 
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設定資料集

黒狼ジークフォーム(聖剣体)
身長・体重:黒狼通常体と同じ。
能力 パンチ力20t キック力32t ジャンプ力70m 走力:100mを2秒
武装 ジークキャリバー(32t)
   拠点制圧用シールドブレード(20t)
必殺技
 円月殺法・斬キック(ルガー聖馬体の飛行形態の背に乗り飛び上がり、剣で三日月型のエネルギーを作り出しそこに飛び込むようにキック攻撃をする事で、敵を一刀両断にする。60t)
 ソードブレイカー(ルガー聖馬体に乗り込んで、巨大な一本の剣を伸ばし突貫する技。80t)
 黒狼が剣(剣なら何でもいい)を媒体にして、エクストリガーより引き出された、アグルストーンの聖なる力がその剣を聖なる剣『ジークキャリバー』変えて、自分の体もその剣の力で変化させ、伝説の騎士ジークフリードを思わせる、剣士の姿へとなった。ルガーも、『聖馬体』と呼ばれる7つの顔の一つとなって、バイク形態と飛行形態と分かれる。
(黒狼サバイブ!)

幹部怪人集

鮫(サメ)
主体 ホオジロザメ
人間名 ??
身長 205センチ
体重 95キロ
パンチ力 10t
使用武器 トリプルダガー(腕のヒレと背ビレ)
スクリューダガー(尾ビレ船のスクリューのように回転する)
マックスファング(幹部怪人至上最大の口に並ぶ、ナイフのような牙)
必殺技 ジョーズキャノン(腹の体組織に、敵の攻撃を受けその威力をビームに変えて口から放つ)
ネメシスの幹部怪人、最凶の男と言われた者…海の食物連鎖の頂点に立つホオジロザメを主体に改造した怪人。最凶の男故にネメシス本部の『凍結の間』で何年も凍結されていたほどの危険人物で、人間体の名前は知られていない。『鮫肌』と呼ばれる強力な体組織は敵の攻撃を受けると細胞組織からエネルギーを流動させて、口からビームへと変えて吐き出す能力を持つ。

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