現代編プロローグ
「闇」・・・・邪神イリス、スフィアそしてジャガンの脅威が地球圏より払拭されて数ヶ月・・・・
TPC参謀本部の強硬派は、対異星人先制攻撃案「フレンドシップ計画」を強引に採択。穏健派のサワイ長官・ブランシュタイン次官は幽閉され、フルハシ・千葉・イルマ参謀も更迭。GUTS、XIG、MAT、イーグル、そしてガイアセイバーズなどの前大戦で功績のあった部隊も残らず解散されてしまった。
だが、イルマ参謀の機転で、ガイアセイバーズの主要メンバー及びその関係者達はその装備ごと本部・デンジランドを脱出。各地に潜伏して反撃の機会をうかがっていた・・・・
そして、新たな「悪」、そして新たなる英雄達の伝説も胎動し始めていた・・・・
時に共通暦77年6月・・・・地球圏に再び嵐の予感が走る!
未来編プロローグ
C.C(共通暦)1565年・・・・幾度かの大規模な戦乱、そしてC.C79年・1080年の二度の大消滅にもかかわらず地球人口は150億を超え、人類の7割はその生活圏を宇宙に移していた・・・・
戦乱は・・・今ではその名すら伝えられぬ、「人類史上最もおろかないくさ」と呼ばれた戦いは大地の民と宇宙の民の些細な誤解から始まった。スペース・コロニー軍は人型機動兵器「モビル・スーツ」を戦線に投入。瞬く間に地上の8割は占領され、彼らはその武力で大地の民を弾圧し始めた。
だが、そこに救世主が現れた。超人的な、ほとんど超能力といってもいい力を持った格闘集団「忍空組」そして「化身忍軍」。彼らは素手、あるいは原始的な刀や手裏剣であっという間にコロニー軍を撃退。地上のミリタリーバランスを逆転させた。
これに対し、コロニー軍はMS「GX-9900」の戦線投入と人造人間「超人機」の開発を決定。「GX-9900」の放った業火は地上の都市の8割を消滅させ、その報復のために地球側は、後に「人類史上最も愚かな決断」と呼ばれた決定を下した。
核である。コロニーに対する無差別核攻撃はコロニー群の7割を壊滅させ・・・・その直後に地球側とコロニー側の間に和平が結ばれた。最終作戦及び「超人機」開発計画にかかわった人間は全て冷凍刑に処され、戦争は終わった・・・・
それから200年・・・・かつて日本と呼ばれた地域で「夜叉蠍連合軍」と呼ばれる軍集団が蜂起。それに対し伝説の「忍空組」が出現、これを鎮圧した。
さらに3年・・・・地球圏全ての地域で目撃された「ある事件」を境に再び物語は始まる・・・・
時にC.C1770年の春。世界が「ガイアセイバーズ」の名を伝説として、忘れ去っていた時代の出来事である・・・・