手術台に、その人形は縛り付けられていた。
帽子を被った、男の子のようなその少女人形は、虚空をにらみ響く声を凝視する。
「改造人形が人形を支配し、その人形をわたしが支配する!」
暗いその声は、深遠から響いてくる。
「なんだって…これからの世の中にはもっと自由が必要だって言うのに!」
「はっはっはっは!」
「なにがおかしいんだ!僕を自由にしろ!」
その声に抗う、抗い続ける!
「だがもう遅い…君の体は半ば以上改造人形となっているのだ!」
その体は…首から下が既に…!

仮面ライダー蒼星:蒼星石

「蒼星石はヤツらの計画を追って日本を離れたです」
翠の少女人形はそういって、崖の上から少年を見下ろしていた。
「お爺さんとお婆さんも彼女を追っていきましたです。私はあの子に変わって日本を守る」
少女の言葉に、少年は叫んだ!
「仮面ライダー…この性悪人形、お前まさか!」
「お見せしますです、仮面ライダー…変身!」
翠の風が吹く、新緑の風が…

仮面ライダー翠星:翠星石

倒れた、赤い人形を前に、異形の人形が二体ある。
「真紅は僕たちを助けてくれた…死なせたくない」
「なら、取る手は一つですぅ!」
二人は人形を手術台に寝かせ、的確な処置を施していく。
「これで仕上げだよ、翠星石…」
「わかってるです!エネルギー全開!」
…その少女人形は、二人に危機が訪れたとき現れた。
真紅の仮面ライダーが…!

仮面ライダー真紅:真紅

「他にも、雛苺マンや仮面ライダー銀様が出るという感じで。勿論、ライダーマンとXライダーポジションで」
「ジュン、貴方、脳沸いてるの?」
「う、五月蝿いッ!暇だったんだよ!」
「あ、そう…」

どっとはらい。