皆神山・謎の科学技術者集団
〜 長野市松代町・皆神山 〜
member
暇人・伊藤顕
暇人・諸戸正憲
暇人・山科宜秋
奇妙の街・松代
長野市にある松代(まつしろ)という小さな町は、意外にも広く知られていると思う。
戦国の歴史好きには、真田の居城であり、川中島の決戦の舞台としてもたびたび登場する
『海津城』
の城下町として…
地球科学好きには、かの世界的に有名な、10年以上続いた原因不明の群発地震
『松代地震』
の震源地として…
アニメ好きには、あの一大ブームとなったエヴァンゲリオンの舞台の一つとなった
『第2新東京市』
のつくられた街として…
第2次大戦好きには、天皇の御所と首都の移転先として、地下に網目のように建設が進んでいた
『松代大本営』
の地として…
そして遺跡ミステリー好きには、しばしば発光現象が目撃される、日本のピラミッド
『皆神山』
のある地として…
長野市に住みながら、どういう訳か自分は松代にあまり立ち寄ろうとはしなかった。
街のたたずまいから見た、どうせたいした物はないだろう、という偏見と、自宅の近所から眺める皆神山の、ピラミッドと呼ぶにはあまりにずんぐりしているその姿がその原因だったのではなかったかと、今になって思う。
それになにより、かえって近すぎたことが自分の目をより遠くに向けさせていたのだと思う。
それでも、ふと松代に行ってみようと思ったのは、スキーか何かの帰りだったと記憶している。このまま家に帰ってもすることはないし…と、近場で思い付いたのが松代だった。
「じゃあ、ピラミッドでも登りに行こうか!」
ピラミッド入口
訳のわからないことを言って、人を訳の分からないところに連れて行くのが自分の悪いクセ。
そもそもピラミッドといっても、何かあてがあったわけじゃあない。ドライブの口実みたいなものだ。
皆神山。上の地図で見てもわかるが、なるほど、ピラミッドのような不思議で巨大な独立峰だ。
周囲は田んぼや家で、ぐるっと周りを一周することが出来る。しかし見た目はピラミッドというより、皿に盛ったチャーハンに近い。山すそは結構急で、頂上に行くに従い平ら気味に丸くなっている。
その皆神山を車で半周ほどしたところで、看板を発見した。
『ピラミッド入口』
おいおい、本気かよ?(笑)
なんだか嬉しくなってきた。
だいたい、皆神山ピラミッドってやつは一部では有名だけれども、ガイドブックなんかにはひとことも載っていない場所だぜ?
普通の人間が見たら、これは場違いもいいところのキテレツなものにしか映らないはずなんだけど…。うん、場違いだ!
迷うことなくレッツゴー!車道は頂上までジグザグに続いていた。
頂上には神社があって、そこの駐車場でもの凄いものを見つけてしまった。
ピラミッドの謎
百聞は一見にしかず。じっくり読んでみてほしい。
………。
ほかにも、ぶ厚い岩で入口が塞がれていて入れないんだけど…という、ピラミッドの内部入口(笑)など、見どころたくさん。
カッコ良すぎです。皆神山。
2001.1.13 Itoh Akira
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