僕らの読書感想文

17冊目
ハードデイズナイツ
 レクイエムは君の
南房秀久 富士見ミステリー文庫

数年前のデビュー作が面白かったので、今回は安心して購入。アイドルの主人公と、兄が謎のスナッフムビーの犯人に挑む。さすが、新人とは違うパワーのある筆力だが、殺人ムービの場面など、ライト系とは思えない気持ち悪さ。よっと予想外。ミステリー部分は、わかりやすい展開だが、なかなかの面白い作品。自作もちょっと期待。

16冊目
ラグナロク

安井健太郎 角川スニーカ文庫
1巻:黒き獣
2巻:白の凶器

大賞受賞作品。前文明の喋る武器ラグナロクと人類の宿敵闇の種族の血を引く主人公のストーリ。初作品なので文章が荒削りなのと、絵がショボーンなのはいいとして。とにかく文章詰め込みすぎの印象がでかい。圧倒的強さを初っ端から見せつける主人公というのも・・・初めから主人公が世界の中心ですよ的な展開も少しね・・・通常ライト系なら2,3冊分を1冊に詰め込んだ感じで、読み疲れる。ただもう少し、子供のときなら楽しめたかもしれないとふと思う展開。ライト系の王道的なストーリなので、人気があるかもしれない。女の子にもてて、圧倒的に強くて、でもちょっと素直じゃなくて、人助け好きで、好きで化け物やってるんじゃないよと悩んでみたり・・・別に嫌いじゃないんだよ、この小説。十分面白いかと思うけど。ちなみに2巻までであまりラグナロクの意味を見出せず。剣の時は、ただの喋る剣なの?

15冊目
静寂の森の殺人

夏緑 富士見ミステリー文庫

まさに理系ミステリー。他のライト系にはない科学知識と科学理論で謎を解き明かす展開が面白い。著者の大震災の印象からか、主人公の病気とか死を意識させるストーリ。後半、犯人が予想できまくりの展開だが、なかなか他にはない味わい。次もちょっと読んでみたいかも。

14冊目
冬の教室

大塚英志 徳間デュアル文庫

世界が氷河期の訪れと共に冬に閉じ込められた世界。主人公はクラスメートの人魚は出会い、夏を見せてあげると彼女に言った。正直雰囲気が好きなのだが、とにかく説明不足のオンパレード。ストーリの前に、世界観を理解するのが困難。バトルロワイヤル並みの17才の間引き。世界の敗戦国と間引き。冬の世界・・・初っ端から説明されずに読まされるので、辛い。徐々に謎が明かされるのだが、まず世界観や背景を謎にするのはどうかと・・・人魚を中心としたミステリーだが、雰囲気重視の作品。

13冊目
竜が飛ばない日曜日

咲田哲宏 スニーカ文庫

突然、世界が竜を頂点とする世界へ違和感を感じた主人公羽井。突如、1日を2度繰り返す事になった瑞海。それは羽井の親友の死とともに、始まった・・・。とにかく、イラストが好きなDOWさんということと、竜と現代の組み合わせが面白そうなので購入。導入が突然で、説明が足りず最初は理解が苦しむのと、文章もうまいのだが、ちょっと説明が足りない印象。でもそれを補うのが設定の面白さ。竜にタイムループ、竜の妄想、そして捕食の儀式。儀式に向けた謎。日曜に向けた展開が面白い。もうちょい文章が読みやすければ良かったが十分合格。

12冊目
月と貴女に花束を

志村一矢 電撃文庫

人狼族の主人公と冬馬の前に突然、妻になったという深雪が現れる。ラグナウルフの血を引く冬馬の前に、復讐を狙うものが現れ・・・テーマは二人の愛は無敵ですか・・・ほのぼの系のアクション小説。合格点かと・・・まあ大賞受賞作の完結系なので、次作を見ないとはっきり評価し難い小説。

11冊目
ヴァルツァーの紋章 上・下

荒木伸 電撃文庫

世界から閉ざされた島に現れた少女。そして同時に魔物も現れ、島を壊滅させられた主人公ラグは、結界の外へと超えて・・・神と魔獣との戦いのお話。人間は魔獣側に付き、世界を無に返そうとする神と戦う。最終的に超越者ヴァーズとなったラグは神と戦うのだが、前回のヴァ-ズが神を封じたのに対し、今回は敗北し、ヒロインも年老いていく、なんだそりゃというラスト。世界観、キャラをがんばって書いたが、ストーリ的には練りこめていない印象。

10冊目
春の魔術

田中芳樹 講談社NOVELS

前作を読んだのは、もう何年前か。忘れかけてた頃に、ついに最終巻がでた。夏から始まり秋、冬と来夢と耕平が事件に巻き込まれ・・・というか読んだのが何年も前なので、ほとんど覚えていない・・・というわけで、いきなり読んでも覚えてるのが名前だけという・・・さて、読み出したが、読み進めていく間中、あれ、あれれの連発。正直、つまらないの一言。耕平はたんなる、ロリコンバカに。考えてることは、1に来夢。2に来夢。ついでに3も来夢と、お前バカ?という状態。それに田中芳樹の文章は、たんなる愚痴に見えるのだから、この人の本自体あわないは、双竜伝に続き実証。今回の中身をまとめると、耕平が来夢のことばかり叫び、多少でてくる来夢は、耕平お兄ちゃんと言うだけのお人形状態。あれ〜もっと面白い小説だった記憶なんだが・・・裏表紙のこころを揺さぶるフィナーレという言葉が、ずいぶん寒く感じる、最終巻・・・。

9冊目
DEAR

新井輝 富士見ミステリー文庫
1巻:少女がくれた木曜日
2巻:あの娘を信じる金曜日
3巻:二人で見つめる土曜日

主人公正吾は、気がつくと不思議な世界で、少女と出会う。そこで教えられたことは、正吾は事件に巻き込まれ死んでしまった。だが3回だけ1日を繰り返すことができ、事件を回避できれば死なないで済むという。正吾は、事件の日に戻り、元凶を見つけ回避するべく一日を始める。まず、設定が面白い。正直、YUNOなどタイムリープ系でありがちだが、3回で死んでしまうなど、緊張感を与えている。2回目も失敗し、たいしたヒントも得られなかった時など、次でいけるの?と思わせるぐらい。2回目以降も自分だけではなく、友人も死んでしまうなど、楽しませてくれる。ヒロイン、秋葉との仲も絡ませるが、3巻目ともなると、少々息切れか?でも次が読みたくなるな・・・

7冊目
東京タブロイド

水城正太郎 富士見ミステリー文庫
1巻:新都疾る少年記者
2巻:白夜に響く黒猫の歌
3巻:紅い星より来る使者
4巻:黄泉近き神を継ぐ里
5巻:天空抱く賢者の楽園


オカルトを信じない初年記者遊馬が、オカルト新聞記者となり、事件を解決していくストーリ。絵も可愛いし、のりも楽しい。猟奇を広めるべく暗躍する猟奇王と、ヒロイン麻衣子とサブキャラもそろっており、なかなかの出来。

6冊目
僕の血を吸わないで ザ・コミック

宮須弥 電撃文庫

小説先行のコミック版。小説版は読んだことはないが、ギャクありがあふれた楽しい作り。吸血鬼のジルと主人公のラブストーリとありきたりだが、楽しいので素直に読破。

5冊目
激アルバイター・美波の事件簿 1,2
  
田原秋桜子 富士見ミステリー文庫

すでにタイトルからやばい雰囲気が漂う・・・激と付けてる自体がもう・・・ひょんな事から、金を稼ぐ必要がでた主人公が怪しげなアルバイトが始め、事件に巻き込まれる展開。まず、主人公が情けない。「なんで私が・・・」と言いながら、流されていく主人公は、見ていてかなり情けない。もっとすかっとした性格にできないだろうか。おかげで全体的に、後ろ向きな気分で読むことに。いまいちだな〜

4冊目
レンテンローズ
 
大田忠司 富士見ミステリー文庫

心の闇を狩る吸血鬼のお話。ミステリーらしい展開だが、最後は記憶をいじって、ハッピーエンドにする展開は、嫌いではない。普通な出来だが、ライト系ではまともな出来。

3冊目
リバース・エンド 1、2 
橋本紡 電撃文庫

高野音彦さんの絵が印象的な挿絵。好きな絵柄だが、少々線が細いかな。でも作品の世界観とも合ってるので、良い選択だったかと。中学生の拓己と唯との2人のストーリ。世界を破滅させる力を持つ、少女唯と主人公の少年少女ちっくな展開。世界観は破滅観が漂う。2巻目は、スクールへ。結局は、唯との絆がポイントだろう。

2冊目
イリヤの空 UFOの夏 その1、その2 
秋山瑞人 電撃文庫

最近のライトノベルのNo1とか。見た目、可愛い挿絵と凝った作りなので、それも貢献したNo1かと。まあはやりなんだから・・・。
ストーリは、北朝鮮と戦争間近の現代日本が舞台と、少々きな臭い設定。ヒロイン、イリヤと主人公との出会いから始まる。不思議キャライリヤと学園ものが売り。イリヤの戦闘機のりの設定以外はぶっとんだ先輩、主人公に思いをはせる幼馴染とありきたりな感。それほど面白いかな・・・・

1冊目
閉鎖のシステム
秋田禎信 富士見ミステリー文庫

オーフェンで有名な人なので、オーフェン以外で書いた小説が気になって購入。・・・久々期待を裏切られた小説に出会ってしまった印象。結局、ミステリーしてるだけで、何がいいたかったのか不明なつまらない内容。後、読んだ小説の印象と、挿絵とのギャップがありすぎて、挿絵がいらなかった感じ。う〜ん、お金がもったいなかったな・・・


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