中国外交部長、日本の右翼勢力の南京大虐
殺否定集会について、日本側に中国の厳正な立場を表明

 唐家せん中国外交部長は一月二十六日、日本駐中国大使の谷野作太郎氏を呼び、日本の右翼勢力が先日大阪で南京大虐殺を否定し侵略の歴史をくつがえす反中国集会を行ったことについて、日本側に中国側の厳正な立場を再度表明し、次のように述べた。

 今月初め以来、中国外交部および中国駐日本大使館と駐大阪総領事館は日本の右翼勢力が反中国集会を画策している問題について何度も日本政府および大阪地方当局と厳正な交渉を行い、中国政府と全中国人民の重大な関心を表明し、日本側が中日関係の大局から出発して直ちに断固たる措置をとって、これを制止するよう強く要求した。しかし、日本政府と大阪地方当局は中国側の再三の交渉と丁重な要求を顧みず、ついに重大な政治的事態を引き起こした。右翼勢力が反中国集会を開くの直前、日本最高裁はまた南京大虐殺の事実と真相を暴露した東史郎氏らの敗訴を理不尽にも判決した。中国政府と全中国人民は日本の右翼勢力の道理にもとる行動と日本最高裁が司法の形式をもって正義を抑え、公然と右翼分子のお先棒を担いだことに強烈な憤りを表す。

 日本の右翼勢力が侵略の歴史を美化する活動をいっそう輪をかけて進めているのは決して偶然のことではなく、孤立したことでもなく、深い社会的歴史的背景がぃ。る。事実は今一度、軍国主義の残存勢力とその思潮が今なお日本社会に根強く存在していることを十分に示しており、われわれの高度の警戒心を引き起こさないわけにはいかない。歴史的経験はわれわれに、この勢力の政治上の重大な危害性を絶対に過小評価してはならないことを繰り返して教えている。日本政府はいわゆる「言論の自由」を口実に、中国人民と大多数の日本国民の反対と阻止を顧みず、この勢力がしたい放題することを放任している。このようないわゆる「自由」が他国人民の感情を思うままに傷つけるほどに発展し、ごく少数の者が正義と公理を勝手に踏みにじるのを許すことができるとでも言うのだろうか。日本政府は、右翼勢力の誤った言論は政府の立場に背くものでぃ。ると再三表明しているのに、どうして無関心で、措置を取ってそれを制止しようとしないのか。もし日本政府がこのような態度をとり続けるならば、日本と周辺隣国との関係に不利でぃ。り、自国の国際的イメージの改善に役立たないだけでなく、最後には日本民族に対しても計り知れない害を及ぼすことになる。

 歴史問題は中日関係の政治的基礎に関わる重要な原則的問題でぃ。る。日本政府は二国間の政治文書の中で或いはその他の方式で、歴史問題について厳粛に態度を表明し、約束を行い、侵略を承認するとともに、中国人民に反省と謝罪を表した。われわれは日本側の態度表明と約束を重視するが、口頭だけにとどまることはできず、必ず「言ったことは必ず実行し、実行したら必ずやり遂げ」、これらの態度表明と約束を具体的な行動をもって実行し、自分の担っている国際義務を完全に履行しなければならない。

 われわれは、日本政府が本当に誠意を示し、確実に責任を負い、右翼勢力が軍国主義の魂を呼び戻し、侵略の歴史をくつがえす逆流を断固として阻止し、日本の青少年に対する正しい歴史教育を強化して、実際行動をもって今回の事件によってもたらされた悪い影響を取り除き、中日関係の政治的基礎を守るよう改めて強く要求する。このようにしてこそ、日本ははじめてアジア隣国の信用、平和を愛する日本国民と世界各国人民の信用を得ることができるのでぃ。る。

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