第十次五ヵ年計画の企画を開始
中国は第十次五カ年計画の企画活動を始めた。国家計画委員会は六月二十二日、テレビ電話会議を開き、第十次五ヵ年計画の企画活動を配置した。曾培炎国家計画委員会主任は会議で、次のように述べた。
第十次五ヵ年計画はケ小平氏が打ち出した第三段階の戦略的配置を実行に移す初めての中長期計画であり、中国の社会主義市場経済体制が初歩的に確立されてからの初めての中長期計画であり、新しい世紀に入ってからの初めての中長期計画でもあるから、非常に重要な戦略的意義を持っている。
第十次五ヵ年計画の企画活動を立派に行うには、次の六つの重要原則と四つの思想方法を把握しなければならない。六つの重要原則とは、改革、発展、安定の関係を正しく処理すること、速度と効果が統一し合う原則に基づいて経済成長方式の転換を推進すること、市場メカニズムの役割を十分に発揮させること、持続可能な発展戦略を堅持すること、地域間の発展の格差を逐次縮小すること、引き続き対外開放の基本的国策を確固貫徹、実行すること、である。四つの思想方法は、これまでの作成において国際国内の二つの資源、二つの市場を統一的に考慮しなかった思想方法を改めること、政府がすべてを一手に引き受けるやり方を改め、何を市場と企業が行い、何を政府が行うかをはっきり分けること、まず目標を決め、スローガンを提出し、それから発展速度を計算するやり方を改め、現実から出発し、需給分析と競争力分析から入手して成長速度を計算し、計画目標を決めること、作成過程で社会各界の意見を広く聞くこと、である。