国防科学技術工業十大グループ公司設立へ
国防科学技術工業十大グループ公司が七月一日北京で発足した。江沢民主席は祝賀の書簡を送り、国防科学技術工業の広範な科学者、技術者、従業員に心からの敬意を表した。朱鎔基総理は設立大会に出席し、次のような重要談話を発表した。
各軍需工業総公司がいくつかのグループ公司に再編されたことは、国防科学技術工業管理体制を改革し、企業の活力と競争力を増強し、国防現代化建設を加速するための重要な措置である。
国防科学技術工業の広範な従業員は今回の改革の重要な意義を深く認識し、思想を真に中央の政策決定と統一させ、思想を解放し、精神を奮い立たせ、自信を固め、団結して前進し、国防科学技術工業の促進と国民経済の発展のために新たな貢献をすべきである。国防科学技術工業は重要な戦略的産業、国防現代化の重要な物質的基盤であり、総合国力の重要な具現でもある。
各軍需工業総公司の若干のグループ公司への再編においては、次の五つの問題の解決に力を入れる必要がある。第一に、行政と企業を分離させること。第二に、適度の競争メカニズムを確立すること。第三に、科学研究の力を適切に集中し、兵器装備の生産と発展を確保すること。第四に、国防科学技術工業の合理的な配置と構造調整を促進すること。第五に、企業の活性化と貧困脱却に役立つこと。改革の目的は、社会主義市場経済の発展に適応し、行政と企業が分離し、生産と研究を結びつけ、需給を分離した効率の高い管理体制を打ち立て、世紀にまたがる長期的な発展のために基礎を作ることである。
設立された国防科学技術工業の十大グループ公司は次の通り。
中国核工業グループ公司、中国核工業建設グループ公司、中国宇宙科学技術グループ公司、中国宇宙機械・電子グループ公司、中国航空工業第一グループ公司、中国航空工業第二グループ公司、中国船舶工業グループ公司、中国船舶重工グループ公司、中国兵器工業グループ公司、中国兵器装備グループ公司。