中央経済活動会議、北京で開催
中国共産党中央委員会と国務院は、中央経済活動会議を十一月十五日から十七日まで北京で開いた。江沢民総書記は会議の席で、重要な演説を行い、国際・国内の政治、経済の情勢について分析し、今年の活動を全面的に総括し、来年の経済活動の指導思想と主要任務を提起した。朱鎔基国務院総理は、来年の経済活動について重要な演説を行った。
この会議で提起された来年の経済活動における指導思想および全般的な要求は次の通り。
ケ小平理論と党の基本路線を指導とし、党の十五回大会と十五期三中全会、四中全会の精神を真剣に貫徹し、改革と発展の推進に関する中央の一連の政策・措置を引き続き実行し、国有企業の改革と発展、経済構造の調整、科学技術進歩、内需拡大に特に力を入れる。農業の基礎的地位を一層安定させ、農業と農村経済の構造の調整に力を入れ、あらゆる手段を尽くして農民の収入を増加させる。国有企業の改革を中心の一環とし、欠損の増益転換、現代企業制度の確立を積極的に促進する。引き続き積極的な財政政策を実行し、通貨政策の役割を一層発揮させ、税収、価格などのマクロ規制手段を総合的に運用し、インフラ建設を強化し、技術改造を着実に進め、科学技術革新を加速し、消費拡大に努める。対外開放を拡大し、輸出入を積極的に増やし、外資利用のレベルを高める。社会保障システムを完全なものにし、貧困脱却活動を重視、強化し、人民生活をいっそう改善する。 改革、発展、安定の関係を正しく処理し、国民経済の持続的、急速、健全な発展を保証し、社会の全面的進歩を促進し、すぐれた成績をもって二十一世紀を迎える。
来年の経済活動における五つの主要な任務は次の通り。
一、経済の発展を促進する一連の政策・措置を引き続き実施し、内需を拡大する。二、経済構造の調整に大いに力を注ぎ、産業の最適化と質的向上を促進する。三、科学技術の進歩を速め、技術革新の能力を高める。四、国有企業改革を中心とする経済体制改革を深化させる。五、人民の生活をさらに改善する。
また会議は来年の経済活動を八つの面から配置した。一、来年のマクロ規制の目標を制定する。二、内需拡大、発展促進のマクロ経済政策を実行する。三、国有企業の改革と発展を推進する。四、農業構造の調整と農民の収入増加に力を入れる。五、チャンスをつかみ、西部地区の大開発戦略の実施に着手する。六、積極的に輸出を拡大し、外資を利用する。七、科学・教育による国家振興戦略の実施を加速する。八、社会保障システムの建設を確実に進める。