中央農村活動会議会議閉幕
会期二日間の中央農村活動会議が一月六日、北京で閉幕した。今回の中央農村活動会議の主な任務は、昨年の農業と農村活動を総括し、農業と農村経済構造の戦略的調整を検討し、今年の活動の段取りをつけることである。
会議は次のように指摘した。
農業と農村経済構造の戦略的調整は、農産物の質を全面的に高め、農村区域配置を最適化し、農業の持続可能な発展および都市・農村経済の調和のとれた発展を実現することである。当面の農産物の販売難および農民の増収難の問題を解決し、農業と農村経済の長期の発展に立脚点を置き、農業および農村そのものの発展に着眼するだけでなく、国民経済の発展全体をも考慮に入れなければならない。今回の調整では、市場に目を向け、その土地に合った措置をとり、農民の自主権を十分に尊重しなければならない。
今回の調整においては、農産物の質を全面的に高め、導入を速め、優良品種を育成し、普及させ、付加価値の高い農産物の開発に力を注ぎ、優良家畜・家禽の繁殖・育成システムおよび疫病の予防・治療システムの建設に力を入れ、飼料工業と畜産品の深加工を発展させ、できるだけ早く畜産・牧畜業を大産業に発展させ、市場に目を向け、現在の加工技術を改造し、農産物の加工・鮮度保持・貯蔵・輸送技術と設備の導入、開発を速め、農産物の加工業を大きく発展させなければならない。農村区域配置を最適化させ、農村労働力の就業構造を調整し、郷鎮企業と小都市を発展させ、労働力の第二次、第三次産業への移転を促し、農民の就業と増収の空間を拡大する。
各級政府は、新たな段階の構造調整において、以下の四つの活動を重点的に進める。@農村市場システムの建設を強化する。A農業科学技術の進歩を推し進める。B農業の産業化経営を支援する。C小都市の建設を加速し、農村経済の配置および農業構造の調整を導く。
会議はまた次のことを強調した。農民の収入増加に力を入れ、それを農業と農村経済活動の出発点、着地点とする。農民の負担を軽減する。農民の負担を軽減するための中央の諸政策を引き続き貫徹し、郷鎮政府の職能を転換し、機構の簡素化と人員の精鋭化に力を入れる。農村の徴税制度を逐次改革し、農民からむやみに料金を徴集することを根本的にやめ、同時に貧困撲滅に力を入れる。