中国、新たな株式発行方法を試行

 中国証券監督管理委員会は二月十三日通達を出し、今後新株の発行において、第二次市場の投資家に向けて、新株の株主割当方法を施行することを明らかにした。

 通達では、以下のように述べられている。

 第二次市場の投資家に向け新株を割り当てることは新株発行時、ネット上で公開発行された一定の割合の新株を、第二次市場の投資家に割り当てることを指す。投資家は、流通している証券の時価および換算された購入申請限度量に基づいて、新株を購入することができる。

 投資家が保有している流通証券の時価とは、株式募集証明書概要に掲載されている、取引日前日の引け値に基づき計算された、流通株券、証券投資基金、転換社債の時価総額(その他の種類の流通証券や正式に開業していない流通証券を除く)を指し、その中には既に流通してはいるが、凍結された役員らの持ち株を含む。 投資家は保有している流通株式の時価一万元ごとに、新株一千株の購入を申請することができ、購入する新株の購入株数は一千株の倍数でなければならない。投資家が保有している流通証券の時価が一万元に満たない場合については、購入申請権がない。一つの株券口座の最高購入申請量は、発行企業が発行している株式総数の千分の一を超えてはならない。また一つの株券口座で行える購入申請は一回限りとし、購入申請の重複は無効と見なされる。

 投資家が新株の購入申請を行う際、購入費用を前もって納める必要はないが、購入が確認された後は取り消すことはできない。サインした投資家が支払うべき株式購入費用は、証券営業部が直接、資金の口座から差し引く。

 証券投資基金は、現行の関連規定に基づいて、新株の優先的な割当後、既に保有する流通証券の時価に基づいて、再び新株が割り当てられることはない。

 通達の付属説明では、以下のように述べられている。

 第二次市場の投資家に向け割り当てられる新株の割合は、現時点では暫定的に証券投資基金に向けた優先的な割当後、発行量の五〇%を残す。今後市場の状況に基づいて調整される。第二次市場の投資家向けの新株割当方法を採用して、株券を発行する際、第二次市場の割当とネット上の公開発行は同時に行われなければならない。投資家は、上海、深せん証券取引所に上場している流通証券を同時に保有している場合、それぞれ別々に時価を計算する。各証券取引所の取引システムは、保有する本取引所で流通している証券の時価に基づいて、新株を割り当てる。

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