西部大開発を迎え
て新たな飛躍をめざす
内蒙古自治区党委員会書記 劉明祖
西部大開発についての中央の構想に基づいて、われわれは内蒙古大開発の基本的な構想を初歩的に策定した。概括的に言えば、五つの重点(インフラ建設を加速、生態環境保護と建設を強化、産業構造を積極的に調整、科学技術教育を発展させて人材育成を加速、改革開放を拡大)をめぐって、五大戦略(資源の転換、開放による促進、科学教育による自治区振興、人材の開発、ブランドによる促進)を推進し、一線と三開発区(内蒙古をわが国の北部の生態保全線に建設し、わが国の重要な農業・牧畜業産物・グリーン産業開発区、エネルギー・原材料産業開発区、希土科学研究・生産開発区に建設する)に力を入れ、十大プロジェクト(人材開発プロジェクト、交通ネットワーク・プロジェクト、節水・灌漑プロジェクト、都市インフラ建設プロジェクト、産業のグレードアップ・改造プロジェクト、バイオハイテク・プロジェクト、草原文化・観光プロジェクト、農村牧畜区の小康建設プロジェクト、通商港建設プロジェクト、情報伝送プロジェクト)を実施し、三大目標(山水が美しく、辺境が安定し、人民の生活が豊かで地区が繁栄する)を実現することである。
この構想に基づいて、まずインフラ建設の立ち遅れによる経済発展の「ボトルネック」の制約を突破し、総合的交通・運輸網を建設し、水利インフラ建設を強化し、電力網、通信・ラジオ・テレビ放送などのインフラ建設を強化し、都市インフラ建設と小都市建設を強化し、大開発のための条件を創り出す。
これを踏まえて、生態の建設と保全を強化し、産業の構造調整とグレードアップを加速し、農村牧畜区の産業構造を調整すると同時に、資源の強みを生かし、支柱産業を強大にし、科学技術教育の発展を強化し、科学技術体制改革の深化を通じて、科学技術者が大開発の主要戦場に身を投じるよう励まし、科学技術と経済の密接な結合を実現し、対外開放のレベルを絶えず高め、辺境にあるという内蒙古の地理的強みを十分に発揮し、北部への開放を重点とし、外資、対外経済、対外貿易の一体化を構築し、全方位、多次元、分野の広い対外開放の枠組みを構築する。
まず思想の大開発
重慶市党委員会書記 賀国強
中央の配置した西部大開発の五大戦略の重点をめぐって、七つの結合を堅持し、三大優位を突出させ、三大経済の高地を構築し、三大機能を発揮させ、四大矛盾に関心を寄せ、それを解決する。
七つの結合を堅持するとは、一、開発と三峡ダム区住民の移転、国有企業の改革、大都市による農村促進、生態環境の建設という江沢民総書記が重慶に提出した四つの任務を結びつける、二、中央の支持と自身の努力を結びつける、三、実務と理論研究を結びつける、四、政府行為と市場の導きを結びつける、五、短期と長期の発展を結びつける、六、重慶自身の発展と西部の省・自治区との共同発展を結びつける、七、区域経済の発展と国全体の発展を結びつけることである。
三大優位を突出させるとは、一、西部の直轄市、長江上流と南西地区の商工業の重要都市である重慶の優位を十分に発揮させる、二、三峡ダム区の開発・建設の優位を十分に発揮させる、三、中西部の連結点である重慶の地理的優位を十分に発揮させることである。
三大経済の高地を構築するとは、一、重慶を長江経済ベルトの西部の経済成長ポイントに建設する、二、四川と重慶の協力を強化し、成都・重慶経済高地を建設する、三、江沢民総書記の提出した「重慶を長江上流の経済センターに建設する」目標を早期実現することである。
三大機能を発揮させるとは、一、西部開発における重慶の戦略支柱機能を発揮させる、二、重慶の国外資金の導入と国内の連合の「窓口」の機能を発揮させる、三、重慶の中心都市としての経済的波及機能を発揮させることである。
四大矛盾に関心を寄せ、それを解決するとは、一、資源の開発と生態環境の建設、市場ニーズとの矛盾、大開発と資金不足、人材資源不足との矛盾、経済構造調整の加速、ハイテク産業の発展と余剰労働力の配置との矛盾、大開発の必要な優遇政策、財政支持と重慶の経済社会の発展で存在している困難との矛盾に関心を寄せ、それを解決することである。
優位を発揮し、特色のある経済を発展させる
甘粛省省長 宋照粛
まず、甘粛省はすぐれた地理的優位を持ち、交通も比較的便利で、蘭州市はすでにかなりの規模の西部の商業貿易中心となっている。次に、資源が豊富で、全国の漢方薬材の主な産地の一つであり、観光資源は中国ないし世界でも一定の地位を占めている。三、相対的な人材優位を持ち、一万人に二十七人の科学技術者がおり、全国の平均水準より高い。四、わりによい工業基礎がある。五、豊かな安価の労働力資源を持っている。
この優位を発揮し、特色のある経済を発展させるのは、まず商品優位の形成に有利で、競争力を高めることができる、次に、経済の持続可能な発展を順調に実現することができる、第三、重複建設、産業の同一化の問題を効果的に防止、解決することができる。
西部大開発を実施するにあたり、甘粛省の生産力の配置は次の三つの面から考慮すべきである。
第一、蘭州市の商業貿易センターの建設を加速する。第二、鉄道、道路幹線によって、多くの工業基地を改造、建設し、多くの小都市の建設を促し、一部の大・中型都市を発展させる。第三、革命根拠地、民族地区、貧困地区の経済発展を引き続き重視する。
甘粛省は西部大開発の中で主に何をつかむべきか。
われわれには次の三つの戦略がある。つまり科学技術による省の振興戦略、開放による促進戦略、持続可能な発展戦略である。目下、主に五つの面に力を注ぐ。第一、インフラ建設を加速する。われわれはすでに計画を策定し、最も短期間に、甘粛省の自動車道路、鉄道、空港、石油・ガス輸送パイプ、都市給水、送電などの建設を基本的に完成する。第二、生態環境の保全と建設を強化する。耕地を森林に戻し、荒れ山に植林し、むやみな伐木や放牧を禁止し、造林をするプロジェクトに速かに着手する。第三、経済構造の調整を加速する。第四、科学技術教育を大いに発展させる。科学技術の進歩と勤労者の資質の向上に頼って、条件を創造し、飛躍的発展を実現し、全国との格差を縮小する。第五、西部地区の改革に力を入れ開放を拡大する。これらは西部大開発を実施する強大な原動力である。対外貿易に力を入れ、沿海地区と同じように甘粛省を開放する。
西部開発のチャンスをつかむ
寧夏回族自治区主席 馬啓智
現在、消費ニーズが多様化し、市場ニーズは経済発展に絶えず新しい要求を出している。市場経済の本質は競争である。寧夏は開発を必要とし、投資、技術、人材の導入を必要とし、他の西部の省・自治区も同じように開発を必要とし、投資、技術、人材の導入を必要としている。どうして競争の中で優位を獲得するか。それには特色がなければならない。
特色を育成し、優位を生かすことは経済発展を促し、経済成長の質と効率を高める肝心な措置である。地域経済は特色と比較優位がなければ、市場競争で主動をとることができない。特色を突出させること、これが寧夏が区域経済を発展させる共通認識となっている。寧夏は経済が遅れ、経済力と人材、技術力が顕著な優位を持っていないため、特色を見い出すことが当面の急務である。西部大開発の幕が切って落とされ、西部の省・自治区が奮い立って努力する雰囲気がすでに形成されている。われわれは大きな熱情を持つだけでなく、冷静な頭脳を保ち、盲目的発展、重複建設の教訓を汲み取り、突破口を探し当て、国の産業政策に合致し、資源の優位が明らかで、経済全体の発展に比較的強い促進的役割を果たす特色のある産業を選び、その育成に力を入れ、それを発展させ、強大にしなければならない。特色のある経済を育成し、発展させることは、西部大開発における区域経済の競争の成否にかかる重要なことである。
寧夏が育成する特色のある産業は、特色のある栽培業、特色のある養殖業、上質な農産物と副業生産物加工業、特色のある医薬産業、新素材産業、特色のある観光業などである。よく時勢を見、模索する勇気を持ち、絶えず革新し、比較優位を正確に認識し、特色を掘り起こし、特色を生かしさえすれば、きっと主動を獲得し、寧夏経済のテークオフと振興を実現することができる。
雲南の振興をめざす
雲南省省長 李嘉廷
雲南省は自省の実状から出発し、大開発の戦略を実施する基本的構想、目標と主要な任務を打ち出した。それは次の五つの面にまとめられる。
一つは一つの中心、即ち経済建設を中心とすることを堅持することである。二つは二つの根本的転換、即ち計画経済体制を社会主義市場経済体制へ転換し、粗放型経済成長方式を集約型成長方式へ転換することである。三つは三つの優位、即ち気候、資源、区域の三つの比較優位をいちだんと生かし、三つの矛盾、即ち経済構造と都市・農村の構造が不合理、インフラが弱い、省民の資質が低いという三つの矛盾の解決に努め、三つの目標、即ち雲南をグリーン経済の強大な省、民族文化が繁栄する省、中国と東南アジア、南アジアを結ぶ国際的大通路に建設する三つの目標を実現することである。四つは四つの戦略、即ち科学教育による省の振興、持続可能的発展、都市化、対外開放の戦略を積極的に実施することである。五つは五つのプロジェクト、即ち基盤産業とインフラ建設プロジェクト(農地・水利、立体交通、通信、エネルギー、西部の電力の東部への輸送、雲南の電力の他省への輸送を含む)、生態環境保全と建設プロジェクト(天然林の保護、生態建設、オ癇rの整備を重点とする環境保全プロジェクト、水土保持を含む)、調整による経済構造の最適化プロジェクト、科学教育による貧困脱却扶助、裕福化、開放による辺境振興のプロジェクトを展開し、五つの産業、即ち葉タバコ産業、バイオ資源産業、鉱業、観光業、光・機械・電子、バイオテクノロジー、医薬、新素材、新エネルギー、環境保全などのハイテク産業を発展させ、五つの基地、即ち中国最大の生物資源開発基地(重点は雲南野生栽培保護研究開発基地と花卉、天然薬物、保健食品、コーヒー、ゴム、甘蔗糖、茶などの生産基地)、中国最大の安全型葉タバコ栽培・巻きタバコ生産基地、中国最大のリン化学工業生産基地、中国の重要な非鉄金属工業基地、西部の電力を東部へ輸送するエネルギー基地を建設することである。
基礎をしっかり築く
青海省省長 趙楽際
まず最初に、指導思想面で三つの転換を実現する。一つは単に国の投資に頼って建設を行うことから国の投資、政策の導きと市場による資源配置を結びつけた多元的投資によって経済を発展させる方向へ転換する。二つは主に自然資源の開発に頼ることから市場、技術の総合開発と自然資源の選択的開発、特色のある経済の発展を結びつける方向へ転換する。三つは閉鎖的開発から全方位的開放の方向へ転換する。
活動の配置では、基礎をしっかり築き、根本をつかむ。インフラ建設は青海省大開発の基礎であり、生態環境の保全と建設は西部大開発を実施する根本である。われわれは交通、通信、電力、水利施設、農地・牧場および教育、文化、ラジオ・テレビ放送などのインフラ建設に力を入れる。交通面では、四方八方に通じる鉄道、自動車道路、空路などの立体的、近代的な交通網を建設する。青海省は長江、黄河の源に位置し、生態の地位が重要で、環境保全の任務が重い。中央は耕地をもとの林地、草地に戻すことを西部大開発の重点としているが、これは全く青海の実状に合致したものである。今年、青海省は傾斜の急な耕地を林地、草地に戻すテストを二十七万ムー(一ムーは〇・〇六六アール)実行し、人工的に林地、草地を五十八万ムーつくり、荒れ山を百万ムー緑化し、伐木を禁じて林地を三百万ムー以上育成する。「第十次五カ年計画」から二〇一五年まで、長江の源、黄河の源、青海湖地区、東部の干ばつの山間地帯、竜羊峡ダム地区、ツァイダム盆地など六つの区域の生態環境建設と水土整備活動に重点的に力を入れ、天然林、草原、野生動植物資源の保護を大いに強化し、退化した草地の整備と回復に力を入れ、防護林体系の建設を速め、水土保持と水源維持の機能を強め、十年間でいちおう効果が現れ、二十年間で大きな効果をあげ、数世代の人々のたゆまない努力を通じて、山水が美しく、人々が裕福になるという目標の実現をめざす。
青海省の経済発展の難点は科学技術にあるが、潜在力と希望も科学技術にある。このため、われわれは経済構造を一段と調整し、特色のある経済を発展させ、改革・開放のテンポを速め、確固として「科学教育による青海の振興」戦略を進めていく。
思想を解放する
チベット自治区主席 リェチュ
われわれは構造調整に力を入れ、第一次産業を安定的に発展させ、第二次産業と第三次産業を大いに発展させ、第一次産業、第二次産業、第三次産業の配置が合理で、発展が力強い枠組みを構築していく。
農業の開発と国土資源の総合的開発・利用、大河川の整備、生態環境保全プロジェクトを結びつけ、一連の政策、措置を通じて農民の参与を引きつけ、農業と牧畜業との結合を重視し、産業化の道を歩む。現在の重点は改良種子の導入に力を入れ、先進的かつ実用的な技術を導入し、普及させ、栽培業の構造を調整することである。積極的に農民、牧畜民が単一の経営習慣から脱出するよう導き、あらゆる方法を尽くして農民、牧畜民が裕福になるルートを広げ、同時に住民の移転をうまく行い、できるだけ早く生存条件の悪い地区の農民、牧畜民の生活の問題を解決する。
交通の面では、五年内に基幹自動車道路網を建設し、チベットに通じる鉄道を一日も早く着工させると同時に、航空事業を大いに発展させる。エネルギーの面では、水力発電を主とし、大型発電所と大型送電網を建設し、給電の需要を満たす。
チベットは地上資源、地下資源および観光資源に恵まれ、かなり高い開発・利用価値がある。新しい構想を研究し、新しいメカニズムを打ち立て、十分に潜在力を掘り出すと同時に、ラサと各地方行政機構の所在地を中心とし、県政府所在地と一部の交通中枢、重要通商港を重点とし、多くの小都市と町を建設し、重要な商品集散地、交通中枢、農業地区・牧畜地区の余剰人口を引きつける労働力市場にする。
このため、資金導入のルートを広げ、ただ国の投資に頼って開発建設を進める古いやり方を変え、開発のプロジェクトを市場に入れ、資金源の市場化と投資主体の多元化を実現し、社会全体の力を動員して大開発を行う。大開発にプラスとなる環境を積極的につくり、特に国有企業の改革をうまく進める。
後の者が先の者を追い越す
新疆ウイグル自治区党委員会書記 王楽泉
江沢民総書記は一九九六年、一九九八年に新疆ウイグル自治区を二回視察した際、中西部、特に西部地区の発展を速めることを何度も強調した。国は一つの総体として中西部地区の発展を速め、東西部の格差を縮小させてこそとう小平氏の「共に豊かになる」という社会主義市場経済の思想を根本的に実現することができる。それと同時に、中西部地区は中国の少数民族の集居区であり、大西北部の開発は国の長期の安定をはかるための具体的な措置でもある。
大西北部の開発は、先ず西部地区の強みと全国の経済発展におけるその大きな役割と貢献を見取るべきである。
新疆ウイグル自治区は百六十六万平方キロの土地、千八百万の人口を擁しており、土地が広く資源が豊かで、人口が少ない。新疆は地上・地下資源が非常に豊富で、未開墾の地が一億三千万ムーもあり、天然ガスの埋蔵量は三百億トン以上に達し、石炭資源は全国の三九%を占めており、豊富な草地、林業、畜牧資源がある。新疆開発が進み、それが大規模になると、新疆だけでなく、全国もその利益を受けることになる。
しかし、新疆をどのように発展させるのか。発展の方向からみると、簡単に東部地区を踏襲することができず、自らの強みをもつ資源の開発に立脚点を置き、農業、工業、第三次産業はいずれも特色をもつ道を歩き、自らの優位を持つ産業、製品を発展させるべきである。
まずは構造調整である。ハイテクの応用を最大限に速め、生産量を高め、コストダウンを図り、質の悪い製品を断固として排除する。重要な工業産業は石油、石油化学、製紙である。企業管理と製品開発の面では今後、積極的に国際市場とリンクし、国際での競争力を育成する。第三次産業の面では新疆の豊富な観光資源を主として地方文化と民間工芸の発展を促す。
次に、鉄道、自動車道路、天然ガス輸送パイプ、民間航空の建設を加速することである。南疆(新疆南部)と北疆(新疆北部)鉄道の開通、三本の国道等級の向上、五つの空港の建設によって、新疆の交通は大いに改善される。それと同時に、四千二百キロに及ぶ石油、天然ガス輸送パイプの建設によって、毎年外部に二百五十万トンの石油、天然ガスを輸送し、新疆と全国に大きな経済収益をもたらすようにする。
西部開発の意義を 全面的に理解すべき
広西チワン族自治区主席 李兆とう
広西チワン族自治区の地理的位置は独特で、西南経済圏と華南経済圏、国内市場と国際市場を結びつけるところにある。一九九二年、党中央は西南部の海へのルートとしての広西の役割を十分に発揮させるよう求めた。ここ数年の南昆(南寧=昆明)鉄道、広西の三大港湾および高級自動車道路などのプロジェクトの開発と建設は実際には国の西部大開発戦略と期せずして一致したものである。これらのプロジェクトは広西に奉仕するだけでなく、大西南地区の開放と発展のためにも大きな役割を果たしている。現在、西部地区の各省、自治区は開発、建設の度合いを一段と強めており、広西の責任がさらに重くなる。
広西は豊富な資源があり、市場の展望が明るく、前期作業の基礎が比較的しっかりしており、広西ないし西南地区の経済発展に対し全局的な意義をもつ重点プロジェクトを国の西部開発計画に組み入れてもらうよう努めている。これらのプロジェクトは次のような内容が含まれている。
一、交通建設を加速し、西南部の海へのルートを整備する。例えば、広西チワン族自治区内の国道幹線の高速道路、省に跨る高速道路、自治区内の県間の自動車道路網などの建設によって、広西で自動車道路、鉄道、港湾のネットワークを形成させる。
二、 広西龍灘発電所の建設を重点とし、水エネルギー資源が豊かな紅水河の水力発電の開発を速め、また北部湾と南中国海の石油・天然ガス資源を利用して、大型天然ガス発電所を建設する。
三、埋蔵量全国最大のアルミニウム鉱山である平果アルミニウム鉱山、亞熱帯農業、林業資源、観光資源などの開発を速める。
国の西部大開発に積極的に参加するため、広西は五大経済区域の発展計画を策定し、特色をもつ経済を発展させることにしている。
西部開発は単純な区域経済開発の問題ではなく、新しい世紀に向けての中国の重要な経済・社会発展戦略である。西部開発は新しいラウンドの経済構造の調整であり、対外開放拡大の重要な戦略的配置でもある。そのため、西部大開発の意義を正しく認識、理解することが、国の西部大開発戦略を実施するためのカギである。西部開発はシステム・プロジェクトで、国は全体の計画があり、地方も地方の計画があるため、科学的に計画しない状況の下で、わっと開発に走るようでだめである。着実に準備し、収益と質を重んじ、市場メカニズムで大開発を促し、西部大開発戦略の実施過程において広西に対する国からのより多くのサポートを獲得することに努めなければならない。