西部ブームで冷静に思考

 「二つの会議」(第九期全国人民代表大会第三回会議と第九期全国政治協商会議第三回会議)の期間に、代表、委員たちは政府の西部大開発戦略に対し大きな熱意を示した。西部の各省・自治区は次々と行動を始め、全力をあげてやる意気込みである。東部の各省もこのチャンスを掴み、力を大いに発揮するために西部に行くことを明らかにしている。それと同時に、代表、委員たちは理性的な思考を忘れることはなく、幾分かの冷静を保っている。

 陳万志代表は次のように述べた。西部開発の高まりが現れようとしているが、西部ブームの中で冷静を保つべきで、東西部の格差は二十年だけではなく、これは数千年間にもたらされたもので、西部には現在なお多くのマイナス要素がある。私たちははっきりした頭と冷静さを保つべきで、かつてのような戦略的ミスを犯すことがあってはならない。

意識の転換

 高尚全委員は次のように述べた。西部発展のカギは意識を転換させることにある。政府の投入に依存して西部の開発を行う考えが依然として一部の人の頭に存在している。国はもちろん西部開発に資金を提供し、政策を打ち出すが、カギとなるのは十分に政策を生かして、広はんな人びとの積極性を引き出すことである。

 李発伸代表は、中西部の幹部と大衆は立ち遅れからの脱却を切望して、好機到来と、気持ちがはやっているが、「西部」と指定されたことで、一度苦労すればずっとうまくいくことができると思ってはならず、計画経済時代の目でこの事業を見、「西部」と指定されれば、計画による割当があり、無償の投資があり、経済がおのずと発展することを意味すると思い込んではならないと述べた。

 包叙定重慶市市長は次のように語った。西部の立ち遅れには、歴史的な原因もあれば、十数年来、投入の不足と政策の比較的停滞の要素もあったが、決定的な原因は西部の思想が東部より開放しておらず、改革の度合いが東部より小さいことにある。そのため、西部は得難い発展のチャンスに直面して、自分の行動と思想が新たに立件されるプロジェクトの多い少ないということと投資導入の多い少ないにとどまってはだめで、改革によって推進される西部開発でなければ、まるで燃料不足に陥った衛星のように、空に向けて射ち上げても墜ちてくることになる。西部は大開発がもたらす大調整を利用して、改革を利用して西部の大開発を推進し、改革を利用して西部の大開発の効果と収益を高めなければならない。

 孫啓玉山東省代表は次のように語った。私は企業を経営しているものだが、私の見方では、西部は仕事の効率が高く、法制が健全で、外来の企業に安全感を与えるソフト環境の建設を第一位に置くべきである。西部に指定され、トップになることを競い合ってはいるが、その背後には実際に他力本願で、国からの後押しを待ち、求める思想があり、西部開発イコール貧困脱却扶助だと見なす誤った考え方が邪魔している。これらの旧来の意識を打ち破らなければ、西部開発の新天地は切り開くことはできない。社会主義市場経済の条件の下での資本運営の法則は収益の多いところへ流動するということであり、望ましい政策環境、競争の環境、法制の環境をつくることが西部の姿を変えるカギである。

人材を引きつける

 人材の問題は、西部大開発の焦点である。数十年来、東西部の格差はすでに物質的基礎の上に現われているだけではなく、思想と人材管理のメカニズムの上にも現われている。幸い、西部の人たちはすでに西部大開発に対する人材の重要性を意識していることである。

 貴州省の王寿亭代表は次のように語った。西部地区では、一方では面積が広く、自然資源が豊富で、発展の潜在力が大きいが、他方人口の圧力が大きく、人びとの素養が低く、深刻な人材不足の問題がかなり際立っている。西部大開発の戦略的計画を徹底的に実行するには、「人を中心とする」ことを重要な指導思想とするべきである。

 まず人材資源の開発を経済社会発展の著しい位置におき、政府の任期目標の審査範囲に組み入れ、人材資源の開発計画を上手に作って、協調、指導、サービスを強化する。その次に、いろいろな人材が次々と姿を現すことにプラスとなる政策と措置を制定し、公開、公正、公平な競争メカニズムを速やかに作りあげることである。重点的に数多くの創業能力を持つ科学技術の企業家と技術革新のリーダーを育成し、積極的に中年と青年のハイレベル人材を育成し、社会化の専門技術陣、プロ化した企業経営の管理人員陣を速やかに作り上げる。重点産業、重点学科、重要なプロジェクトをめぐって、特殊な手当の実行、良好な仕事と生活の条件の提供など優遇政策を実行して、国外と東部地域のハイレベルの人材を導入し、開発建設に参与させる。第三は、人材の積極性を引き出すことにプラスとなるよい環境をつくるよう努力し、社会全体で「知識を重視し、人材を重んじる」良好な雰囲気を形成させる。際立った貢献がある人材に対し高い賞金を出し、人材の積極性と創造性を引き出すバックアップシステムをさらに改善する。

 韋委員・教育部副部長は次のように語った。現在、西部を開発するにあたり、西部は人材が非常に不足している。教育部は西部の人材に対しいくつか傾斜政策を実行する。一つは公費留学生の定員の面で西部の定員を増加することであるが、条件は必ず西部に帰らなければならないということである。二つは国外の留学生を引きつけて西部へ行くようにさせることである。教育部が経費を出して、西部へ行ってプロジェクトに取り組む彼らを支持し、更に柔軟な政策をとるようにする。人材問題は大きなプロジェクトであり、長期の努力を必要とする。

市場に順応する

 西部大開発は市場経済の法則に従うべきである。これは代表たちの提出したいま一つの考え方である。

 中国の経済生活の中で、いつも大勢に同調する心理状態があり、なにかあると、すぐわっとばかりに走り出し、よく自らのその面での比較的な強みを発揮し、最大の効果と利益を作り上げることができるかどうかを顧みない。現在、このような心理状態が西部大開発の下準備とスタート段階にすでにいくつかの兆しが現れている。

 四川省徳陽の呉勉堅代表は次のように語った。西部大開発は市場経済の法則によって行わなければならず、計画経済の発想をそのまま使うことはできず、さもなければ恐らく希望通りに事を運ぶことができなくなる。西部開発はインフラの建設を先に行い、適度に先取りすることはよいが、経済発展のレベルに必ず適合しなければならない。先取りしすぎたら、効果をあげることができないだけでなく、かえって収益を逓減させることになり、巨大な浪費をもたらす。ましてや多くの地方で巨額の借金に頼ってインフラ建設をしているのはなおさら考えものである。

 西部の貴州省の劉方仁代表は次のように語った。西部大開発を上手に推し進めるには、思想を解放し、意識を更新し、伝統的な古い考えを変え、その地に適した方法を取って、実際に基づいて正しく行動し、当地の実際から出発し、わっと寄ってたかって立ち上げるやり方をとってはいけない。

 李発伸代表は次のように語った。以前、私たちはいつも西部には豊富な資源条件があり、国が投資しさえすれば、西部の発展を促すことができると言ってきた。実際は、これは市場によって決定されることである。例えば、西北地区は石炭資源が豊富であるが、現在、石炭市場は供給が需要を上回って、この資源は市場の強みと経済的効果に転化することができない状態にある。そのため、プロジェクトを実施したいなら、まず市場の潜在力をはっきりさせなければならない。大きなプロジェクトを建設するには大きな市場を建設し、開拓しなければならない。

 代表たちは次のように考えている。西部大開発の中で、西部であるか東部であるかにかかわらず、機会と市場をしっかり掴んだものに未来がある。西部大開発は他の人が開発に来てくれるのを待つのではなく、主動的に出撃して市場を占領しなければならないものである。

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