青壮年は改革の最大の受益者


 中華全国青年連合会と中国青年報がさいきん全国で行ったアンケート調査の結果が示しているように、青年は改革・開放を高く評価し、自分こそ改革・開放の最大の受益者であることを認めている。

 全国の三十二の省クラスの行政部門の二万五千人の青年を対象として行ったこの調査では、八六・九%の人は自分は改革・開放の受益者であると回答したが、これは青年たちが極めて実際的な角度から改革・開放を十分に肯定していることを示している。また調査によって、三十一歳から四十歳までの人の大多数が自分こそ「改革・開放の最大の受益者」だと思っていることが判明した。

 改革・開放の最大の受益者をより客観的に評価するため、研究者たちは、調査対象が自分が改革・開放の受益者であるかどうか、および改革・開放の最大の受益者に対する主観的判断に基づいて、「絶対的受益者」「相対的受益者」「相対的剥奪者」「絶対的剥奪者」といった描写概念を取り入れた。

 その結果、絶対的受益者のうち、三十一歳から四十歳までの人が最も多く(四一・四%)、相対的受益者は六十一歳以上の人が最も多く(六八・五%)、相対的剥奪者の人数がわりに少なく、そのうち三十一歳から四十歳までの人は五・一%しかなく、絶対的剥奪者は四十一歳から五十歳までの人が最も多い(二〇%)ことを発見した。

 調査対象となった青年の自己認知度から見て、自分が受益したと考える人が最も多い群体は家庭生活水準がかなり大幅に向上し、大卒以上の学歴をもち、学生出身の男性社会人である。彼らのうち、自分が受益したと考える人がなんと九八・四%にも達している。

 「ビジネスマンに変身」「くら替え」「首になる」などは、改革・開放実施後就職分野に現れた新しい現象であり、就職パターンが根本的に変わったことを示している。職業から見て、商売人が最大の受益者だと考える比例が最も高く、四七・五%にも達している。二〇・二%の人は最大の受益者がインテリだと考え、一三・九%の人は農民だと考えている。

 調査の結果が示しているように、四割近くの調査対象(三七%)は転勤の経験があり、すべての調査対象は、一人平均三回転勤しており、半数近く(四八%)の人は近いうち仕事を変えるつもりである。圧倒的多数(九四%)の人は、二十年前と比べて、いまは職業選択がいっそう自由になり、中国人はすでに生涯一つの職業にしかつけないことに別れを告げたと言えるとしている。

 調査で、人びとが職業を変えるかどうかは、いまの職業に対する満足度と関係があり、自分の仕事に満足しなければしないほど「くら替え」の可能性がますます大きくなることがわかった。

 調査の結果、一割以上(一三%)の人が自分の仕事にとても満足しており、四割以上(四四%)の人がまあまあ満足しており、一六%の人が「不満」であるかあるいは「とても不満」であり、残りの人が一般に思っていることを発見した。

 年齢別から見て、三十一歳から四十歳までの人の自分の仕事に対する満足度が最低で、自分の仕事に「大変満足している」と答えた人は一二%足らずであった。教育程度から見て、学歴が低いほど自分の仕事に満足し、中学校とそれ以下の学歴しかなく、自分の仕事に「大変満足している」と表明した人は二〇%を占めた。一方、大卒の学歴をもつ人のうち、自分の仕事に「大変満足している」と答えた人は九%足らずであった。

 調査に加わった研究者はデータを分析した上で、「くら替えをしたい」人の背景と特徴を次のように描き出した。年齢は二十歳から四十歳までで、高収入を追求し、きついかわりに昇進のチャンスがある仕事につきたく、自分の仕事がより多く外部と接触することを望んでいる。

 「くら替え」をしたことのある人はかつて改革・開放の中の「風雲児」だった人であるかも知れず、彼らは「くら替え」をして満足できそうな仕事につき、それに満足できなくなるとまたも「くら替え」をすると言ってよい。

 改革・開放によってもたらされたいま一つの受益状況を十分に具現できるのは兼職である。調査対象の一二%は兼職していることを認めた。そのうち、農民と学生の兼職の可能性が最大で、一七%にも達している。その次はいまの本職の仕事にとても満足しているかあるいはわりに満足している人が兼職する可能性の概率は一六%と一二%である。仕事を変えるつもりの人のうち、兼職を選ぶ可能性のある人は一一%を占めている。報道部門の一〇%の人も兼職する可能性がある。

 二十年来、社会が著しい進歩をとげたことを調査結果は示して、八三%の調査対象は、二十年前と比べて、「人びとは心の中で思っていることを言う勇気をもつようになった」ことを認めた。八二%の調査対象は「合法的なルートを通じて自分自身の正当な権益を保護できる自信がある」と答えた。八六%の調査対象はいまはいっそう自由になったことを認め、六七%の人はいまはいっそう民主的になったことを認め、四三%の人はいまはいっそう公平になったことを認めている。

 調査対象となった二万五千人の青年のうち、九割近く(八八%)の人は、「努力しさえすれば、誰でも成功のチャンスがある」ことに賛成した。四五%の人は「勤勉に努力すること」は「冒険する勇気がある」「良好な教育を受ける」などの要素と同様、ここ二十年来、「いっそう重要になった」ことを認めた。

 二二%の人は金持ちと有名になりたい人にとって、その人が「金持ちの家に生まれた」かどうかが従来からあまり重要ではないとし、一七%の人は「権力のある家に生まれた」かどうかが従来から重要でないと考えている。二〇%の人は「裏口やコネ」がなり金や出世にとって重要であることを否定した。

 自立、自強は言うまでもなく現代青年の最も突出した個性であり、改革・開放がこの世代の青年に与えた最も鮮明な人格的特色でもある。

 

 

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