中国のインターネット事情
利用者の年齢別の分布(%)
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インターネットの利用者層
一九九九年六月三十日までの統計データによると、インターネット利用者のうち最も多いのは二十一歳から三十五歳までの若者層で、利用者全体のほぼ八〇%を占めている。利用者の年齢別の内訳は、次の通り。
十五歳以下は四%、十六歳から二十歳までは七・九%、二十一歳から二十五歳までは三九・九%、二十六歳から三十歳までは二八・六%、三十一歳から三十五歳までは一〇・七%、三十六歳から四十歳までは四・二%、四十一歳から五十歳までは三・五%、五十歳以上は一・二%となっている。
また利用者の職業別状況は、コンピューター関係が一八・八%、学生が一三・九%、教育関係が七%、科学研究従事者が一二%、工場・鉱山企業が一一・三%、党・政府機関および社会団体が一〇・三%、郵便・電信・通信業が八・六%、金融保険業が四・八%、社会サービス業が三・一%、医療・衛生スポーツおよび社会福祉関係が一・八%、その他が八・四%となっている。このデータから見ると、コンピューター、教育、科学研究に従事している利用者および学生が半数以上を占めていることが分かる。
都市別では北京の利用者が最も多くて全国のインターネット利用者総数の二五・三%を占め、広東省がそれに次いで一一・五%、上海が三位で七・八%、以下江蘇省の六・一%、遼寧省の五%と続く。
また調査によって、インターネット利用者のうち三五%が職場の公費で加入し、四四%が自宅で自費で加入しており、両方ともという人は二一%であることが判明した。
これら利用者がインターネットのどこに興味を覚えているのかということに関する調査では、六七・二%の利用者がインターネットから科学技術の情報を、四三・七%がビジネス情報を、二六・一%が金融証券情報を、六三・三%がレジャー情報を、四五・一%が政治・経済・社会ニュースをそれぞれ入手したいと願っており、一五・二%の利用者が自分に関係のある広告ホームページに興味を覚えていることが分かった。