▼段ボールスピーカー
●設計図面
「MASAKI'S ROOM」で紹介されているBH−01D型スピーカーの図面です。
この図面は12cmユニット用に書かれているので、私は1/2にサイズダウンして製作しました。
このスピーカーはバックローディングホーン(BH)型と呼ばれ、スピーカー後部から始まる共鳴管構造によって
効果的な低音再生を行えます。
ただ、今回はスピーカーユニットが小型かつ安価な物なのでBHの本領発揮とは行かないようです。(^−^;
ただ、見た目がちょっと複雑な感じで格好良いのでこのタイプにしてみました。
●製作手順
手順というほどでもないですが、大体こんな感じです。およそ4、5時間程度で全作業を終了できると思います。
- 1.図面通り段ボールを切る
- きっちり作らないと隙間が出来てしまい、見た目が格好悪いばかりか音質も落ちてしまいます。
また、スピーカーを取り付ける部分の穴は図面の半分だと25mmになりますが、ここだけ原則から離れて20mmにして下さい。
そうしないとスピーカーが穴にきっちりはまってしまい、止められません。
- 2.スピーカーを取り付ける
-
- このとき、中途半端な止め方では完成後スピーカーが落ちますので注意してください。
私は緩まないようにナットをボンドで止めておきました。
- また、アンプからスピーカーへ信号を送るためにシールド線を付けておきます。長さは好みですけど、大体1m前後が適当かと思います。
スピーカー側の端子の+側に信号線、−側に外側のより線を取り付けます。
逆にすると再生する音の波形が反転するので気を付けてください。
- 接続端子は、本来ならきちんとした端子を付けるのでしょうが、どうせ自分しか使わないので小型化のために
φ3.5mmのモノラルプラグを使いました。
- 3.ボンドで組み立てる
- ゆっくり慎重に。また、速乾性の木工用ボンドを使うと普通のものに比べて手早く作れます。
●製作の感想など
正直言って100円スピーカーでここまで聞ける音が出せるとは思いませんでした。
あくまで100円にしてはよくやっているなと言う程度ではあるのですが、裸の状態でスピーカーを鳴らしたときとは
比較にならないような音です。音質に及ぼすエンクロージャーの影響を実感しました。
メーカー物を買ってきた方が確かにいい音が出せて見た目も良いでしょうけれど、
自作することでこうして新しい知識を得られたのはとても良かったです。安く上がると言う実利も得られましたし(^−^)。
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