|
裁判レポート・第5回（更新:2003年8月29日）
※このレポートはたかのさん（宇宙遊泳） の協力を得て作成しています。 なお、録音や裁判所の公式な速記等に基づいているものではな い為、 実際の法廷内のやりとりとは若干、異なる場合があります。 |
|
| 裁判官「それではまず、陳述の関係を確認させて頂きま す。原告側、A先生は立席が困難でしたら着席されたままでも構いません」 |
| 任天堂側代理人（以下「任天堂」）「はい」 |
| 裁判官「書証ですが、原告からは甲308〜312を提出 するということで、308は原本が出ておりますが相違ございませんか?」 |
| 任天堂「甲309から311もこちらから出した物が原本 で、先方に送達されているかと」 |
| 裁判官「準備書面と同じ物を出したということですね。報 告書的な意味で出した、と」 |
| 任天堂「はい。入院中に準備書面を見ながら確認致しまし た」 |
| 裁判官「わかりました。それから、甲312は雑誌『ハム スター倶楽部』。これは原本ですが……（と言って、雑誌を取り出す。この雑誌は恐らく、あおば出版『ハムスター倶楽部スペ シャル』2001年1月号であろうと思われるが、この雑誌が何の証拠として用いられているかは不明）……すみません、この312ですが、裏表紙も コピーして出して頂けますでしょうか。というのは、裏表紙の奥付が無いと雑誌の発行元とか、発行年月日とかわかりにくいものですから」 |
| 任天堂「はい、差し替えます」 |
| 裁判官「至急差し替えてください。それから、被告側から は証拠乙54から60までということで、これはいずれも写し（コピー）ですけれども、雑誌の記事ですかね。あとは、ホームページの書証の確認等の関係で、 求釈明が出ておりますけど、それはもう陳述しないということにいたします。それから、今回の原告側で被告の反論に対する再反論ということですけども、著作 権侵害の関係上でかち合うものが出ていますので、そちらも一度被告側に検討してもらうと言うことで著作権の関係については大体は出揃うのではないかと思い ますが」 |
| 任天堂「基本的には、今回提出したもので全部です」 |
| 裁判官「はい。ちゃんとした段階で、必要なことが出てく れば、中間判決を出すと言うことも有り得ますし、進行を考えたいと思います。それで、次回ですが……不正競争防止法上の主張について、ISの関係で、ご反 論があれば」 |
| 任天堂「不正競争防止法では、前回ちょっと間に合わな かった物がありますので、機会をいただけるのでしたら、反論もかねて次回に」 |
| 裁判官「わかりました。原告適性の関係でしょうか?」 |
| 任天堂「それもありますし、混同の件も」 |
| 裁判官「被告側は再反論がある場合、どの程度かかります か?」 |
| eb側代理人（以下「eb」）「期日を5月下旬くらいに していただければ」 |
| 裁判官「それでは、期日の1週間くらい前までにお願いし ます。で、期日は5月30日に」 |
| 任天堂・eb「了解」 |
| 裁判官「では、時間は午前11時か30分でいかがでしょ う?」 |
| 任天堂「その日は京都から来ますので、出来れば午後に」 |
| 裁判官「それでは5月30日の13時に。次回は、被告側 の反論と、原告側は今の（任天堂とISの）関係を。それに対してご反論頂くあたりで、審理を一旦終わりにしたいと思います。場合によっては、夏休み（8月 1〜15日頃）の関係もありますので、6月の下旬にもう一回やるかも知れませんが……5月30日で審理を一旦終わりにするという前提で、7月の上旬くらい でよろしいと思うのですが。11日頃は?」 |
| 任天堂「その日は所用が」 |
| 裁判官「それでは、7月16日では」 |
| 任天堂「はい」 |
| 裁判官「では、次々回は7月16日の13時30分に。こ の回で一応、結審と言うことにしたいと思います」 |
| 戻る |