LastUpdate:2002年05月08日
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もしかしたら役に立つかもしれない教育実習へのアドバイス


教育実習に行く前に知っておいてほしいことは、

最初からまともな授業ができるような人はいない

ということです。今の僕にも(偉そうな言い方ですが)できるかどうか分かりません(爆死)。だからといって、授業をするための努力を怠ってはいけませんよ。精神論的なことは好きではないが、努力する中で、

自分なりの方法

を見つけていきましょう。そんな訳で授業がうまくいかなくても、落ち込むことはないです。たぶん……。自分に何ができて何ができないかを知ることも実習の重要な目的にひとつです。
とはいっても、実際に授業をしないといけないので授業について。授業をするために指導案を書くと思うのですが、そのときに自分が何をしたいかをはっきりさせることです。もっといえば、

その授業で自分が生徒に何を教えたいか

を自分が把握することです。例えば、「体積の導入をしたいです」なんていうのはダメですよ。漠然としすぎてます。もっと具体的に行きましょう。何をしたいかを決めた上で、どういった教材を使うかを決めます。逆じゃないんです。授業のネタを見つけてきてから授業をするわけではないです。指導案にその授業の目標を書くと思うのですが、教材を先に決めて授業の過程を作っていくと、その目標がどんどん変わっくるんですよ。いやマジで。それは違うと思います。授業の目標があって、それを達成するために過程を作っていくのです。
ではどうやって目標を決めるのか。これも難しいですね。僕としては、

数学全体を見通して、これから授業をしようと思う分野がどういった役割をしているか

を考えることから始めます。今までどんなことを学んできて、これからどんなことを学ぶのか、授業をしようとしている分野を生徒が学ばなかったらどんな不都合が起こるのか。そんなことを考えていけば、その分野で具体的に何を教えないといけないのかが分かってくるのではないでしょうか。
授業をしていると分かるのですが、自分達がわかっていることを人に教えることはかなり難しいです(人に教えるときに難しいと感じるのは、ホントは分かってない証拠なのですが)。指導案を作るときは、生徒はそのことを

全く知らないという前提

で作らないといけません。当たり前だというかもしれませんが、人の授業を見ていると、その前提を忘れている気がしてきます。とにかく早いんです。大学で授業を受けているとき感じませんか?大学の先生は分かってるんだろうけど、自分達はわからない。大学の先生を反面教師にしましょう。実際の授業では言葉使いは正確にしましょう。例えば、「直線」という言葉を説明するときどうしますか?「まっすぐに伸びた直線」としてはいけませんよ。「直線」という言葉を説明するのに、「直線」という言葉を使っているからです。ちなみに「まっすぐに伸びた線」といえばよいはずです。たぶん…。
記録はマメにとっておきましょう。どんな些細なことでもいいです。あとで役に立ちます。
あとは、

生徒とは仲良く

なっておきましょう。仲良くなっていると、授業がしやすくなります。損はないはずです。最低限こちらか嫌ってはダメですよ。また、向こうから嫌われても気にしないようにしましょう。それは仕方がありません。
最後に。実習では

失敗

が許されます。うまくいかなくても良いのです。いろいろな経験をしてそれをしっかりと記録しておきましょう。教員になる前に授業をする機会は実習中しかありません。人の授業を見る機会も実習中しかありません。実習の失敗がその後の教師生活に役に立つと思います。

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