LastUpdate:2002年06月04日
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自主ゼミについて

自主ゼミですが,5月末から開始いたしました.テキストは「シュプリンガー・フェアラーク東京」の『解析教程(上)』です.まずは本についてのコメントから.
欧米ベストセラー"Analysis by Its History"の待望の日本語版.歴史的な流れに沿って解説するユニークな解析学の教科書.大学1年生のために「ですます調」で懇切丁寧に翻訳されている.解析学の基本事項が,その理論の発見された背景から説きおこされているので,抽象的な概念であってもつかみやすくなっている.図版も豊富に用いられており,歴史に触れる楽しさも味わえる.

『解析教程』は解析学(微分積分学)に関するテキストです.解析の通常のテキストとは違い,歴史に沿った書かれ方をしてあり,数学教育の観点からも貴重なテキストだと思っています.解析の勉強をしながら教材研究も可能であることから,このテキストを選びました.大学1年生でも十分読みすすめていくことができるテキストです(と中迫は思っているが・・・).

具体的な内容は,2次方程式の解の公式の図形的証明から始まり,3次方程式の解の公式の証明,指数関数,二項定理,対数関数,三角関数,複素数と三角関数の関係( )と進んでから,やっと導関数に行き着きます.面白そうじゃないですか?

学校の先生(特に中学校・小学校)になろうと思っている方で,「大学で習う数学は必要なのか?」と感じている方がいると思います.そんな方へ一言.

教師として第一にもたなければならないのは教材に対する深い知識であって,教授法などはそれらに続くべきものである.ない袖は振られないように,教材に対する知識が教科書程度であっては,どんなに教授法をふりまわしても,生徒を深い理解に導くことが出来ない.

実際,中学校の先生でハイレベルな数学をこなしている方は数多くいらっしゃいます.

現在のメンバーは2年生・3年生,2人ずつの4人(+院生)です.まだまだメンバーを募集しております.まだ,それほど読みすすめてはいません.途中参加大歓迎です.特に新1年生の皆様がいかがでしょうか?現在ゼミは,月曜日の2コマ目・統計室を考えています(ただし,今週は6月7日金1コマ目を予定).ペースは1回のゼミで,4ページぐらい.興味のある方は覗いてみませんか?

参加ご希望の方は,院生室の中迫までお願いします.それが恥ずかしい方はメールでも可です.

メールアドレス:Ayumu@math.office.ne.j

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