2003.1.31   京都へ・・・

「糺の森」は下鴨神社を擁する杜・・

京の北東、高野川の支流が小川となって楡科の樹木の森の中を流れ・・

穏やかな景色を醸している・・

・・流れに沿う白砂の道を遡ってゆくと・・・・下鴨神社の門に至る・・

冬の糺の森

「葵祭」開催の舞が奉納される下鴨神社「舞殿」

偶然、公開されていた「大炊殿」・・・平安時代の貴族の台所・・・・・

神社の本殿脇を流れる御手洗川(みたらしがわ)は・・

その昔、斎宮が選ばれると御手洗川で禊ぎの儀式が行われ、

そのあと・・斎宮行列を整え・・伊勢神宮へ出発する・・・

・・「みたらしだんご」の由来・・・

大炊殿にはみたらしだんご製造の素朴な道具が展示されていた・・

御手洗川がルーツだったのだ・・

北の天満宮

菅原道真を祀る・・学問の神様・・梅の名所・・

本殿はもとより・・たくさんの燈籠・・小さな社・・撫で牛などが点在する・・

境内そこかしこに・・夥しい梅の樹・・折しも咲き始めた花の香りが漂う・・

天満宮「蝋梅」

劇団「四季」ミュージカル「オペラ座の怪人」鑑賞

JR 京都駅内・・京都グランビアホテル15Fの「京都劇場」にて・・

・・1905年・・パリオペラ座のステージ・・

オペラハウスのオーナーがその所有物をオークションにかけているシーン・・

その中のひとつ豪華なシャンデリアを覆ってたベールが取り払われた時・・

厳かなパイプオルガンの響きと共に・・

シャンデリアが漆黒の宙に吊り上がってゆく・・

オペラ座を舞台にしたこの豪華絢爛な悲劇のステージの始まり・・・

音楽、色彩、ロマン、歴史、心、ドラマ、風俗、幻想、・・

隙間無く絢爛に展開される・・美術、芸術・・・

目も耳も心も・・ただただ・・ステージに吸い込まれてしまった3時間・・

ここ数年・・忘れてた感動だった・・

又、いつかこんな感動に出逢いたいと強く思うようになっている・・・

2003.2.1   大原の里へ

雪もよいの日・・大原バス停近くになると・・乗客も少なくなる・・

大原はのどかな山里・・・点在する・・歴史ロマンのおもかげ・・

観光客もまばら・・大原の道を心ゆくまで・・散策・・・

大原の里

三千院・・「往生極楽院」

大原の道

法泉院・・「額縁庭園」

京の町中の神社が・・雅で「動」に対して・・・
大原の社は何処も・・地味で「静」・・

出家隠遁の里だったのだろう・・
いにしえ人にも・・浮き世のストレスがあって・・

心癒される場所を求めたのだろう・・
大原の豊かな自然を取り入れて・・更にそれを「美」に昇華させて・・
受け継がれている・・大原・・

寂光院・・山門

寂光院・・木戸側の庭

寂光院の道

思ひきや深山の奥にすまゐして                 雲居の月をよそに見むとは    建礼門院

大原入
「大原山のおく、寂光院と申す所こそ閑にさぶらへ」と申しければ、

「山里は物のさびしき事こそあるなれども、世のうきよりは住みよかんなるものを」とて、おぼしめしたたせ給ひけり。


大原御幸
 春過ぎ夏来たって、北祭りも過ぎしかば、

法皇夜をこめて大原の奥へぞ御幸なる。しのびの御幸なり。

・・・西の山のふもとに一宇の御堂あり。即ち寂光院是なり。

ふるう作りなせる前水、木立、よしある様の所なり。

・・・女院の御庵室を御覧ずれば、

軒には蔦槿(あさがほ)はひかり、信夫まじりの忘草・・・


六道之沙汰
 「かかる身になることとは、一旦の歎き申すにおよびさぶらはねども、

後生菩提の為には、悦とおぼえさぶふなり。

忽ちに釈迦の遺弟につらなり、忝なく弥陀の本願に乗じて、

五障三従の苦しみをのがれ、三時に六根をきよめ、

一すじに九品の浄刹をねがふ。・・・

古典「平家物語」より

建礼門院が寂光院にお入りになる道すがら・・朧の月の光に姿を映した泉・・

歌を詠まれた滝・・終世お仕えした阿波内侍の墓も・・

おしゃべりに紛れて見落としてしまうほど・・ささやかな景色だった・・・

     

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