氷見のキトキト海の幸と「おわら風の盆」へ

2007年9月1日 快晴

 AM9時30分名古屋駅発、JTB企画のバスツアーに参加

今回も妹と二人道中、かねがね「おわら風の盆」へ行きたいと思い、バスツアー企画を知るやすぐに申し込んだのだが既に満員、キャンセル待ちになった、二週間ほどしたらキャンセルが出来ていよいよ実現、ラッキー♪

東海北陸道を富山へ、最初は新湊の海浜公園に停泊している帆船「海王丸」の船内見学、帆を張った美姿を想像してたのだが、帆は張ってなかった。

船内、船医室にちょっと興味、昔、愉快な小説「どくとるまんぼう航海記」を読んだから・・・

新湊を後にして、午後3時氷見へ到着、ここで、キトキト海の幸の昼食兼夕食、

キトキトとは富山方言で新鮮、とれとれ・・という意味、

あわび、ブリ、甘エビ、などなど新鮮魚介料理で豪華食事♪

午後5時バスが迎えに来て八尾へ、氷見から八尾へは一時間半という・・

「風の盆」中心地まで歩いて20分ほどの駐車場に到着したのは7時だった。

「町流し」を見たいと思うのだが、混雑で見られない事考えて、事前に「おわら演舞場」のチケットを買っておいたので、急ぎ足で会場に向かう・・・

途中、あちこちの「特設ステージ」からおわらの音も聞こえている・・

それにしても、もの凄い人出、

すぐに下新町の町流しに出会った、子供も入ってる輪踊り、こんな風景が八尾の各町内で行われているのだ・・胡弓の音色とお囃子と踊り、ぼんぼり灯りが並ぶ宵の八尾の町・・嬉しくなってワクワク・・早く見たい、見たい・・

「演舞場」まであと数分のところで思いがけないアクシデントに遭遇、

行く人、来る人、立ち止まってステージを見る人、路肩で町流しを待つ人、全てが

一カ所に集中して寿司詰めになってしまった、後ろからも前からも押される・・おろした手を上げることも出来ない・・身動きが出来ない、あちこちから罵声が飛び交う・・不安、冷や汗、このままどうなってしまうんだろうか・・恐い!!

おまわりさんがやっと割り込んできたが、おまわりさんも動けない・・数十分間そのまま・・外部のおまわりさんが通路を開けていたのか、中のおまわりさんが身体を張って一人分ずつの抜け穴を作ってくれて・・やっとの思いで動くことが出来た、・・中に一人でも体調の悪い人や泥酔した人がいたら大事故になってたのでは?・・・・そこを抜けてからもしばらく動悸が治まらなかった・・

到着した演舞場も満員、ステージが遠くていまいち臨場感が薄い、2ステージほど見てから町へ出た、「町流し」はショーではなくてお盆のセレモニー、確定した時間は無いらしい・・そんな中、西町まで来た、地元の方が間もなく町流しが来ます・・ラッキー♪・・そこで待ってた。

西町の流しを最初から最後まで見ることが出来た・・思ったより静かで悠長な雰囲気だった・・衣装姿こそ大人びているが、編み笠の中の顔は男も女も意外と子供っぽい、高校生ぐらいでは、と思えた。

時間もせまってきた、集合場所へ行く途中、東町の町流しに出会い鑑賞、そして又

福島町の町流しにも遭遇・・それぞれのスタイルがあるらしい・・

直線的な男踊りが美しく心惹かれる・・秋の稲穂をイメージする。

「おわら風の盆」上品で優雅、哀調、厳か、悠長、季の情緒、越中の小さな町の宵の幻想のような美しい祭り・・来られて嬉しかった・・

このまま帰るのが心残り・・来年も来ようかな・・と・・

コンデジだけの拙いカメラテクニックでは良い画像は撮れなかった

たまたま、同日同時刻に天満町で取材してたNET友さんの画像をお借りして「風の盆」情緒をお伝えします。

NET友さんのページ「風の盆」画像が美しく編集されています

・・・剱 立山 夕日に染めて 越の八尾は オワラ 風の盆・・・

歌詞はNETからお借りしました

午前零時過ぎ、おわらと胡弓の余韻と共にバスで再び氷見の阿尾の浦温泉の宿到着

温泉は塩辛い湯・・のびのび露天に浸り「風の盆」のロマンを想う・・

毎日なんでこんなにセコセコして過ごしているんだろう・・・旅に出るべし・・

朝はちょっと遅い出発、

「北国新聞」は全面「風の盆」画像で埋め尽くされている、

記念に新聞を買いに行こうとしたら迎えバスが来てしまった・・

何処かで買おうと思うも、バスはコンビニには寄らない・・

越中富山の老舗薬屋を見学、そして源の「ますのすし」のショッピングセンターへ

車中で昼食、バスは白川郷へ・・

白川郷は数回来ているので、新しいところだけ見学、きれいに整備された荘川の川原の土手の芝生の木陰で、おしゃべり、散策・・・

四回目の白川郷だけど、冬に来たことは無いのだ・・いつも夏の暑い日ばっかり・・この日も暑かった・・

かくして、午後7時名古屋駅到着、あこがれた「風の盆」の形が漠然と見えて来た気がする・・もっと確定するために、来年も行きたい気持ちがさらに強まる・・