青の炎
 ★ ★ ★ ★ ★

監督 蜷川幸雄 主演 二宮和也 松浦亜弥

監督に蜷川幸雄を据えたからなのか、原作が元々そうゆうお話だったからなのか、
アイドル映画としてはかなりの高級品。
原作を知らないので、大人は解ってくれないみたいな話だったらやだなと思っていたのだが、
そんなこともなかった。
二宮和也はとりあえず演技をする。ハロプロに比べてジャニーズは 底力があるね、やっぱり。
松浦亜弥は演技のスキルはないものの、そこは日本一のアイドル表現力の持ち主なので、
青春の生暖かい部分を全身で表現する。
これならどこに出しても恥ずかしくない。


あずみ ★ ★ ★

監督 北村龍平 主演 上戸彩

あずみはよく「見所は上戸彩の太股だけ」と揶揄されるが、
上戸彩の太股が堪能できるならアイドル映画はとしては大成功ではないか。
アクションも修羅雪姫の釈ちゃんにはそりゃあ到底及ばないが、
がんばってかっちょよく、そしてかわいらしくポーズをつけてる。
それに正しくは「見所は上戸彩の太股と原田芳雄のチャンバラだけ」である。
ビッグマウス北村龍平には飯野賢治と同じオーラを感じるが、
大丈夫、コケてもVシネがあるさ。


TAXi3  ★

製作・脚本 リュック・ベンソン 監督ジェラール・クラヴジック

景気がいいのはオープニングだけ。
アレ見たら今回のテーマはブルース・リーと007だと思うだろう普通。
本編でやってることといえば、決して美しいとは言い難い中国美女と、
いつもの面々が「REDSHADOW赤影」並みのギャグを駆使して戯れるだけ。
雪山チェイスはただ雪山を車が滑り降りてるだけで、何の高揚感も無し。
カンフー無し、カーチェイスも中途半端。
することなくなったんなら今回でやめにしとけ。


恋愛寫眞 Collage of Our Life ★ ★ 

監督 堤幸彦 主演 広末涼子 松田龍平

前半は広末涼子のPVとしてなら3800円払ってDVDを買ってもいい。
マヨネーズのくだりあたりで、うっかり全盛期のあの頃の気分にもどっちまいそうになった。
後半になって物語が動き出してからは、もう何がしたいんだかわかんない。
なんで銃撃戦で、しかも「溺れる魚」になっちゃうのか。
堤幸彦は映画を撮りたいなら逃げちゃダメだ。
最近のイエローキャブは調子に乗りすぎ。
松田龍平は場数を踏んで、ちょっとだけ巧くなったかもしれないが、
「御法度」の頃の色気は当然のように失ったな。


チャーリーズ・エンジェル フルスロットル  ★ ★ ★

監督 マックG 主演 キャメロン・ディアス ドリュー・バリモア ルーシー・リュー

あの3人に全く興味がないので、思わずサイボーグことデミ・ムーアを応援してしまった。

だいたいが、連中が当然のようにお色気を振りまくのが気にくわねえ。
いかがわしさが足りん。お色気に魂が入ってねえ。
こんな予定調和のお色気俺は認めんぞ。
俺のチンポが認めても、俺のゴーストが認めねえと言ってる。


ドラゴンヘッド ★ ★ ★

監督 飯田譲治 主演 妻夫木聡 SAYAKA

例によって見所はSAYAKAの太股。
SAYAKAがいつパンチラするかと、ハラハラドキドキしてるだけで最後まで観てしまった。
SAYAKAはなかなか悪くない。ただ、お母ちゃんの顔が背後霊のように浮かんでくるのがにんともかんとも。
で、やってることは、不死身だが不抜けた男が、キチガイどもと戯れつつ、
定期的にヒロインと抱き合いながら、荒野をふらふらとうろついて、あれよあれよという間に破滅して終わり。
ちょっと薄暗いだけで、早い話が少年少女の冒険活劇だろ。
飯田譲治にこんなこと言っても詮無いことだけど、ぶっちゃけりゃあよかったんだよ。
それかもっと陰惨にするか、どっちにしろ中途半端だ。もっと気合い入れんかい!冒険活劇は気合いだ。
でも、瓦礫がボコボコ落ちてきて、やる気のない連中がポコポコ死んでくシーンは良かったぞ。
特撮だけは良くできてる。ホントの見所はココ。


スパイキッズ3−D:ゲームオーバー ★ ★ ★

監督・脚本・製作・デジタル撮影・音楽・美術・編集 ロバート・ロドリゲス
  

主演 アントニオ・バンデラス アレクサ・ヴェガ ダリル・サバラ

あれよあれよという間に大人には理解不能なスピードで映画が展開して、
気がついたら終わってる。戦隊モノの劇場版級のスピード感。ストーリーもへったくれもない。
それに赤青メガネが加わって、完全にお子様向けのアトラクションと化してしまった。
姉カルメンがゲームの中から出てこれなくなっちゃって、弟ジュニが助けにはいる。
そう、今回の主役は完全にジュニなのである。そこに中盤からおじいちゃんとカルメンが加わるが、
見せ場があるのはここまで。
バンデラス以下いつもの面々は、顔見せのために最後のほうにちょろっとでてくるだけ。
今回何がダメだっちゅうたら、3D映像を見せることだけに絞って映画が設計されているために、
2までにあった家族の一体感がおざなりになってしまったところにある。
さらにスパイグッズも見せ場無し。
3D映像の方も思ったほど迫力があるわけではなく、お子様たちの反応を見ていたら、
「USJのターミネーターのほうが迫力あったよねー」とか言われちゃってた。
映画の出来としては★ ★。
しかしながら、赤青メガネの脱着が結構楽しくて、いつも心は中学生なのが、
小学生ぐらいの気分になって楽しんでしまったので、★ ★ ★。
エンドロールで、子供たちがホントに子供だった1作目撮影時の映像が流れる。
成長しちゃったのでこれで終わりとゆうこっちゃね。

それにしてもメガネ者には少々つらかった。


ローマの休日 製作50周年記念デジタル・ニューリマスター版  ★ ★ ★ ★ 

監督 ウィリアム・ワイラー 主演 
オードリー・ヘプバーン グレゴリー・ペック

ローマの休日を大スクリーンで観る機会を与えてくださったアピタに感謝。
大スクリーンで観ると、テレビで見ていたんでは伝わらないものが伝わる。
ヘプバーンの手だ。
なんと言っても寝姿によるヘプバーンの手だぁ。

最近の私は女優の局部を見に映画館に行ってる気がする。


マトリックス レボリューションズ
 ★ ★ ★ ★ 

監督 
ウォシャウスキー兄弟 主演 キアヌ・リーブス

私はあのパワーローダーが大活躍すれば、それで大満足なつもりで観にいったので、
パワーローダー軍団が拳を天に向かって突き上げた瞬間、完全に思考を停止させた。
もうストーリーなんてどうでもいい。前2作なんて知ったこっちゃない。
パワーローダー軍団+リンクの奥さんバズーカVSセンチネル軍団+巨大ドリルと、
実写版ドラゴンボールで結構お腹いっぱい。
そう、これはもう「マトリックス」と呼べるものではない。完全に様式美を失ったアクションに、
にんともかんともと思うか、もういいからぶっとばせと思うかが勝負の分かれ目。
後には脱力のラストが待ってるだけなのだから。
そもそもお話をちゃんと畳めるんなら、あんなに謎をふりまかないって。
誰がなんと言おうと、特撮ヒーローアクションの傑作。


G@ME. ★ 

監督 
井坂聡 主演 藤木直人  仲間由紀恵

仲間由紀恵版「カオス」を期待してたんだけんど、そうゆうもんじゃなかったのね。
「マナに抱かれて」まで堕ちた井坂聡には何も期待してなかったが、
特にオープニングと後半の恋愛描写がなんとも陳腐。さらに音楽もダメ。
お話は良くできた話だとは思うが、二転三転した挙げ句に結末がどうでもよくなる。
仲間由紀恵はとりあえず脚を出す。そして濃厚な接吻からのベッドシーン有り。
藤木直人には興味なし。

最近の邦画は女優の脚ばっかり見てる気がするな。


スカイハイ ★ ★ ★ 

監督 北村龍平 主演 釈由美子

岡本綾の脚、尻、乳。北村龍平ナイスだ。

何のひねりもないオカルト刑事モノでありましたな。
北村龍平の演出は、相変わらずドラマ部分は下手だし、
アクションはたるい。何より尺が長い。
アクションの合間にやたらポーズをつけたがるのは、
かっこいいと思ってやっているなら良いが、ギャグでやっているなら俺は許さん。

あの巫女さん好きだ。


バッド ボーイズ2バッド 

監督 マイケル・ベイ 主演
 ウィル・スミス マーティン・ローレンス

やはりブラッカイマーとマイケル・ベイの映画なんて観るもんじゃないな。
バッドボーイズってお手軽刑事アクションじゃなかったのかね、
何でもかんでも長尺にしやがって、
ブラッカイマーいい加減にしろ。
脚本がダメなのには今更文句言うつもりはないが、マイケル・ベイには向上心ても んがないのかね。
それともこれでよいと思ってるのか。
とにかくアクションが下手すぎる。一つ一つのアクションがぶつ切れで、
全く空間を演出できてない。せめてアクションだけでも何とかしてくれんと。

その他、テンポがある風の演出をしてるだけで、実際には全くテンポがない。
トリッキーなカメラワークもうっとうしいだけ。
さんざんドンパチやっといてこの退屈さは、
いかんともしがたいものがありますな。
脚本ダメ、アクションダメでしかも尺が長い。救いは巨乳死体だけか。
忘れていたが
ウィル・スミスとマーティン・ローレンスには全く興味がないので語ることはない。


フォーン・ブース ★ ★ ★

監督 ジョエル・シューマカー 主演 コリン・ファレル

アイデア一発勝負の映画を観るうえでのルールは一つ、
一発アイデア以外の部分におもしろさを求めないこと。
そんなものは、はなっから無いのだから。
そのアイデアがちゃんと生きるような映画にまとまっていれば、及第点。
はっきり言ってお話はどうでもいい話である。
ただそれがあくまで映画としてのボリュームを確保するための要素であり、
ある程度の尺がとれたら過度におもわせぶりにならず、一定のオチをつけてにさらっと終わる。
これで良い。そのパランス感覚が大事である。
★ ★ ★だが、満点だ。
ちなみに本作の一番良いとこは、エンドロールが短いことである。


ファイン ディング・ニモ ★ ★ 

監督 
アンドリュー・スタントン

前夜祭と称した本公開一日前の先行上映でありながら、各種割引も使えるというので、
朝イチの9:30に突入してきた。
THXの一番でかいスクリーンに俺一人。当然のようにど真ん中に座る。
何の雑音もない、まさに俺と映画との一対一の真剣勝負。
これが平日の朝っぱらから映画を観に行く醍醐味である。

今年もピクサーは直球勝負。
お父ちゃんが喧嘩した状態のまま、さらわれてしまった息子を捜すべく旅に出て、
お父ちゃんと息子がともに成長して和解するのである。
安定感は他の追随を許さない。
ただあまりに真っ当すぎて、映画の核になるようなアイデアが弱くなっちゃった。
それとラストにもう一工夫ほしいとこだな。
はっきり言って本道のお話を脇から支える部分が圧倒的に弱いのである。


とっとこハム太郎 ハムハムグランプリン オーロラ谷の奇跡 リボンちゃん危機一髪! ★ ★

監督 出崎統

今年もとってつけたようにミニハムずが出てくるのだが、
高橋がそのままタカハシになっちゃうあたりが、矢口無き後のミニモニの弱さを象徴している。
それはおいといて、なっちが声優として出ずっぱりというサービスぶりである。
贔屓目に見て、この映画の主役はなっちじゃなけりゃならんのじゃないのか。
実際は海賊との2択なのだが、当然私はなっちをとる。
どちらにしてもどっちかに絞らないと、脚本が中途半端きわまりない。
そのうえ、どうしてこう毎回一本調子なんだろうな。
しかも合間に入る歌がリズムを作るどころか、一本調子感を増幅させている。
出崎の例のヤツみたいなこともやっているのだが、あれをやるにはドラマがいるのだ。
なっちと苦労人のゲッツに免じて★ ★。(2003/12/13)


ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS ★ ★

監督 手塚昌明 主演 金子昇

前作の直接の続編である。
前作には薄っぺらいが、釈ちゃんという芯があった。
今回は映画そのものに焦点がないこと甚だしい。
モスラとしても、メカゴジラとしても、整備員のドラマとしても中途半端。
例によってゴジラは一人も人間を殺さないので、
都市を蹂躙されて逃げまどう人間の視点もまったくない。
ゴジラはあくまで機龍と戦うために現れるのだ。
では怪獣プロレスがメインかというと、
この話は最終的に戦わない話なのである。モスラは鱗粉吹いてるだけだし。
役者に関しては、舞台はミスキャストでいっぱい。
よかったのはタイトルの出方だけだ。
それと機龍の最後のメッセージは、恥ずかしい演出好きの人は恥ずかしい気分になれるぞ。
俺の他にそんな奴がいるかは知らんが。(2003/12/13)


あたしンち ★ ★ ★

監督 やすみ哲夫

これを「あたしンち」で映画にする必要があったかはこの際おいといて、
ネタとしては母娘の入れ替わりである。
娘の修学旅行と、母の同窓会を通して、それぞれの想いが交錯する見事な直球であった。
それでも鳩は余計だったかな。
それと欲を言えば、最後の母の強さを見せる部分を、
もうちょっとうまく見せられると良かったのにな。(2003/12/14)


こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE 2 UFO襲来!トルネード大作戦!! ★ ★ ★

監督 高松信司

とりあえず人情話の筋だけ通しておいて、あとは訳のわからない設定を、
ドタバタアクションと破壊の力業で押し切る。
そして最終的にオールスターキャストの祭りに突入する、実に正しい作りになっている。
ドタバタアクションと都市の破壊にちゃんと気持ちよさがあってよろしい。
平山あやはゲストのアイドルとしての役割は、とりあえず果たしてると思うぞ。
歌っちゃったりするしね。(2003/12/20)


ミシェル・ヴァイヨン ★ ★ ★

監督 ルイ=パスカル・クヴレア 脚本 リュック・ベッソン 出演 サガモール・ステヴナン

いきなり格調高く始まるので、久しぶりに真面目にフランス映画をつくったのかと思いきや、
リュック・ベッソンの中坊魂は健在であった。
漫画原作なだけあって、はっきり言って漫画ですわ。
主人公のライバルチームが娘の手によって久々に復活する。
辛酸を舐めていた父の無念を晴らすため、さっそうと登場したこの女こそが
漫画映画を一人で支えてしまうのである。
当然、高慢チキで嫌な女なので、クルーが勝つためにちょっと反論しただけでクビにしちゃったりするのだ。
そしてレースが始まると、レースなんて知ったこっちゃ無い、とにかく勝てばいいのよと、
子飼いの電波娘を使ってレースそっちのけで嫌がらせをするのである。
かくしてレースは破綻しましたとさ。
レースシーンをいくらちゃんと撮っても、レースそっちのけで場外乱闘してちゃしょうがないだろう。
映像の格調高さと、やってることのアホらしさのアンバランスを楽しめ。
レース映像だけはホントに素晴らしいからね。(2003/12/20)



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