ELECTRIC DRAGON 80000V
  

監督・脚本 石井聰亙 主演 浅野忠信 永瀬正敏

石井聰亙がキチガイじみたところに戻ってきたのは素直に喜ばしいことだが、
これで完全復活とは言い難いものがある。なんだかずいぶんこぢんまりとしちゃった。

そもそも二大スター共演なんていらんよ。
この2人が出てるだけでもう映画が決まっちゃって、 エキセントリックさが予定調和になっちゃった。
何が足りないかと言ったら、それは集団の得体の知れないパワーだ。
次はこの設定で「バトルロワイヤル」を撮るべし。(2003/12/29)


極道恐怖大劇場 牛頭
 ★ ★ ★ ★ ★

監督 三池崇史 主演 曽根英樹 
哀川翔

三池映画の特徴の一つとして、最終的な収まりの良さと、その爽やかさが挙げられる。
異常な状況を積み重ねていくも、最終的に南とアニキの極道者同士の愛に突き抜ける。
ジバンシーの穴あきパンツがはためく中で、南がアニキに愛を告白するシーンのなんと素晴らしきことか。
この収まりの良さ、あくまでこの作品は極道Vシネなのだ。
世界一のVシネ監督三池崇史の流石の采配である。

三池崇史は破壊者である前に職人である。
ここがへろへろのションベンカーブを投げて喜んでる連中と違うとこ。
ちなみに撮影地は我が町稲沢の隣町。


死の標的 ★ ★ ★

監督 ドワイト・H・リトル 主演 スティーブン・セガール

麻薬捜査官セガールは、その殺伐とした世界に嫌気がさして田舎に帰る。
しかし故郷に帰っても麻薬はセガールにつきまとう。
故郷の町は完全に麻薬に汚染されていた。
そしてなんと麻薬王はブードゥー教の呪術を駆使するオカルト野郎だったのです。
最初は我関せずだったセガールだが、家族を傷つけられてその怒りが爆発する。
あとはいつものやりたい放題。
最後にはオカルトを越える隠し球が、そのばかばかしさに花を添える。
セガール映画には珍しく、大ボスが魅力的なとこが良いとこ。(2003/12/29)



ノックオフ ★ ★

監督 ツイ・ハーク 主演 ジャン・クロード・ヴァン・ダム

すっかり失念していたのだが、こうまでダメな映画であったか。
序盤に出てくる女刑事のスカートの中身がスパッツみたいなのだった時点でやる気なくすわ。
脚本がダメなのは折り込み済みなのでいいとして、
最大の問題は、ヴァン・ダムの蹴りをロングの画でちゃんと見せる気がないこと。(日記より転載2003/12/16)



アイコ十六歳 ★ ★ ★

監督 今関あきよし 主演 冨田靖子

最後に観たのは10年は前だったか、名古屋が舞台なこともすっかり忘れていた。
では何故そんな映画のDVDを買ってしまったのか。
それはひとえに、この映画のもつ強烈な恥ずかしさが、
この映画の登場人物たちと同年代だった私の心に深く刻み込まれたからであり、
店頭でDVDを手に取ったときにその快感が甦ってきたからである。
とりあえず、当時気づいてなかった松下由樹を確認。
流石に名古屋弁は達者か。それと現在に至る巨乳の片鱗はそこはかとなくあったような。 

この映画の良いとこは、視点が主人公を取り巻く社会には無く、
完全に主人公の視覚の範囲内に限定されていること。
青春映画はこうあるべし。
だからこそ後半少々鬱でナイーブな展開になっても、イヤミにならずに恥ずかしさを存分に楽しめる。
無論、冨田靖子が素晴らしいのは言うまでもない。(日記より転載 2003/12/17.18)


ごめん ★ ★ ★ ★ ★

監督 富樫森 主演 
久野雅弘

なるほど地味に評判になるのも解る。完成度高いわ。
小6と中2の恋愛を成立させるために、ちょいと無理してる部分もあるが、ここは目をつむるとこ。
あとは演出も子役陣も破綻無し。子供の真っ直ぐな気持ちを見事に描ききる。
そのうえで、精通という核となるアイデアをちゃんと持ってるのが偉い。
完成度の高い中に、この映画でしか食えない味がきっちり入れてあるのだ。
そして何よりこの映画を魅力的にしているのは、主役の男の子の顔芸である。
顔の原型を忘れちゃうくらい、状況に合わせてこれしかないという顔ができる。
この顔を得たことのよって、この映画は傑作へと突き抜けたと言ってもいい。(2003/12/24)



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