レプリカント ★ ★ ★

監督 リンゴ・ラム 主演 ジャン=クロード・ヴァン・ダム

とんでもなく馬鹿馬鹿しい脚本だが、それをリンゴ・ラムが手堅くまとめてるので、
目をつむるべきところで目をつむれば、とりあえず一本筋が通ってるようには見える。
ビデオスルーのB級刑事モノとして見れば、そんなに悪いもんじゃない。
ただ2人もヴァン・ダムがいるのに、真ん中にヴァン・ダムがいないのはどうかと。
せめて最後に”レプリカント”ヴァン・ダムが怒り狂ってくれれば、
もうちっとヴァン・ダムに感情移入できそうなもんなのに。
アクションは肝はわかってるみたいで、ちゃんとヴァンダムに蹴り合いをさせてるが、あまりにも地味。
ここはやはりヴァン・ダム同士の跳び蹴り合戦が欲しいところ。


ekiden[駅伝] ★ ★ ★

監督 浜本正機 主演 伊藤高史 田中麗奈 中村俊介

やってることはかなりの王道。
全体を通してちゃんとクサくて大げさな感じになっているのでよい。
問題は伊藤高史、田中麗奈、中村俊介の三角関係と、伊藤高史率いる独立愚連隊が
駅伝に挑戦するサラリーマンモノの王道の2つの要素がうまく融合してないこと。
なんせ中村俊介とサラリーマン達に全く関係がないのだから融合のしようがない。
そしてゴールしたときに2つのお話が相反する状況になっているので、
双方共に立たせようと思っても無理な話である。
一応最後の伊藤高史のマラソンに双方の想いが乗っかることによって、
何とかまとめたつもりなのだろうけど、アレは蛇足の部分だから。
どっちつかずの印象は拭えない。


サドン・デス ★ ★ ★

監督 ピーター・ハイアムズ 主演 ジャン=クロード・ヴァン・ダム

過去の記憶なんてあてにならんもんで、またダメ映画のDVDを買ってしまったと思っていたが、
以外と楽しめるじゃないか。

やってることは『ダイ・ハード』の縮小再生産で、それに親子の味付けがしてある。
テロリストがタイムリミットを指定するのだが、ヴァン・ダム映画でそれをやっても
ドキドキするわけがない。ただ、テロリストがタイムリミットに合わせて
ちゃんと定期的に、しかも女から殺していくのがこの映画の良いとこ。

そして、「お父ちゃんはやっぱり最強だったんだね」という子供の視線。
これがあるから事件そのものがおざなりになっても後半ちゃんと盛り上がるし、
ヴァン・ダムがヒーロー足り得てる。

アクションはそこそこ。
最後のヘリコプター墜落は確かに素晴らしいが、やはりヴァン・ダムの蹴りを一番の見所にしてくれんと。

今、ヴァン・ダムが没落の一途をたどってるからこそ、子供の視線とシンクロして
「ヴァン・ダムはやっぱり最強だったんだね」という気分になれる一作。


ブルージーン・コップ ★ ★ ★ ★

監督 デラン・サラフィアン 主演 ジャン=クロード・ヴァン・ダム

結論から言えば、ヴァン・ダム映画の中では傑作の部類にはいると思うぞ。

取って付けたようにお話は展開するが、いちいち監獄モノとして正しい描写を
力強い演出で見せていくので安心して見てられる。
最終的に当然のように事件をほっぽりだして大ボスとの対決に突入するが、
大ボスとの対決に持ち込めれば多少強引でも問題なし。
そりゃあ大ボスと事件とがもうちっと絡めよとも思ったが、それは高望みというもの。

アクションは若き日のヴァン・ダムの蹴りが十分堪能できる。
ヴァン・ダムはとにかく蹴ってりゃいいのである。

ひとつ不満があるとすれば、相棒の女が脱ぐシーンが寸止めには早すぎること。
せめてスカートに手をかけて、足首にするりと滑り落ちるカットがないといかんだろう。




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